台湾の人形劇「霹靂布袋戲」シリーズの第14作目。
2004年4月開始で、全26集。
作品解説
概要
傲笑紅塵らの活躍によって葉口月人の侵略が収まるが、その影で嗜血者(吸血鬼)の支配が広まって行く。30年後の素續緣から渡された文書の内容は現実になるのか、という緊張感を背景に、葉月口人との激闘が続くシリーズ。
嗜血者の設定上、西洋風の衣装や事物がたくさん出てくる。
主な登場人物
中原一の賢人。前シリーズで死亡した。
雲渡山の高僧。特殊な病原菌に侵され隔離されている。
大剣を背負った隠者。二大支柱を失った武林で、正道の中心になって葉口月人と戦う。
帯剣を許されている特殊な僧侶。時空を渡り、「30年後の武林は嗜血者に支配されている」という事実を目の当たりにする。
道教の伝説的な剣客。武林の危機を見過ごせず、世俗に戻って来る。
儒教の一派、「儒門天下」の龍首と呼ばれる人物。煙管と琴を好む風雅人。劍子仙跡と佛劍分說の友人。
- 梵剎伽藍
西佛國の「活佛」である少年。物静かで達観している。
素還真の息子。現在では葉口月人と、未来では嗜血者と戦っている。
剣架を背負った青年。葉口月人の陣地に単身乗り込み、命を落とす。
- 九幽
葉月口月人を統率する女性。圧倒的な武力で中原正道を追い詰めるが、計算外の事態で失脚する。
- 蜀道行
武痴の伝承者たる侠客。死病から回復したのち、人が変わったようになる。
- 柳湘音
蜀道行の娘である盲目の少女。妊娠中。嗜血者に拉致される。
- 聶求刑
柳湘音の夫。蜀道行とともに柳湘音を取り戻そうとする。
- 西蒙
嗜血者の長。闍城の城主。黒衣の美青年。「聖女」を利用して強力な魔を作り出そうとする。
- 禔摩
白銀の衣装をまとった嗜血者。西蒙に心酔していて嫉妬深い。
- 蒼白奇子
顔は子ども、体は老人の様をした白衣の奇人。正道に協力し嗜血者を止めようとする。
- 金小俠
三人の義父を持つ少年義侠。茶理王に連れ去られる。
- 茶理王
丸顔で背が低い嗜血者のおじさん。本当は偉い人。
- 四分之三
黒髪黒衣の無愛想な青年。嗜血者に対抗する「驅魔人」のひとり。
- 半分之間
白髪白衣の人懐こい青年。驅魔人のひとり。
- 蘇安
ビリヤードバーの女店主。驅魔人に情報提供している。
- 女陰陽師
邪能境の主、陰陽師の女性体。勝気な美人。
陰陽師の宿敵。女陰陽師に求愛中。
- 銀狐
獣族の刀客。葉口月人に対抗する重要な戦力のひとり。
- 臥江子
天外南海出身の賢人。葉月口月人とは深い因縁がある。
- 魔龍祭天
野心家の意識能力者。変装して各派に潜り込む。
- 杜一葦
変わった風采の饅頭売り。正道の有力な助け手。
関連タグ