概要
アメリカの脚本家、マイケル・シュレジンジャーによって企画された『ゴジラ2000ミレニアム』(米タイトル『GODZILLA2000』)の続編映画。映画監督のジョー・ダンテが監督し、特撮部分を日本で製作する日米合作映画となるはずだった。
映画のラストの後日談として日本ではなくハワイを舞台とし、ゴジラと蝙蝠怪獣ミーバが戦うというものだった。ハワイが舞台となったのは日本人とアメリカ人のキャラクターが混在してもおかしくない土地柄であることや、ハワイで撮影すると減税制度の恩恵を受けられることが挙げられる。
休暇中のテレビレポーターの女性とホテルのオーナーである男性を主人公として、映画にも登場した佐野史郎演じる宮坂四郎の再登場も検討されていた。
脚本自体は2001年2月に脱稿したが、ゴジラが米軍の攻撃で一度死亡し、そこから誕生したクローンゴジラがミーバと戦うという展開に東宝が難色を示し、死亡ではなく昏睡状態に陥るという形で納得を得られた。
しかし、コロンビア・ピクチャーズの制作責任者が交代して後任となったシド・ガニスがこの企画に興味を示さなかったため製作中止となった。シュレジンジャーは他の映画会社に企画を移すことも考えたが、東宝から高額な前金を要求されたため、断念したという。