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SCP-1306

ばんのうとりえ

SCP-1306とは、怪奇創作サイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクト(怪異)の一つ。

概要編集


アイテム番号:SCP-1306

オブジェクトクラス:Safe



SCP財団が管理するSCPオブジェクトの一つ。通称「万能鳥餌」。

ヒマワリの種ピーナッツバター、その他4種類の素材を配合して作られた特殊な鳥の餌。「4種類の素材」については報告書にも明記されていないが、一般的な鳥類は本来は摂取しないもの(しかもそのうち2つは本来は鳥類にとって有毒)とされる。正確なレシピは財団の中でもごく限られた人物のみが知っており、実験を行う際にはその中の誰かから承認を得る必要がある。


「万能鳥餌」と呼ばれるだけあり、これを給餌器に入れて屋外に設置すると様々な「鳥」が現れてはこれを啄んでいく。前述したように鳥類は本来食べないような素材も用いているにもかかわらず、出現した「鳥」はどの個体でも必ずこの鳥餌を口にする。毒性も有しているはずなのに、少なくとも食した時点では特に疾患の兆候は見られない。しかし、この鳥餌だけで完全に食欲を満たす事はできないらしい。


さて、確かに上述したようにこの鳥餌そのものにも異常性が見られるが、むしろ本題はここからである。

最大の特徴は、この鳥餌を食べるために現れる「鳥」。この「鳥」は何故か周囲を壁などで囲まれていたとしてもどこからともなく現れ、そして消えていく。また、捕獲しようとすると予想外のパワーやスピードによって抵抗されたり、突然機材が故障するなどして失敗に終わってしまう。加えて一定の範囲外にまで逃走するとそのまま消失し、追走できなくなってしまう。

そして何よりSCPオブジェクト級の珍妙な「鳥」まで次々に出現する。中には翼から青い光と放射能を放つクジャクやら脚が確認できないキーウィなど、既知の鳥っぽくは見えるが明らかに異常な性質を持っている場合もある。さらには様々な鳥類の脚だけが地面からタケノコの如く生えてきたり、挙句の果てには鳥のコスプレをしたが飛んできたりした事例も確認されている。

この辺りの実験結果のカオスっぷりはぜひ報告書を一読していただきたい。


関連項目編集

SCP_Foundation

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