「死んでも成し遂げるという先生の決意を何だと思ってやがる‼」
概要
CV:下地紫野
初出は新約2巻。土御門舞夏と同じく繚乱家政女学校の生徒にして、雲川芹亜の妹。 ナイスバディな姉と違い彼女のほうは結構控えめな大きさをして…以下省略‼
舞夏のクラスメイトでもあり、身に着けているメイド服はミニスカートに蛍光カラーのコルセット、 そしてウサギの形をした名札をスカートに貼り付けたというまるで電気街にいそうな、舞夏曰く胡散臭いという出で立ち。そんなものを着ている理由は「明らかに自分より劣る相手に仕える事」を目標としているためであるらしい…。
しかしながら、成績の方はトップクラスであり、それに加えて能力強度・運動神経に幸運をも兼ね備えた完璧美少女を自負し、それ故にプライドの崩壊を招きやすい不測の事態や窮地に対する免疫を作るという理由から、「プライドが折れない程度に傷つける」様に心掛け、ワザと自らのプライドに傷がつく行為を率先して行っている。
不登校に陥っていた際、『落第防止』として活動していた頃の木原加群と出会い、心身共に救われたことがあり、彼に感謝と強い憧れを抱いていたが、木原一族の中に人の役に立つという存在という異端の道を諦めさせて排除し、彼の中の木原を目覚めさせるべく暗躍する木原病理の息のかかった通り魔に仕立て上げられた無実の少年に襲われ、病理の目論見通り、加群の中に眠る木原一族の血を呼び覚ます贄にされた過去を持つ(その後、独自に事件の事を調べて事の真相を既に知っていた模様…)。
加群が病理の関与に感づき、木原一族の特性を抑えきれなくなりながらも病理に利用された少年の復讐の為に、姿を消した現在でも加群の事を慕っており、 『バゲージシティ』で行われる『ナチュラルセレクター』に加群が現れるかもしれないという情報を得た事により自ら『学園都市』と『反学園都市サイエンスガーディアン』、そして裏で蠢く『グレムリン』たちが激突する戦場に飛び込むことになる。
そしてそこで遂に加群と会合を果たすが、それと同時に始まった彼と仇敵・病理の対決に立ち会う事となり、激闘の末、病理は倒されるが、その戦いで致命傷を負った加群から「(彼を慕い尊敬していた生徒たち全て、巻き込まれた無実の少年、そして全世界の住人へと向けた)済まなかった…」という謝罪の言葉を受け取ると共に、彼の死を見届ける。
そして加群の死の後、仲間であるベルシ(加群)の死に激昂したマリアン=スリンゲナイヤーに彼を死地へと誘わせた全ての元凶として襲撃を受け、殺されそうになるが、加群が予めこうなった時の為に呼び寄せておいた上条当麻が駆けつけて来たことで救われ、更にその後に勃発したオティヌスとオッレルスのやりとりにも立ち会う事となった。
なお、その後オティヌスが『死者の軍勢』に加群を加えようとした際には、彼女を糾弾したが、結局聞き入れられる事は無かった。
その後の動向は不明であったが、新約8巻にて再び登場、色々あって人命救助人形と化した加群と共にグレムリンの正規メンバーのフレイヤとその母親を保護し何処かへと去って行った…。
能力
「暴風車軸(バイオレンスドーナツ)」
レベル2相当。
自分自身の体から生み出す遠心力を、0.5~2倍の範囲で増減させることが出来る。
ただし、身体構造そのものの強化は出来ないため、全力で攻撃すると自分の体にダメージが帰ってきてしまうという難儀な特徴を持つ。
なお、彼女はこの能力を最大限に引き出す為、色々な格闘術(カポエラやブレイクダンス、ポールダンス)を組み合わせたオリジナルの格闘術を習得している。