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概要編集

CPUARMv6系統 4コア+ARM9 1コアARMv6はクロック周波数もアップしている。L2キャッシュ搭載。
GPUDMP PICA200
メモリ256MB FCRAM
上画面3.88インチ3DSの3.53インチからサイズアップ
下画面3.33インチ3DSの3.02インチからサイズアップ
メディア3DS/DSカード
ストレージmicroSDHC規格 最大32GB
初期FW Ver.Ver.8.1.0-19J3DSでは2014年8月7日より配信

DSi/DSiLLのようなマイナーチェンジ機種の3DS編。

基本的な部分はいままでの3DSと同じだが、以下の新機能が追加および強化・変更された。


  • 旧3DS用の周辺機器、拡張スライドパッドを代替する機能として、ABXYボタンの左上にCスティックが追加された
  • 同様に、ZR・ZLが追加された
  • ゲームカードスロットとタッチペンホルダー、電源ボタンは本体の下側に移動
  • 音量調節レバーの配置が変わり、3Dボリュームレバーのちょうど反対側に配置された
  • バッテリー持続時間が若干長くなった(容量1400mAh)。本品のバッテリーのみ、他の3DSシリーズとの互換性はない。
  • 画面サイズの変更(上画面:3.53インチ→3.88インチ。下画面:3.02インチ→3.33インチ)
  • 液晶の明るさの自動調整が追加された
  • 3Dブレ防止機能が追加され、どの角度からでも立体に見えるようになった
  • 下画面にNFCのリーダー/ライターが内蔵されamiiboやSuicaなどの電子カードが使えるようになった(ニンテンドーeショップへの残高追加対応は2022年1月18日をもって終了予定)
  • SDカードの対応サイズが「MicroSDメモリーカード」に変更された(最大32GBまで対応)。同時にスロット位置は本体裏面に移動され、着脱には少し手間がかかるようになった
  • 特別な周辺機種がなくてもPCとの写真や音楽のやり取りができるようになった(3DS本体をインターネット接続するときと同様、無線LANの通信可能なアクセスポイントが必要)
  • フィルタリングソフトの標準化
    • 今までは有料オプション扱いだったインターネットブラウザーのフィルタリングがデフォルトで有効に。解除するにはクレジットカードデビッドカード含む)を使用し認証手数料30円(税別)を支払う必要がある
  • インターネットブラウザーがHTML5に対応し動画が見れるようになった(デフォルトではフィルタリングの関係上利用不可)
  • CPUが強化され、対応のゲームソフトやMiiverseの読み込み速度、ダウンロードソフトの受信スピードが早くなった
    • ゼノブレイドファイアーエムブレム無双などのNew3DS専用ソフトが発売される。また、スーパーファミコンバーチャルコンソールを遊ぶことができる。
    • CPUの強化に合わせてメモリも増量している。これにより旧3DS(無印)において一部のソフトで発生していたゲーム起動時の延滞(起動処理の短縮)、終了時の強制再起動、メモリ不足になるとされていた一部の3DSソフトの起動中においてはMiiverseやブラウザの機能利用制限が無くなっている
  • 無線切り替えスイッチの削除(初期アップデート後のソフトウェアによるホームメニュー設定に変更)
    • HOMEメニュー設定で通信のオン・オフを行う(発売より少し前の本体更新で実装)
  • 着せ替えプレートにより自分仕様のマイDSへ
    • マリオカービィポケモンなどのキャラが描かれたプレートを本体につける事で簡単にデコレーション出来るようになった(LLには使用不可だが、こちらは限定カラー発売で対応する)
    • これに合わせる形でファームウェアVer.9.1.0-20Jよりホーム画面のテーマ、BGMを変更出来るようになる(3DSも対応)

Newニンテンドー3DSLL編集

New3DSLLの絵

New3DSの画面サイズを大型化した派生機種。海外ではNewニンテンドー3DSXLという名称である。

他のLLシリーズと異なり通常サイズのモデルと同時発売となった。

  • 画面サイズは上画面4.88インチ。下画面4.18インチ
  • New3DSLLのイヤホンジャック端子は、旧3DSおよびNew3DSと同じ位置に変更された
  • バッテリー容量は1750mAh。1、2時間ほどNew3DSより長く遊べる。旧3DSLLのバッテリーと互換性を持つ。

Newニンテンドー2DSLL編集

2017年7月13日に発売されたNew3DSLLの廉価版

端的に言えば、3D機能が無いLLサイズのNew3DSである。

変更点

  • 本体重量が約260グラムに
    • LLサイズの3DSシリーズの中では最も軽く、標準サイズのNew3DSとほぼ同じぐらいである
  • スピーカー位置が上画面側から下画面側へ
  • ストラップホール廃止
  • カメラ位置変更
    • アウトカメラは下画面側へ。インカメラはDSiシリーズと同じヒンジ部へ
  • HOMEボタンが十字ボタン下へ位置変更
  • microSDカードスロットの位置変更
    • ゲームカード差込口の隣へ。同時にカバーが実装。ゲームカード誤排出問題も一気に解消された
  • バッテリーの交換が出来なくなり、バッテリー単独の販売は行われていない。
  • 明るさ自動調節機能の削除

更新によるバージョン履歴については任天堂の公式サポートサイトのページにありますのでそちらをご参照ください。


余談編集

3DS用拡張機器である「スライドパッド」機能がほぼそのまま付与されているが、スライドパッド発売当時に製品を解体して構造を調べた人物がその構成機器の少なさから「工夫すれば3DS内に収まるのではないか」といった趣旨の発言をブログ上でしていたことがある。


フィルタリング機能は実はザルで、2000年代初頭までの個人ホームページ系のアダルトイラストサイトなどは素通しであったりする。個人ホームページはアダルトサイトとして認識されないためである。この辺は2000年代のコンピューターに使用されたフィルタリング機能から変わらない傾向である。


また、北米では大型化されたNewニンテンドー3DSXL(LL)の方が先に先行売されており、通常サイズのNew3DSは7ヶ月遅れで発売された。


New3DSは廉価版に当たるNew2DSLLと入替わる形で生産終了となっている(生産期間は僅か2年9ヶ月)。


その後、2020年9月に2DSと共に全機種が生産終了となった。Newシリーズ修理対応は継続している。


2023年3月28日、「ニンテンドーeショップ」がサービス終了。これに伴い、ダウンロードソフトやDLC購入が出来なくなった(任天堂のお知らせ)。




関連リンク編集

公式サイト


関連タグ編集

任天堂

amiibo

Miiverse

NFC

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