餓鬼魂

がきだま

『餓鬼魂』とは、夢枕獏の短編をもとに円谷プロが製作した、1985年のオリジナルビデオ作品。54分。

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目次 [非表示]

1 概要

2 あらすじ

3 キャスト

4 関連タグ

概要

夢枕獏による闇狩り師シリーズの一編餓鬼魂を原作に、円谷プロが当時最新のSFX技術で製作した怪奇特撮作品。Vシネマなどが量産される数年前に制作されており、東芝映像ソフトからビデオカセットが発売された後、2008年にジェネオンエンタテインメント（現：NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン）から本編とビデオカセット当時は別売りされていたメイキングビデオ『Making of 餓鬼魂』を映像特典として収録したHDニューマスターDVDが『餓鬼魂デラックス版』のタイトルで発売されたが、いずれも2024年現在では廃盤となっている。

造型師の若狭新一は本作品で特殊メイクアーティストとしてデビューした。若狭は、ウルトラマン80で関わりのあった山口修からの依頼を受けての参加であった

あらすじ

週刊誌記者の森岡と北村は、山中に現れて食べ物を食らう人魂の取材をする。その取材後から、森岡は異常な食欲を覚えるようになり、口の周りがただれ始める。彼の食事の量はどんどんと増えていき、ついには夜中に冷蔵庫の中を漁って生肉まで食べ続けるようになる。森岡の異変に気付き、彼を気遣う妻の道子。そんな彼らを監視する謎のロングコートの男。やがてある夜、森岡の口を裂いて、彼の体内に潜んでいた“餓鬼魂”が姿を現した……。