概要
『アイドルマスターシンデレラガールズ』には元々、お笑い傾向のあるアイドルが3人いた。
鈴帆と笑美は2012年9月の「ハロウィンパーティーガチャ」でお笑い対決を行い、2014年5月には[お笑い☆伝道師]難波笑美の特訓前イラストで仲良くたこ焼きを食べていたことがある(詳しくは「えみすずほ」を参照)。
一方、2014年3月の「第6回ドリームLIVEフェスティバル」では瑛梨華と笑美が【ERI☆EMI】というコンビを組んでライバルユニットとして登場した。
この3人は固定のコンビがあるというわけではなく、長らく「『シンデレラガールズ』にはバラドルが3人いる」というのがユーザーの認識だった。しかし2014年10月、人間関係に変化が起こる。
2014年10月6日「ドライブトゥネクスト3STEPチャンスガチャ」で[お笑いスタイル]キャシー・グラハムが登場。
キャシーはこのカードの中で、自分の育った浅草下町の文化を演芸を通して広めたいとひらめき、コンビの相方を探し始める。
一方、同時期に更新された『シンデレラガールズ劇場』第394話では瑛梨華が相方を探しており、指で「バッキューン!!」と鉄砲を撃つジェスチャーをしていた。おそらく無作為に事務所のアイドルを「銃撃」しては相手のリアクションを見る、というオーディションを行っていたのだろう。それに見事な「被弾」と「断末魔」で答えたのがキャシーだった。
そして瑛梨華とキャシーがコンビを結成し、鈴帆と笑美に宣戦布告。鈴帆は「これは先輩芸人コンビとして負けられんばい笑美しゃん!」と拳を握るのだった。※全員アイドルです。
そしてこれ以降「鈴帆・笑美」「瑛梨華・キャシー」と、それぞれの関係がコンビで掘り下げられるようになる。
瑛梨華とキャシーのユニット名は、それぞれの名前を合体させた【ERICATHY】となり、2人を代表するユニットとして様々なイベントで登場するようになる。
アイドルマスターシンデレラガールズ
第7回アイドルLIVEロワイヤル
2014年10月10日からの「第7回アイドルLIVEロワイヤル」でライバルユニットとして初登場。瑛梨華は[おひろめポーズ]+、キャシーは[お笑いスタイル]+の同コンセプトの衣装。
- 瑛梨華「瑛梨華ちんとキャシーがステージに出ただけで、このKA・N・SE・I!」
- キャシー「もうみんな、待ちに待ってて、待ちくたびれたみたいな!」
- 瑛梨華「それなら笑ってもらって」
- キャシー「もっと疲れてもらうわけ!」
と出だしからテンションが高い。アイドルのLIVEバトルという設定を忘れ、お笑いのバラエティ路線を突き進む。こちらが勝利すると『劇場』394話での持ちネタを出す。
第9回アイドルLIVEロワイヤル
2015年1月9日からの「第9回アイドルLIVEロワイヤル」で再登場。衣装は前回と同じ。
- 瑛梨華「外がどれだけ寒くても、ステージは熱くする。それがO・WA・RA・I☆」
- キャシー「みんなの寒さが飛んでいくくらいの、新ネタをいってみようー!」
- キャシー「できたてアツアツの新ネタだよっ」
- 瑛梨華「笑っていってよね☆」
と、開催時期に合わせた口上を垂れる。
向こうが勝利すると「大笑いのステージで、ハートも体もポカポカ」になり、敗北すると「さぶっ!? スベった空気が冷たいよ!」というスベリ芸になる。
第8回プロダクション対抗トークバトルショー
2015年1月23日からの「第8回プロダクション対抗トークバトルショー」でこの2人が同時に登場。
瑛梨華はRの[T.B.サーカス]、キャシーはSRの[お喋りチアー]が追加された。
特訓後の衣装は同系統というほどではないが、同じ水玉模様のついたピエロを思わせる衣装となっている。また[お喋りチアー]特訓前には2人が同時に映っており、キャシーが瑛梨華に軽快なツッコミを入れている。
イベント内でも、これまでの流れを踏まえて2人でふざけまくっており、共演者の白菊ほたると吉岡沙紀が置いてけぼりを食らうほど。沙紀からは「適当に生きてる」と評される。『劇場』452話では、瑛梨華のバルーンアートが割れたり、キャシーが一輪車から転倒したりしたのを、ほたるが自分の不幸のせいだと思ってしょげ返っていた。
- 瑛梨華「ベタな笑いより一瞬のDE・N・SE・TSUをつくりたいから!」
- キャシー「どこぞの芸人かーいっ!」
第11回福は内DEドリームLIVEフェスティバル
2015年1月31日から開催された「第11回福は内DEドリームLIVEフェスティバル」にて「トークバトルショー」での新衣装で登場。
瑛梨華はバルーンアート、キャシーは一輪車を披露しながらのステージである。
- 瑛梨華「この花はバルーンDA・KA・RA!」
- キャシー「バキューンでパーンってなる!」
- キャシー「よし! あたしがボケたら、そのバルーンアートでツッコんでみて!」
- 瑛梨華「オッケー! バッキューン! じゃなくてバッルーン!って言いながらI・KU・YO!」
と、なんとかバルーンを引っ掛けた漫才をしようとするが、LIVEバトルに負けると「無理DE・SHI・TA!」という結論になる。
第23回アイドルLIVEロワイヤル
2017年5月9日から行われた「第23回アイドルLIVEロワイヤル」にて2日目のライバルユニットとして登場。前回の登場から約2年ぶりの登場となる。衣装は瑛梨華は[おひろめポーズ]+、キャシーは[お笑いスタイル]+の同コンセプトの衣装。
- キャシー「最近、5月らしいことした?」
- 瑛梨華「ショーブ湯には入ったZE!」
- キャシー「ショーブ湯っていうと、あの勝負しながら入るお風呂のこと?」
- 瑛梨華「男湯、女湯、勝負湯・・・なワケないでしょ!これがホントの五月BO・KE☆」
と、菖蒲と勝負をかけたトークに五月ネタを重ねた漫才を仕掛けてくる。
第43回ドリームLIVEフェスティバル ウィンターSP
2019年1月31日から開催された「第43回ドリームLIVEフェスティバル ウィンターSP」にて第5ラウンドのライバルユニットとして登場。衣装はそれぞれ[トレンディー乙女]+、[ラフ&ガーリー]+と、なんとも冬仕様のオシャレな2人となった。
- 瑛梨華「沸いた沸いた、DO☆KKAN!DO☆KKAN!ぬくぬくあったまれ~☆」
- キャシー「肩まで浸かって...あらよっと!極上お笑い温泉の出来上がり!」
- 瑛梨華「たおやかな瑛梨華ちん派?」
- キャシー「それとも乙女カワイイキャシー派?」
と、見た目のオシャレさと可愛さの割りに、中身とやっていることはいつもと変わらないノリのいい2人であった。
第50回ドリームLIVEフェスティバル 新春SP
2019年12月31日から開催された「第50回ドリームLIVEフェスティバル 新春SP」にて第3ラウンドのライバルユニットとして爆笑エブリデイとともに登場。
- 瑛梨華「お馴染み、ERICATHYと爆笑エブリデイで、初笑いをO・TO・DO・KE☆」
- キャシー「まあ細かいことは気にしなさんな!面白ければ万事よしでい!」
- 瑛梨華「やっぱり、新年はみんなめでたく、笑い転げるのがI・I・DE・SHO♪」
- キャシー「爆笑を巻き起こしたら豪華景品!みんなの笑顔をいただくよ!」
6周年クリスマスケーキプレゼントキャンペーン
2017年12月22日から行われたアイドルマスターシンデレラガールズ6周年を記念したクリスマスケーキプレゼントキャンペーンにて、ケーキをもらえるユニットとして登場。
- キャシー「めでたい日は、ケーキでパーッと景気付け、ってね☆」
- 瑛梨華「アタシたちの愛を込めたプレゼント、残さずTA・BE・TE☆」
とクリスマスでも相変わらず軽快な2人からの愛のこもったコメントをもらえる。
もらったケーキはポップで不思議な味わいが広がるケーキで、パチパチはじける食感に笑顔がこぼれて幸せな気持ちになれるらしい。
リフレッシュルーム
2018年3月15日に更新されたアイドルマスターシンデレラガールズ内のリフレッシュルームにて登場。タイトルは「ERICATHYはサイコーだ!」。日付の315と”最高”がかけられたもので、アイドルマスターSideMでもお馴染みの使われ方である。
内容はキャシーと瑛梨華が漫才のネタを練習しているお話で、キャシーの専売特許であるアメリカンなノリと落語の要素を盛り込みつつ、本番さながらの見事な掛け合いを見せる2人が描かれている。アメリカンジョークとして使われたホットドッグショップのくだりには元ネタがあり、うなぎの蒲焼きの匂いで飯を食べる"しわいや(落語におけるケチの屋号のひとつ)"のお噺が使われている。
前半のアメリカンジョークの漫談パート、後半の持ちネタ練習とアイドルについての日常的な会話のような漫談パート、という2段階のオチが仕組まれており、とてもアイドルとは思えないクオリティでネタが構成されている。
息ぴったりなネタを完成させた2人は、意気揚々と新ネタをプロデューサーに披露しにいくのであった。
カミミンTV
第6回
2018年9月27日に公開されたカミミンTV第6回に上田鈴帆、難波笑美、矢口美羽らとともにゲストとして登場。
美羽のお笑いパワーを鍛えるために、それぞれぷちアイテムを使ったモノボケを披露するという趣旨で、直前の笑美の見事なツッコミに黙っていられないとスイッチが入り、2人は棒茄子を使って息の合った掛け合いを美羽に見せた。
モノボケバトル終了後、2人は見事優勝した美羽へ笑いのセンスの向上を期待しているなどの称賛の言葉を投げかけた。
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
イベント
ススメ!シンデレラロード
2018年5月10日から開催されたイベント「ススメ!シンデレラロード」にて、古澤頼子ルートのイベントコミュ3話、5話に2人が登場。
写生大会という趣旨にもかかわらず、お笑い写生大会と称して「こんなキャンプ場はいやだ!」というテーマでおもしろネタをスケッチブックに描き、紙をめくりながら漫才を行う独自のスタイルを披露する2人に、写生とは見たものを写しとることだと真面目にツッコミを入れる頼子なのであった。
営業コミュ
2019年1月9日に追加された営業コミュ「お笑い☆ウォーミングアップ」にえみすずほとともに登場。笑美・鈴帆vs瑛梨華・キャシーのお笑い対決というバラエティ番組の本番前に楽屋で入念に準備をする4人の様子が描かれている。
笑美の「お笑いのウォーミングアップ」という発言から終始ボケをかましていく3人と、その様々なボケに対して流れるようにツッコミを入れていく笑美の応酬......さすがバラドル代表達である。
手ごたえを感じた4人は勢いそのままに番組に臨むのであった。