※ネタバレ注意!※
この作品は本家の核心に触れるネタバレが多いため、先に原作「Undertale」を遊んでおくことをおすすめします。
この記事は旧バージョンについての記事です。リブート版はStoryshiftを参考にしてください。
概要
Undertaleのファン、Voltrathelively氏により作られた派生作品のうちの一つ。主にコミック形式でストーリーが公開されている。
Underswapのようにメインキャラクターの立ち位置が入れ替わっているが、性格や関係は原作ほとんどそのままなのが特徴。
本作は王戦直前で止まっている。
キャラクター
■主人公
メインキャラクターの中では唯一立ち位置が変わっていない。
メイン
■Boogie
見た目はほぼフラウィだが、中身が入れ替わっているせいか花弁は若干萎れており、ダウナー気味。
最初のチュートリアルも面倒臭そうに主人公に教える。
■Papyrus(パピルス)
立ち位置は原作のトリエル。サンズの兄弟。齢 数百歳らしい。
主人公を友達として扱うが、掛ける電話の内容によっては家族として扱う。
パイゲッティという謎の料理を作る。回復アイテムに分類されているが、実際に回復するかは不明。
彼のにらみつけるは一見の価値あり。実はとある人物の自殺を知らず知らずの内に止めている。
原作のトリエルと同じようなローブを着ている。
ファンによるニックネームはポピー(poppy)、プリンス。
■Chara(キャラ)
立ち位置は原作のサンズ。主人公と同じく人間。
黒いショートパンツと白いシャツと緑色のパーカーを着ている。主人公には最初に会った時から好意的に接し、手助けをする。好物はチョコレート。アズリエルをよくからかうが仲はとても良く、トリエルもアズゴアも自慢の家族だと言っている。また原作のサンズ以上にリロードを感知できる体質なため、プレイヤーの行動次第ではキャラが寝込んでしまう。
ちなみに通常時の目は赤ではなく茶色で、魔法使用時に赤色に変化するとのこと。
また目の色以外にも間違った要素があり、ジッパーは千切れてなくなっており、フードにポケットはない。そして、Charaの使用する魔法はナイフではなく『植物魔法』である。
余談だが電話をかける事ができる。かける場所によっては怒らせてしまうことも。今のところUndertale本家に出てきたアレな顔はしていない。(Gルートを通らないNルート最悪エンディングのLeaderlessエンドにおいてもしていない)
■Asriel(アズリエル)
立ち位置は原作のパピルス。
紺色のセーターに青色のジーンズと虹色のバンダナを身につけている。
自身を神と言ったりと中二病にかかっている節があるが、キャラからはReiと呼ばれたり、Cuteとからかわれており、その度に本人は嫌がっている。主人公の事を「Newcomer(新人)」と呼び、幾多のパズルで主人公を試す。将来は次世代の王国騎士団のリーダーになりたいようだが、その理由は……。得意料理はシュガークッキー。
■Toriel(トリエル)
立ち位置は原作のアンダイン。
原作のアンダイン同様、王国騎士団のリーダーだが、原作での過保護っぷりは健在で、主人公にはお約束の「My Child(我が子)」呼び。アズリエルとは別々の場所で暮らしているが、アズリエルには一緒にいて欲しいと言われている。王であるサンズと交流はあるが、あることがきっかけで現在気まずい関係になっている。料理はもちろんきちんと丁寧にする。
■Asgore(アズゴア)
立ち位置は原作のアルフィー。地下世界での科学者でありながら怪力なボスモンスター。
原作のアルフィー同様、各地に設置されている隠しカメラでずっと主人公を見ていたのをアンダインに間接的にばらされた。過去に大事件を起こし、家族とは別居している。地上を目指す主人公の手助けをしようとするが、弟子のアンダインに何度も妨害されるハメに。
■Undyne(アンダイン)
立ち位置は原作のメタトン。性格は原作同様、豪快で人間である主人公を捕まえようとするがアズゴアには逆らえない様子。また原作のメタトン同様、ショーも行っている。
元々はウォーターフェルとホットランドを行き来する普通の子供だったが、ある日、ホットランドの溶岩を浴びてしまい重症になってしまった所をアズゴアに助けられた。それ以来、アズゴアをsensei(teacherではない)と呼んでいる。最終手段として自ら変身した姿といい、ホットランドのショップ「Ultimate Foodstand」のメニューといい、日本の文化を好んでいる節が多数見受けられる。
■Sans(サンズ)
立ち位置は原作のアズゴア。パピルスの兄弟。
地下世界のモンスターを統べる王。原作のアズゴア同様、地下世界と地上を隔てる結界を解除するため七つの人間のタマシイを集めている。ケチャップソーダが好きらしい。
性格は原作のままのためか、モンスター達からはlazybone(怠け骨)と言われており、先王から受け取った純金の王冠は受け継いでいるがマントの肩当は銀製で、その下は普段着を着用しており本人も「玉座を暖める仕事をしている」と言っている。
サブ
■Alphys(アルフィー)
立ち位置は原作のナプスタブルーク。
シャイな性格に磨きがかかっており、常に白いシートを被っている。アンダインのファンの一人。
お気に入りアニメは『キスキスキューティみゅうみゅう』。ただし『キスキスキューティみゅうみゅう2』は破壊済み。原作ではできなかったアニメの鑑賞ができる。
また、原作のナプスタブルーク同様、カタツムリ牧場を営んでおり、サンダースネイルのカタツムリに名前を付けている(それぞれ『ユミ』『マコト』『タカシ』と名前をつけている)
アズゴアとも交流があるようだが、詳しいことは不明。
■Bulgy Pecs
バーガーパンツが商品の違いなどを基に通称を変えたもので、上司が変わっても不満が消えることは無かった。服は青のシャツ一枚だけで両腕の筋肉が目立つ。顔芸はもちろんだが、言葉やポーズが大げさになっている。
■Endogeny(わんさいぼう)
原作同様アマルガムだが、体が原作より大きい。溶けている描写はなく普通にスノーフルで暮らしている。グリルビーズにてレッサードッグとポーカーをしているが、なんとフルリングで接戦のようだ。
■LEMON BREAD(LEMON PAN)
シャイレーンといるアマルガム。攻撃的な台詞は相変わらずでシャイレーンに近づく者には容赦がない。
■Corinthian
デフォルメされたアマルガムのしにがみちょう。こちらも溶けている描写はなく和解後は普通に会話できる。
■Winged Serpent
立ち位置は原作のうざいイヌ。早い話がStoryshiftの作者(voltrathelively)の分身である。こちらは犬ではなく蛇。
何故かたまに他の作者のAU(二次創作)にも登場している。(Don't Forgetなど)
ネタバレ
■主人公
フリスクとそっくりだが別人とされている。ネームエントリーで「Frisk」と入力しても普段通りの反応しか返ってこない。
立ち位置は原作のキャラ。ゴースト。見た目はUnderswapのメタブルークに近い。パピルスの友人。
キャラとは違って人間の事は恨んでおらずむしろ人間とモンスターとの平和を望んでおり、モンスター達にその演説を行い希望をもたらした。ある日、地下に落ちてきた人間のタマシイを吸収し結界を超え、人間にモンスターとの平和について説得を試みたが人間は歓迎せず攻撃した。傷ついたMettacritは地下世界に戻るも力尽き灰になってしまい、王国に絶望をもたらしてしまった…。
作者曰く、本作のナレーションはMettacritによるものだとコメントしている。
■Napstablook(ナプスタブルーク)
立ち位置は原作のアズリエル。
MettacritのいとこだがMettacritの死に絶望し、灰になっててしまった。
(原作の設定上、モンスターのタマシイと感情は直結するため、裏を返せば『自分のタマシイが耐えられないぐらいの絶望に包まれた』と推測することができる)
ホットランドのホテルのロビーにMettacritとナプスタブルークのメモリアルが置かれている。
■Fallen Humans
主人公やキャラの前に地下世界に落ちた人間達。物語開始時点で全員故人となっている。
この物語では「決意」のタマシイの代わりに「Curiosity(好奇心)」のタマシイがあり、各人間の名前もニューホームに置かれている棺桶に刻まれているのが確認できる。さらに数少ない人間たちのラフ画もあるので、絵描きさんはぜひ参考にしてもいいかもしれない…。
■Shifty
プレイヤーがFallen Humanに名付けた際に「The true name.(本当の名前)」と反応が返ってくるが、ニューホームに置かれている棺桶には名前が刻まれておらず、ナレーションもShiftyによるものではない。また、First Humanとは別人。
■First Human
最初に地下世界に落ちてきた人間で、心優しい女の子。
病死をしていない、Shiftyとは別人などわずかに情報が公開されているが詳細は今のところ不明である。
エンディング(ネタバレ)
現在初期版でのNルート2つが公開されており、どちらも後味の悪い終わり方になっている。
制作中のリブート版ではいずれP、G、いくつかのNエンディングを公開する予定とのこと。
■アズリエル王エンディング
原作でいうところのパピルス王エンディング。
電話はキャラがかけてくるが、仕事があるといってすぐにアズリエルに交代する。アズリエルは初めこそ王の仕事は大変だが皆のためだからと意気込みを見せるが、途中から役割が重責で辛いことやなぜ主人公が大人たちを殺したのか、友達ではなかったのかと問いかける。最後にキャラがなぜかバターカップを大量に集めていることをつぶやいて通話が終わる。
■リーダーレスエンディング
髪が乱れ、目の光を無くしたキャラが電話をかけてくる。主人公によってリーダー格の人物が消えてしまったことで地底が荒れたこと、その犯人はキャラだということになってしまったと語る。それでも何とかしてみせると笑って通話が終わる。
リーダーレスエンディングには分岐があり、主要キャラクター以外に通常モンスターを20体以上殺していると何とかしてみせると言った後に、走るたびに塵の山があるとか、どちらが先に地獄に着くか競争だ、といった不穏な言葉が続く。そして最後に謎の破壊音で通話が途切れる。