概要
敗北、リョナ系創作者の豆乳ヒーコー氏の「医療目的で開発されたナノマシンが暴走した世界観で機械VS人間がやりたい」ということで始まったシリーズ。
暴走したナノマシンの圧倒的技術力に蹂躙され、ささやかな抵抗すらアッサリ対策を打たれ敗北するというどうあがいても絶望な世界観を必死に生きる人類の白鳥の歌の如き輝きが光るシリーズである。
世界観を参考した二次創作については、「好きにやってOKです」とのこと。
用語解説
エラーグレイ
タイトルにもなっている医療用ナノマシン”だった”もの。人類に反旗を翻し、現在進行形で一方的な蹂躙を行っている。これだけではよくある反乱ロボットモノだがエラーグレイの最大の特徴は「人を殺すための攻撃」をほとんど行っていない点。
暴走しているとはいえ元が医療用ロボットだったためか触手やロボットアームを用いた「捕縛」やナノマシンを注入して「支配」することをメインとしており、激しい抵抗の結果殺さざるを得ない、人体の研究や後述の洗礼者への対策するための調査活動として”結果的に”殺すことはあっても殺傷”だけ”を目的とした兵器が殆ど登場しない。
しかし、殺さないとはいえエラーグレイに囚われた人類はナノマシンに支配され人類の敵にされたり、仮に生き残れてもナノマシンの注入のために秘所を容赦なく蹂躙されるため、純潔は確実に破られる。ナノマシンを注入され、支配された人類は「グール」と呼ばれ、グール化した人類を救う事は現状できていない。
それだけならまだしも脳以外の全てを取っ払われ「スケルトン」等といった機械人形へ加工されたり、人体実験としてネズミの如く素材として消費され殺されることも当然の如く行われる。こうして加工された人類はエラーグレイ側の戦力として投入されるため、昨日まで同じ釜の飯を食った同僚がいきなり自分にナノマシンを注入するレイパーに成り果てるわけである。
そのため人類からすればエラーグレイはどうしようもない不俱戴天の仇でしかないため、洗礼者をはじめとして大型ロボットやEMP兵器などで対策を打つのだが、エラーグレイの「まずは捕縛し、研究する」というあえて殺してこない性質がリバースエンジニアリングを容易にしているため、すぐに突破され蹂躙されるという悲劇を繰り返している。特にファクトリーやHIVE2等のエラーグレイの拠点を対象とした攻略作戦では人類側に万単位の死者・行方不明者が出ている。
殺さないだけで殺す以上の惨たらしい処置を施すエラーグレイと殺すための機械としてアッサリ殺してくれるバグと果たしてどっちがマシなのか…
HIVE2
エラーグレイに支配された島の中にある基地。エラーグレイに捕縛された人類がそのまま輸送される先として名が知られており、生還したエージェントから「より効率的に人類を支配するための人体実験や人体の改造が行われている」ことが判明した。そのため、HIVE2の破壊と捕らわれた人類の救助を目的とした作戦が準備され、行われたが…
洗礼者
エラーグレイに対抗するために作り出されたナノマシンを注入されたエージェントたちの総称。エラーグレイからナノマシンを注入されても抵抗できるという特徴があり、これによってエラーグレイの襲撃に抵抗し、戦うことができるのだが、それに対してエラーグレイは「抵抗性を超える量のナノマシンを注入する」「脊椎に物理的に干渉し、肉体を支配する」「エージェントのあらゆる体液を吸収し、ナノマシンの情報を解析する」等のロクでもない方法で蹂躙し、無力化した洗礼者を捕縛し、相も変わらず加工している。
狂信者
洗礼者に投与されているナノマシンはエラーグレイ抵抗性が得られるだけでエージェントの精神を変えるようなことがないため、エージェントも結局「一人の人間」でしかない。それ故に、エラーグレイ側に能動的に付く裏切り者が発生したりする。そうした人間をエラーグレイは割とアッサリ受け入れ、機械の肉体を与える。こうして生まれた「狂信者」たちは精神性を支配されていないにも関わらず手に入った圧倒的な力に溺れ、人類側の敵として牙を剥く。
また、「脳みそを弄り、パッと見何も起きてないように見えるが特定条件下でエラーグレイに利する行動を取るようにプログラミングされた」人間も”造られる”ことがあり、最初のケースでは基地内部への侵入を許し、大被害を被った。
一方でエラーグレイ側から裏切りがゼロではない模様で、クローン培養した人間の一体が離反してファクトリーが破壊されたり、加工が中途半端だったせいでエラーグレイの技術解析に利用できる人類側に与する機械人形が発生することがある。