黒曜石は砕けない
こくようせきはくだけない
狩猟環境安定の火山でブラキディオスを狩猟するという一見普通のクエストに見えるが……。
実はこのクエストに出てくる固体は電撃・ランディープのラギアクルス亜種&JUMP・獄界の門番のジンオウガ亜種を髣髴とさせる…いや、それらをも超える超絶強化個体である。
体力、攻撃倍率、全体防御率、怯み倍率、サイズが通常個体と比べて大幅に上昇している点では前例二つと同じなのだが、この固体はそれに加えて、(この個体の元ネタと推測できる彼の、ある状態を再現するかのように)怒りやすさに異常な補正が加えられている。
具体的に言うなら、攻撃力98&ゲージ黄色のハンターナイフで斬りかかっただけで即座にプッツンする。というか、キック一発でもマジギレする。
その短気っぷりはもはやディアブロス亜種やエスピナス希少種などの比では無い。
火薬岩1つ砕いただけで逆上し、剣先がかすっただけで激怒し、ウロコトルから邪魔を食らっただけで殺気立ち、ハンターが蹴っただけで怒髪天、挙句の果てには自分でバラ撒いた粘菌の爆発に巻き込まれて逆ギレ激昂する始末。(モンスターハンター大辞典wikiの記述より抜粋)
ただでさえブラキは怒り状態が危険なのに、ほぼ常時キレっぱなし&金冠サイズ&超攻撃力という補正が加わったこの固体の強さは最早危険という言葉すら生ぬるい。
依頼人が「グレートですよこいつはァ…!」と言ったのも頷けるだろう。
このとんでもない仕様ゆえに日本全国で心を粉々に砕かれたハンターが続出し、このクエストはMH3G最凶のクエストとして多くのハンターの心に刻まれる事となった。
一方で心を砕かれるどころかこのクエストを上位武器や下位武器、防具無しで突破する超人ハンターも現れており、多くのハンターに希望を与えたのだとか(下記の動画も参照)。
というより、プロハンの間では腕試しの最高峰のクエストのような捉え方もされており、本クエストのソロクリアを目標にしていた者も決して少なくはなかったようだ。
ただ、イベントクエストと腕試しクエストを抱き合わせにすることに関してはさすがにまずいと判断されたのか、MH4以降のクエストではここまで極端な強化クエストは一切登場していない。
- このクエストをクリアし、コラボアイテムの「不砕のダイヤ」を5つ集めることで、東方仗助のスタンド「クレイジー・ダイヤモンド」を模したハンマー「クレイジー・D」を作成できる。攻撃力は同作トップの値を誇るが斬れ味ゲージが匠発動でも白までとイマイチ。ただ、このハンマーには特殊な効果が備わっており、他のプレイヤーを攻撃すると、攻撃したプレイヤーの体力を微量回復させることができる。恐らく、「触れた物体を直す」というクレイジー・ダイヤモンドの性能を意識したものなのだろう。
- なお、海外版のMH3Uでは版権の都合からデザインと名称が差し替えられており、「Majestic Scepter」という王冠を象った金色の杖のような武器になっている。
- ちなみに、ジョジョとのコラボクエストはこれ以外にももう1つあり、孤島で極小クルペッコ&クルペッコ亜種を2頭ずつ狩猟する「ハンティングに行こう!」がある(元ネタはやはり第4部における同名のエピソード(虫喰い編))。こちらは上位クエスト扱いで然程難易度は高くないのだが、やはりちょっと変わったところがあり、剥ぎ取り&落し物で入手できるのが「カメユークーポン」のみとなっている(捕獲報酬や部位破壊報酬では通常のモンスター素材が手に入る)。このカメユークーポンはクリアすることでも入手でき、チャチャとカヤンバ専用のお面「スタンドのお面」を作成できる。ちなみに、お面の熟練度が最大になると、落し物でやはりこのカメユークーポンを拾ってくることがある。
- コラボ先のある人物と名前の一部が同じなため、一部ではもじって『ブラキDIOス』などとも呼ばれている。(もっとも、作品こそ同じだが違う部のキャラである)
- 何処をどう見間違えたらブラキディオスと人間の爆弾魔を見間違えるのか?という声も配信当時から度々言われていたが、爆弾魔は作中顔を変えていたという経緯がある。5部以降では魂を入れ替えるスタンドも登場した為、爆弾魔の魂がブラキディオスに入れ替わっていると考えるのも論理の飛躍では無いのかもしれない。なおブラキディオスの様に緑の菌を利用するスタンドも後に登場し、こちらも広範囲に壊滅的被害を及ぼす超危険なスタンドである。
- 解析によると、体力は基準14000で最大14700、最低13300まで変動、全体防御率0.38というステータスを持つ模様、G級ブラキディオスの約5倍の耐久力となるため非常にタフ。同じ超強化クエストである「電撃・ランディープ」のラギアクルス亜種も検証で防御率0.38と報告があるため、他の超強化クエストもこれに近い数値だと思われる。
- なお、ダイヤモンドも黒曜石も叩くと砕けるのは割と有名な話である。