概要
DC戦争とは、ディバイン・クルセイダーズ(以下、DC)総帥ビアン・ゾルダークが引き起こした世界戦争。
ビアンは地球が異星文明との生存競争に打ち勝てないと肌で感じ取っており、国家上層部に進言したが却下されてしまい、ならばと自ら組織を打ち立てた。
DCのメンバーは現体制に不満を持つ者が多く、高い結束力を誇っていた。
最終局面でヴァルシオンに搭乗したビアンの戦死と共に戦争は終結したが、多くのDCを信奉する残党が忍びを結することとなった。
各作品において
「旧シリーズ」における戦乱であり、『第2次スーパーロボット大戦』とも呼ばれる。
国家上層部である国連を相手とし、一時は世界の8割以上を支配下に置くなど圧倒的な勢力を誇っていた。しかし、彼が後継者として目を付けていた国連軍のホワイトベース隊にビアンは敗退。
彼の死後、DCはザビ家が率いることとなる。そしてDC残党の存在により国連は地球連邦へと発展していった。
- スーパーロボット大戦OG(『スーパーロボット大戦OGs』、『ディバイン・ウォーズ』でも同様)。
「OGシリーズ」における戦乱であり、名称はそのまま「DC戦争」である。
南極事件の直後にEOTI機関がDCとして再編。地球連邦政府を相手とした。
空戦型兵器であるアーマードモジュールを主兵器とし、電撃作戦と新機軸の戦法により地球連邦軍を圧倒。
また、連邦宇宙軍を前身とするコロニー統合軍も同調して圧倒的優勢に持ち込んだ。
しかし、地球連邦軍極東支部所属のハガネの単艦での電撃作戦と、強力なMAPWとヴァルシオンのバリアを破壊するほどの武装を持つサイバスターの活躍によりビアンは敗退。
しかし、DCの主兵力を壊滅させるまでには至らず、アードラー・コッホ副総帥率いる残党軍が地球連邦の本部ジュネーブを襲撃し、インスペクター事件前にノイエDCが再建されることとなる。
ビアンの目的は人類全体が何れ来るであろう「脅威」を打ち込むことで、自ら踏み台となることであった。
そして、間もなく異星人との戦乱「L5戦役」が訪れることとなった。
尚、「極めて近く、限りなく遠い世界」においても、エルピス事件でコロニー統合軍のマイヤーとエルザムの親子が死亡した差異があるものの、DC戦争は行われており、ビアン率いるDCに辛くも勝利した連邦軍は地球圏防衛のために大幅な軍備増強を敢行している。