概要
カヲルは使徒の始祖アダムの魂を、レイはリリンの始祖リリスの魂を持つ者であり、互いにヒトではないモノながら人間の肉体を得て存在している者同士である故、カヲルや漫画版ではレイも「同じだね」「よく似ている」等と発言している。
劇場版『まごころを、君に』ではリリスと同化したレイに共存する形でカヲルも登場し、2人でシンジの心に語りかけていた。
(シンジの「僕の心の中にいる君達は何?」との問いに対し2人は「希望だ」と答えている)
なおスピンオフ漫画作品における絡みもかなり多く、『鋼鉄のガールフレンド』ではシンジを挟んで対立しつつも、最後は理解し合うという展開である。
『学園堕天録』ではカヲルはレイに対する面倒見がよく、彼女を庇護対象として見ている。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』
最終作、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:』ではカヲルは父である碇ゲンドウに似ているとシンジから言及されている。
全てに決着がついたネオンジェネシス後の世界では宇部新川の駅のホームでレイとカヲルは共に並び立っている。
本作でのレイはリリスとの関係は言及されずシンジの母親である綾波ユイのクローンであり、カヲルは前述の通りゲンドウに似ている。
ネオンジェネシス後の二人はユイとゲンドウの関係性が別の形に収まったとも言える。
スタッフ公式冊子のEVA-EXTRA-EXTRA《薄い本》では作画監督の一人である井関修一により、シンジに似た《赤い瞳の》子供をカヲルが肩車しながらレイと一緒に微笑んでおり、親子のような温かい家庭的ビジュアルが描かれている。
2023年3月に発売されたBD及びDVDの特典台本ではカヲルとレイの二人を男女カップルと記載があり、ラストシーンの駅のカヲルとレイそっくりの二人は当の本人であり、特に何も恋愛描写もなく、お互いが碇シンジに向けていた好意も後付設定により消え去り、スタジオカラー公認の公式カップルであることが確定した。なお元々二人の好意は恋愛と言ったものではなく、親愛といった親の感情のようなものだと監督のインタビュー等で明かされている。
《薄い本》のイラストは同人誌であり妄想、と公式で明言され、イラストの子供はシンジ本人。綾波レイが碇シンジを産むということは公式ではないので注意!
ただし、井関氏はTwitterにてこれのイラストの説明を二人が監督の理想のキャラであったとしたら、せめてあの二人の主人公に対する願いを絵によって叶えさせられたらなと思いを込めて描いたと説明されている。
また声優の緒方氏もが上記のイラストが妄想であることをスタッフに確認したという話があったが、あくまで親子イラストの事であり、カラー及び監督はカヲルとレイのカップル描写を否定した訳では無い。監修しながらもイラストを通したことから全てが正解では無いが、中らずと雖も遠からずであったことが分かる。
関連タグ
カヲレイ 新世紀エヴァンゲリオン 綾波レイ 渚カヲル 男女カップリング NL 公式カップリング
※エヴァ界隈においては伝統的にカップリングには頭文字をとったLRKの表記が使われてきたが、pixivにおいては2021年7月時点では「カヲレイ」タグでの投稿数の方が多い。しかしLRKタグの投稿も少なからずあり、LRKと両方つけている投稿も多い模様。
関連イラスト