曖昧さ回避
概要
『Amnesia:_The_Dark_Descent』『Amnesia:_A_Machine_for_Pigs』などで知られるFrictional Games開発のホラーゲーム。
襲い掛かる恐怖の対象に対する抵抗手段は用意されておらず、プレイヤーは隠れるか逃げ回る事しか出来ない。
ストーリーが高く評価されており、ストーリー重視のプレイヤーのために敵がプレイヤーを無視するようになるセーフモードもアップデートで追加された。
公式の日本語は存在しないが、有志による日本語化MODが存在する。
ストーリー
2015年、カナダのトロントに暮らすサイモン・ジャレットは交通事故に遭い、脳を損傷する。サイモンは一縷の望みを掛けて、脳をスキャンしてその構造を調べるという実験的な治療を受ける。
スキャンが終わると、そこは先程まで居た建物内とはまるで異なる、薄暗く不気味な研究施設のような場所であった。
困惑しつつ辺りを探索するサイモンは、自分が人間であるかのように振る舞うロボットや、サイモンに襲い掛かるロボットを目撃し、そして水族館のようなチューブ状の透明な通路でここが海底である事を知る。
その後、女性研究員のキャサリン・チュンと通信で会話に成功したサイモンは、キャサリンと直接会い、今が2104年である事、隕石によって海底基地に居た人々を除いて人類が滅んだ事を知る。そして、サイモンは人類存続のため、スキャンした人間の複製データを入れた人工衛星『ARK』を宇宙に打ち上げる計画に協力する事になる。
キーワード
- 脳スキャン
脳をスキャンして電子データ化する技術。その電子データを入れる事で、ロボットやドローンに意識を移して操ったり、仮想空間で生活する事も可能。スキャンされても死んだり身体から精神が失われる訳ではないため、自己の複製を作る行為となる。
- PATHOS-II
サイモンが目を覚ました海底の研究施設。
複数の建物で構成されており、深海には宇宙に物体を打ち上げるためのマスドライバーもある。
- ストラクチャーゲル
黒いゲル状の液体。損傷した機械に掛けると良い感じに修復してくれるというとんでもない代物。
生物と機械をくっつける事も可能で、死体であっても機械の一部であるかのように動き出すようになる。
タイトルのソーマ(インド神話に登場する不老不死の霊薬)はこの液体を指すのかもしれない。
- WAU
PATHOS-IIを支配する人工知能コンピュータ「Warden Unit」。
人類の保存を目的として暴走している。
- ARK
生き残ったPATHOS-II職員のスキャンデータを人工衛星に搭載して打ち上げる計画。
成功すれば人工衛星に搭載されたコンピューター内に用意された仮想空間で数千年もの間生き続ける事が出来る。
- 連続性信奉者
ARK計画の際、脳スキャン後に自殺することで自我を複製された自分に移行させることができると考えた一部のPATHOS-II職員。