Almagest

あるまげすと

Almagestには複数の意味がある。

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1 曖昧さ回避

2 ソフトサークル"Serendipity"開発のシミュレーションゲーム、Almagest

2.1 あらすじ

2.2 主な星間国家の設定

2.3 関連イラスト

2.4 関連項目

3 beatmaniaIIDXに収録されている曲名のAlmagest

3.1 関連イラスト

3.2 関連項目

4 表記揺れ

曖昧さ回避

ソフトサークル"Serendipity"で開発中のオリジナル星間戦争シミュレーションゲーム（本記事で説明する）。
beatmaniaIIDX に収録されている曲名（本記事で説明する）。
プトレマイオスの著した天文書

ソフトサークル"Serendipity"開発のシミュレーションゲーム、Almagest

公式によればゲームとしてのねらいは、宇宙艦隊が登場するスペースオペラである。ゲームシステムとしては、ターン制で星間国家を発展させていく戦略フェイズと、リアルタイムで艦隊戦を指揮する戦闘フェイズからなるシミュレーションゲームである。キャラ面でも、美少女から、美形、美中年までも幅広く登場する。

現在、「Almagest -Overture-」が公開されている。本編となる「AlmagestⅡ」は開発中とのこと。公式HPによると、Overtureの位置付けは本編「AlmagestⅡ」のオマケに当たる「陣取りゲーム」であるという。しかし、ゲームのエンディングは、それぞれ物語として一応完結しており、単体としても遊べるものとなっている。そもそも艦艇のデータもキャラのデータも全てイラスト付きかつ多数のパラメータから構成され、艦艇の改良やキャラの成長、新兵器や新キャラも多数。シナリオ1時点で十以上の星間国家が複雑な外交関係で対峙し、迎えるエンディングも武力銀河統一を始めとしてこれも多数。すなわち、どうみてもオマケってレベルじゃねーぞこの本格派SLGｗｗｗ。2011年度フリーゲーム最萌トーナメントでヒロインの一人が準優勝するなど、人気も高い。

イラストの他に小説も投稿されている。ゲームの詳細に関しては外部リンクを参考にされたし。

あらすじ

恒星間移民が進み、亜空間を利用して星系間をワープ（HSS航法、亜空間境界滑走航法）できる未来の銀河系。その統治は地球統一連邦を盟主とし、星間に広がる複数の行政区や自治領に委ねられてきた。だが、地球の資源枯渇と環境破壊は深刻で、連邦の繁栄は殖民惑星への圧制によって支えられるようになってしまった。これに対して独立戦争を起こした惑星イリアスは宇宙空間からの連邦宇宙軍の攻撃により壊滅してしまう（イリアスの悲劇）。さらに宇宙軍の内紛や殖民惑星の不法占拠といった事件が続く情勢の混迷により、各地であるものは野心から、またはある者は民衆の救済を掲げて、連邦からの独立を図るようになっていった。この混沌とした星系間戦争の情勢に対し武力と実力をもって銀河を制圧するのか、それとも外交と理想をもって銀河の平穏を取り戻すのか、それはプレイヤーの決断にかかっている。

主な星間国家の設定

セレスティア共和国（主星：セレスタイト星系クリアウォーター）

元首はハンス・トリティン首相、すなわちこのゲームの主人公であり、主人公担当の国家である。メディアのコメンテーターとしてお茶の間で人気の若き政治学者であったトリティンが、この危機の情勢下で地球に酷似した美しい自然を有する惑星クリアウォーターを背負って立つ。イメージはEU諸国に近いか。近隣宙域での連邦宇宙軍の暴虐に危機感を覚え、民主的な選挙によって連邦から独立を宣言した。配下の士官も若手男女が揃い、王道のスぺオペ民主国家と言えよう。序盤は順調に進むが、連邦や他の保守国に阻まれ途中で詰まってしまう。初心者にはお勧めできないがその分やりごたえがある。

地球統一連邦（主星：太陽系地球）

元首はジェームス・ジャクソン連邦大統領。イメージするなら超大国アメリカ。同盟行政区を含めれば既知の銀河系大半を抑え、各国の高まる独立運動を力で抑える事が可能な大国。しかし、人材面では旧態依然たる宇宙軍の実情で、些か見劣りする。圧倒的な国力を誇るので初心者向き。ただしこの国家だと見れないエンディングが多い。

ブラオローゼ公国（主星：ロゼッタ星系ブラオローゼ）

元首はルートヴィヒ・ライプニッツ公王。史上初のラジカル・テラフォーミングによって地球生態系が再現された、惑星ブラオローゼの開拓を進めてきた理想に燃える貴族主義者たちが築いた自治国家。ドイツ風文化の貴族社会、元首は金髪の野心的なイケメンと、イメージするなら某有名スぺオペ小説の銀河帝国と某戦士のあの公国が判りやすい。巧みな外交手腕で連邦からの自治権を獲得しているが、理想主義的な貴族主義が国是。配下も美形の青年士官や渋いベテラン士官からなり、やはりプレイ志向は銀河の覇権を懸けた大河ドラマか。人材豊富で初心者にも向くとされる。チュートリアルでもこの国家をお勧めしており、連邦と同盟関係であるため連邦の力を借りて他国を潰すなり、あえて連邦に反抗するというプレイができるため攻略自由度が高い。

W.L.T.C.（主星：ロゼッタ星系グッドホープ）

元首はマチス・フライヤー総帥、もう一人の主人公と呼ばれる。国名は“ウィルザック”と読み、"We leave the cladle"（我々は揺り籠を後にする）の略。元は銀河の未踏領域を探検しようとする冒険野郎どもが集うNGO（非政府組織）であった。しかし、国際情勢の悪化により冒険どころではなくなり、惑星グッドホープの依頼を受けて星間国家を建国することになった。公式も認める変人集団で、メンバーも個性的で何気に美少女多し。ブラウローゼと戦うことになり、その後の選択肢によっては首相が変わったり難易度が変わったりする。自由を選ぶために抗うか守るために鳥籠にこもるか全てはプレイヤー次第。

その他、みんな大好き巫女タソの国や、我らが聖女様については、独立記事を参照の事。