概要
いわさきグループを構成する1社で、本社は鹿児島県鹿児島市に置かれている。
源流となった会社は南薩鉄道と三州自動車(旧)で、1964年に三州自動車(旧)が南薩鉄道を合併して現在の鹿児島交通につながる鹿児島交通(旧)が出来上がった。鉄道事業は鹿児島交通(旧)が設立される2年前に万世線が廃線となり、1965年に知覧線が、1984年に枕崎線が廃線となり、鉄道事業から撤退した。なお廃止後も一部の車両は加世田営業所構内にある整備工場内で大切に保管されている。
2001年に鹿児島交通(旧)は種子島交通・屋久島交通・鹿児島空港リムジン・南海郵船・鹿児島商船・山川水産研究所と合併していわさきコーポレーションとなり、一旦会社名が消滅した。
2004年、鹿児島市周辺、薩摩半島内の一般路線バス事業がいわさきコーポレーションより分離され、現在の鹿児島交通が誕生。同年に都城営業所の譲渡先として三州自動車(新)が誕生し、同社の都城営業所となる。
2016年にいわさきバスネットワーク(旧林田産業交通)から全てのバス事業を、2018年には三州自動車の事業を全て譲り受け、両社は解散となった。
営業所
- 鹿児島営業所:鹿児島市浜町
- 鹿児島西営業所:鹿児島市星ヶ峯5丁目
- 谷山営業所:鹿児島市谷山中央5丁目
- 加世田営業所:南さつま市加世田武田
- 指宿営業所:指宿市湊1丁目
- 枕崎営業所:枕崎市東本町
- 川内営業所:薩摩川内市御陵下町
- 国分営業所:霧島市国分福島3丁目
- 鹿屋営業所:肝属郡肝付町富山
- 志布志営業所:志布志市志布志町志布志3丁目
- 都城営業所:宮崎県都城市吉尾町
高速バス
車両
自社発注車は基本的に高馬力・中4枚折戸仕様の「鹿児島スタンダード」が導入されていたが、現在は元都営バスや元国際興業バスの中古車が大半を占めている。
車両は白をベースにいわさきグループのコーポレートマークであるヤシの木をちりばめたデザイン。社名はひらがなで「かごしまこうつう」と表記されている。