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LRK

えるあーるけー

「新世紀エヴァンゲリオン」及び関連作品における、綾波レイと渚カヲルのコンビ・男女カップリングの略称。
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概要編集

『エヴァンゲリオンシリーズ』の登場人物、渚カヲルと綾波レイのコンビ及びカップリング。本文書のタイトルははLRKであるが、主にカヲレイと呼ばれる。カヲルがフィフスチルドレン、レイがファーストチルドレンの肩書を持っていることから51という名称でも呼ばれる。


新世紀エヴァンゲリオン編集

大気圏外のさんぽ

NERV本部での初めての顔合わせで、カヲルはレイに「君は僕と同じだね」と言い、レイは「あなたは誰?」と答える。カヲルは使徒の始祖アダムの魂を、レイはリリンの始祖リリスの魂を持つ者であり、互いにヒトではないモノながら人間の肉体を得て存在している。したがって、カヲルはレイに共感を感じ、彼女に自分と同じだという言葉を残したのだ。2007年に発売された公式カード(2027010)に書かれた場面説明によるとレイは言葉の真意を知る事はできなかったが、感覚的に似ていると感じたという。


カヲルとの出会いの後部屋に戻ったレイは彼と自分は似ていると思い、その理由に疑問を抱く。コンテの本で、この場面は追加された場面だという事実が書かれている。


その後、レイはカヲルのいるターミナルドグマに行き、エヴァンゲリオン初号機の手に握られている彼を見下ろすカヲルはそんなレイを認識し、優しく微笑んでくれる。


『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』ではリリスと同化したレイに共存する形でカヲルも登場し、2人でシンジの心に語りかけていた。シンジの「僕の心の中にいる君達は何?」という質問に2人は「希望だ」と答え、作中で最も中心となるメッセージを共に伝達する役割を担う。



貞本漫画編集

【結局】体【腐向け】

TVA版と同じくカヲルはレイとの初対面で自分と同じだと言うが、レイはそれを否定する。レイの「あなたと私は似ているが同じではない」という言葉に、カヲルは複雑な表情になる。


第16使徒アルミサエルとの戦いで2人が一緒に戦闘に出る。 この時、レイがアルミサエルに侵食され、侵食されたレイの心がカヲルに流れ込むことになる。 それによって、シンジを大切に思っている気持ちがカヲルに混ざり合い、カヲルは玲に代わって彼女の涙を流す。戦闘でレイを失った後、カヲルはレイが自爆を選んだことに「彼女がバカだった」と評し、シンジと葛藤を作ることになる。


時間が経った後、新しいクローンの肉体に戻ったレイと出くわした時、カヲルは何かを話そうとするかのように彼女の手首をつかむが、すぐに「何でもない」と言葉を濁す。レイはそんなカヲルに自分と同じような感じがすると言うが、今度はカヲルがそれを否定する。 僕たちを構成している物質は同じだが、今まで会った人とどのように生きてきたかによって変わるという事実を知らせ、「前に君が僕にそんな風に話したけど、覚えていないか」という言葉を残す。


ヱヴァンゲリヲン新劇場版編集

センシティブな作品

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』ではカヲルは父である碇ゲンドウに似ているとシンジから言及されている。


全てに決着がついたネオンジェネシス後の世界では宇部新川の駅のホームでレイとカヲルが共に並び立っている。本作でのレイはリリスとの関係は言及されていないが、前作からの流れも踏まえると、エヴァの呪縛からチルドレンたちが解き放たれたことで、アダムやリリス、ゲンドウやユイとの同一性といった縛りからも解き放たれたことをカヲルとレイに会話させることで示したのではないかという説もある。監督や関係者が二人の関係について言及したことはないが、該当場面の台本に「男女のカップル」と書かれている。


スタッフ公式冊子の『EVA-EXTRA-EXTRA』では作画監督の井関修一により、シンジに似た赤い瞳の子供をカヲルが肩車しながらレイと一緒に微笑んでおり、親子のような温かい家庭的ビジュアルが描かれているが、その後井関修一本人のX(旧Twitter)に自分の妄想だと発言し、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に続くストーリーではないことが明らかになった。また、井関修一はX(旧Twitter)でこれのイラストの説明を「二人が監督の理想的なキャラクターだったら、少なくともその二人の主人公に対する願いを絵によって実現できればと思って描いた。と説明されている。


また、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版 : Q』の予告編に出てくる司令官服を着たカヲルの前にある四つの影は、それぞれ黒いレイと幼いレイの三人であるとコンテに明示されているが、まだその場面の疑問は解けないまま残っている。


新世紀エヴァンゲリオン2編集

『新世紀エヴァンゲリオン2』のPS2版でカヲルを主人公に設定してプレイするとプレイ可能なマップでレイのマンションがあるが、寝ている時に訪ねてレイをじっと眺めていると「普段なら言えない事を言う」という選択肢が現れる。 それを選ぶと「いつも君を見てるとね、 僕だけが寂しいような気分に なるんだ。僕に気のない顔をして、 僕だけが、 いつもいつも寂しくってつらいんだよ。」というセリフが出てくる隠し要素が存在する。


カヲルがレイのマンションに家を訪れた際、レイのマンションの元主人に届いた手紙を一緒に見るイベントがある。遺書と思われる手紙を読んだレイは,ノートに何かを書いて手紙に書かれた住所に送る。カヲルはレイを呼びながらその姿をじっと見守る。


また、カヲルを主人公にサードインパクトのストーリーまで到達すれば、自分の役割が終わったカヲルがリリスにもういいかと尋ねると、静寂の後、カヲルは何かに気づいたのか、「リリス…そうか、僕はゆるされるのか」と言いながらリリンに感謝の意を表する。


エヴァンゲリオンバトルフィールズ編集

『エヴァンゲリオンバトルフィールズ』に存在する三つのステージで、カヲルは全て記憶を共有しているが、レイはそうではない。カヲルはレイに「これまでも僕はいろんな君を見てきたよ」と言うが、レイは理解できない。もちろん、この台詞がカヲルのループに対する根拠でもある。


『エヴァンゲリオンバトルフィールズ』のカヲルはレイに感情を教えたがる姿をよく見せる。特定の状況を目撃しているレイに、それを見た君はどんな気持ちかと聞くなど、引き続き彼女の感情を引き出そうと努力する。


カヲルが学校に転校してきた日、ずっとレイに話しかけたり、移動授業について学んだりした時、先ほどレイが教室の外に出たことを思い出すなどの様子で、トウジとケンスケにそんなにレイのことが気になるのかとからかうように追及されるが、カヲルは何の返事もしない。


ヒカリは最近レイが話す相手が増えて嬉しいと言いながらカヲルを言及する。ヒカリはカヲルを初めて見た時、レイと似ている感じがしたと玲に告白する。それを聞いたレイが少し不機嫌そうに動揺したら、ヒカリは謝った後、少しだけでよく分からないけど雰囲気とかがそうだと答える。


作品の結末では、2人は選択の道に立ったコトネに自分が望む道を選択するよう一緒に応援してくれる。


新世紀エヴァンゲリオン学園堕天録編集

シンジが夜遅く一緒にいるカヲルとレイを偶然に見ることから漫画が始まる。その後、シンジは学校に転校してきたカヲルをレイの恋人だと思うが、二人は使徒を殲滅する仲間であることを知る。


同僚の中でもカヲルとレイは一緒にいる姿がよく描かれ、カヲルは感情表現が下手なレイに気を遣ってくれる。レイの傷を見て「痛くないか」と聞いたり、「君はまだ幼い」と言って頬を撫でる場面などで『新世紀エヴァンゲリオン学園堕天録』のカヲルはレイに兄のような心を抱いていると推測できる。


敵の攻撃に気づかず危険に陥ったレイのために素早く攻撃を防ぐ場面、リリスの価値を貶められて動揺するレイの頭をつかんで自分に引き寄せながら「聞くな」という言葉で彼女を落ち着かせる場面などで、二人がかなり深い絆が持っている。


シンジにお弁当を作ってあげたいという理由で料理の練習を提案するレイに、最初は自分も料理には自信がないからミサトに聞いてみたらどうかと言うが、それはだめだというレイの言葉にあきらめて一緒に料理の練習をしてみようと承諾する場面で、カヲルがレイに勝てない姿も見せる。


同人編集

平成時代編集

センシティブな作品

LRKは昔から少数のエヴァンゲリオンファンにマイナーな人気があった。1997年夏コミックマーケットでLRKのブースが二つあって、当時のファンロードにもLRKの絵が度々投稿された。


2003年、ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』が様々なカップリングを作れるゲームシステムを導入し、カヲルとレイのカップリングの可能性に肯定する人々が次第に増え、本格的なファンダムを形成するようになる。5ch(旧2ch)にLRKのスレッドが作られ、個人サイトにLRKのイラストを投稿する人が少し増え始める。 多くはなかったが、ファンダムを維持していた。


『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』が上映した頃には、真希波・マリ・イラストリアスがアニメに登場しなかったので女性キャラクターのトリオが作られる前であった。よってシンジ/アスカ、カヲル/レイのペアで構成されたグッズが多数出てきた。


令和時代編集

センシティブな作品

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』のラストシーンにカヲルとレイが一緒にいることで、エヴァンゲリオンのファンでない人々にもLRKの存在が認識されるようになった。その場面は見る人によって多様な解釈ができるので、色々な関係のLRKの2次創作が増え、海外でのファンダムも大きく増加した。


エヴァンゲリオンのない世界で新しく生まれたカヲルとレイの2次創作が人気を集めており、これはネオンジェネシス、あるいは略してネオンジェネLRKと呼ばれる。


現在は主に日本と中国、そして韓国にファンダムを持っており、特に中国にファンダムが多い方だ。


余談編集

カヲルがレイに言う「君は僕と同じだね。」というセリフは漫画版、ゲーム、パチンコなどでもよく登場し、メディアミックスによってセリフやニュアンスが少しずつ違う。 漫画版ではレイが似ているという言葉を否定し、『新世紀エヴァンゲリオン2』ではレイが先に自分と同じ匂いがすると発言する。 しかし、カヲルがレイに自分と同じだと言うと「私は私よ。あなたとは違うわ。」と否定した後、カヲルが「そうだね、今となっては···」と答えるイベントも存在する。『エヴァンゲリオン バトルフィールズ』ではカヲルが黒いレイを見ながら語る「今回の君は僕と違うのかな。」というセリフでオマージュされた。


監督がカヲルの名前は波を意味する綾波と対照的な名前で付けてほしいという要請をして、海辺を意味する渚カヲルという名前が付けらという話がある。


関連タグ編集

カヲレイ 新世紀エヴァンゲリオン 綾波レイ 渚カヲル 男女カップリング NL


※エヴァ界隈においては伝統的にカップリングには頭文字をとったLRKの表記が使われてきたが、pixivにおいては2021年7月時点では「カヲレイ」タグでの投稿数の方が多い。しかしLRKタグの投稿も少なからずあり、LRKと両方つけている投稿も多い模様。


関連イラスト編集

センシティブな作品センシティブな作品

カヲレイ

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