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SCP-006-JP

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あけろ

SCP-006-JPとは、怪奇創作サイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクト(怪異)の一つ。

概要

アイテム番号:SCP-006-JP

オブジェクトクラス:Euclid

SCP財団日本支部が管理するSCPオブジェクトの一つ。通称「あけろ」。

とある廃墟の中にて人間の死体の山に埋もれた状態で発見された1枚のドア。見た目から木製と思われるが、素材として使用された木材が生物学的にどのような種のものであるかは判明していない。

不定期的に床や地面に対して垂直に立ち上がり、その表面からノックするような連続した音を立て始める「活性化」状態に入る。活性化したSCP-006-JPの表面からはノックするような連続した音が聞こえてくるようになり、それと同時に周囲(基本的には半径23m以内)に存在する人間の遺体ゾンビの如く動き出すという異常性が引き起こされる。

ノック音は基本的に活性化したSCP-006-JPの影響の範囲内であれば、耳を塞いでいても、逆に大音量の音楽で掻き消そうとしても明確に聞こえてくる。時間が経過するにつれてノックの間隔は短くなっていき、同時に音は激しく大きなものへ変化していき、ドアそのものも音に合わせて振動し始める。ただし、どれほど大きな音を立てても、どれだけ激しく振動しても、SCP-006-JP本体には損傷が一切見られない。

動き出した遺体はSCP-006-JPを抑え込むかのように群がり出すが、数が少ない場合は音が激しくなっていくと衝撃によって押し戻されてしまう。充分な数で抑え込めた状態である程度の時間が経過すると、唐突にSCP-006-JPの異常性は非活性状態となり、ドアは倒れ、音や振動は止まり、遺体も沈黙する。

激しく音を立てて振動するドアとそれに群がる遺体群という地獄めいた光景は、当然目撃者に例外なく恐怖と不安感を与えるが、そこからどのようなリアクションを取るかは個人によって様々。大概はその場で精神的な限界を迎えて卒倒するか、一目散に逃げだすか、はたまた遺体の群れに助力すべく抑え込みに参加するかの3パターンに分かれる。

実験とプロトコル改定

もし周囲に遺体が存在せず、誰も抑え込みに参加しないような状況が続いた場合はどうなるのだろう……?

そんなわけで財団では人為的にそのような状況を作り出し、カメラによる観察実験を行った。

すると、本来なら異常性が消失するであろう時間になっても一向にノック音と振動は止まらず、どんどん激しさを増していった。遂には明らかに木材を破壊するような異音まで聞こえてくる(それでもやはりSCP-006-JPそのものは無傷)上にその音が聞こえる範囲が拡大し始める事態に。

流石に危険を感じた財団は実験中止を宣言。Dクラス職員を用いて事前に用意していた遺体を搬入し、動き出した遺体共々抑え込みを開始させる。しかし、この時点でドアはノック音の度に28体の遺体と11名のDクラス職員を纏めて収容室の壁際にまで吹き飛ばすほどに凄まじい衝撃を発するようになっており、最終的には機動部隊3部隊まで投入されることとなった。

それが功を奏したか、最終的に異常性は消失するも、抑え込みに参加したDクラス職員3名が死亡、他にもノック音を聞いた多くの職員が極度の恐怖やストレスに晒され続けたために職務に手が付かなくなるほどの精神的影響を受けてしまうことに。

この実験結果を受けて特別収容プロトコルにも改定が入り、あくまで実験用に用意されていた遺体を本格的に収容に利用する方針に切り替えられた。なお、その後また活性化した際のノック音や影響範囲は当初の範囲内に戻っていた。

ところで、とあるエージェントは上記の特別収容プロトコルに関して以下のようなコメントを残している。

「これまで実験のために常時遺体を安置してたが、

 特別収容プロトコルにもその旨が入れられる事になった。だが本当にそれでいいのか?

 考え過ぎだと良いんだが、死者達が儚い筋力でこぞってSCP-006-JPに向かう様は、

 俺には"押し込んでる"というより"縋り付いてる"ようにしか見えないんだ

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