概要
アニメ『けものフレンズ2』の発表と共に開催された「けものフレンズ新ユニットオーディション」に合格した八木ましろと菅まどかによる声優ユニット。
略称は「ゴクラク」。
ユニット名の由来は、両者がCVを担当する「カタカケフウチョウ」および「カンザシフウチョウ」の別名「極楽鳥」を英語調にもじったもの。
『けものフレンズ2』ではエンディングテーマ『星をつなげて』と『きみは帰る場所』も担当しており、共にカタカケフウチョウ・カンザシフウチョウによる映像が付けられている。
アニメ放映終了後はシリーズから独立したユニットとしても活動を継続し、アルバムリリースやライブ活動、ラジオ番組『Gothic×LuckのGothic×Radio』のメインパーソナリティといった活動を続けてきた。
こうした出自から、両キャラクターのコンビ・カップリングタグとしても用いられている。
特に初期の出演作品では、ストーリー中でも両キャラクターが常時セットで行動するように描かれていたため、続けてその様子を記述することとする。
その後、菅まどかの学業専念に伴う芸能活動の終了にあたり、2022年5月31日に活動終了する事が公式ツイッターから発表された。
同年5月29日にはラストライブが開催。
ユニットとしての活動は実質的にこれが最後となり、二人はそれぞれ違う道を歩いて行く事となった。
ゆきふるよるのけものたち
アニメの放送に先駆けて登場。
最近新しく生まれた、求愛ダンスが得意な二人組のフレンズとされる。
普段は木がうじゃうじゃ生えているあったかい建物の中にある木陰に隠れ住んでいる。
劇中では特に目立った活躍はしていないものの、「PPPとマーゲイの回」ではアドリブを振られて危うく芸人枠にされかけていた。
後に出演する他媒体と比較すると一般のフレンズに近い扱いをされていたが、クロやんは彼女らの事を「伝説のトリ、ゴクラクチョウ」と認識しており、その片鱗は垣間見せていた。
けものフレンズ2
5話ではとあるシーンの背景に一瞬だけ映り込んでいる。
9話ラストに暗闇から姿を覗かせるシーンがあり、10話で本格登場。
キュルルが探していたスケッチブックを返した際に「なぜ家に帰りたいのか」「家に帰ったところでどうなる」と問いかけ、あまり思い出せないと答えるキュルルに「果たして本当にそうか?」「元々そんなもの無いのかもしれんぞ」「或いはあったが、消されたのかも」と不可解な疑問を投げかける。
そして「いずれにしろ、何もないなら振り返る必要もない」「後ろに道がないなら、前に進むしかなかろう」という言葉を残し、姿を消す。
その後も要所要所に現れては時に意味深な問いかけをし、時に責め立てるかのような言葉をキュルルに投げかけるが、最終話でビーストと入れ替わるように退場し、その後の消息は不明。
放送終了後に「崩れかけたジャパリパークのゲートを挟んでビーストと対峙する」という示唆的なイラストが公開されており何らかの裏設定が存在しているようではあるが、それが具体的にどういうものであるのかは依然として不明なままである。
コミカライズ版における差異
第8話冒頭でキュルルの背景の木の梢にそれらしきシルエットが映り、第9話でかばんさんの研究所の屋根に乗っていたが、直接の対面は無かった。
第12話で初めてキュルルと接触するが、これも夢の中で語りかけるという特殊なもので、しかも背後にセルリアンを思わせる巨大な目が覗き、ラッキービーストのアラートが鳴り響くという異様な雰囲気の中であった。
さらに第15話で、最終決戦に臨もうとするキュルルの意識に直接語りかける。
この時キュルルからの問いかけに対し「わレらに意味はない」「我らは干渉しない」「我らは裁定しない」などと答えているが、一人称の違いを含めその詳細は明らかにならなかった。
また、巨大な目こそ消えたものの、今度は「バグ」や「ノイズ」のような不自然なエフェクトを纏っており、そもそも同じ世界の住人かどうかすらも疑わしくなる。
最後の登場はエンディング直前で、シルエット越しに「あなたの旅路―― あなたの選択―― 私たちの中に刻みました」という言葉を気を失ったキュルルに贈っている。
口調がそれまでとは大きく異なっており、第三者が存在する可能性がより高くなったものの、やはり具体的な事は分からず終いであった。
けものフレンズ3
シナリオへの登場はアライさん隊長日誌第3章が初。
オオフウチョウと共に守護けもの、特に四神達の臣下を務めている。
本作では2人に個別のストーリーやユニットとしての性能も用意されている為、詳細は各記事を参照。