SOULS
そうるす
ゲームソフトを開発・販売する企業であるフロムソフトウェアは、様々なゲームを開発しているが、その中でも特に高難度で死にゲーと呼ばれるタイプのゲームを多数開発していることで有名な企業である。
その中でも、デモンズソウルはその高難度のゲーム性と細部まで作り込まれた世界観から、ソウルライクと呼ばれるゲームジャンルを生み出したほどである。
その後、デモンズソウルの次に発売されたダークソウルはシリーズ化するほどの人気を確立する。
このダークソウルはデモンズソウルとは直接的につながっている世界観ではないものの、共通する要素から精神的な続編と位置付けられており、ダークソウルシリーズとデモンズソウルを合わせて、SOULSと称している。
人によってはBloodborne、SEKIRO、ELDEN RINGを加えることもある。ゲーム関連のメディアなどではこれらの作品を一纏めにした「ソウルズボーン」という用語が使われており、現フロムソフトウェア社長の宮崎英高もインタビュー内で(記者の質問に対する返答という形だが)この言葉を使用している。
特にSOULSと呼ばれるゲームソフトとして、デモンズソウルとダークソウルシリーズの合計四本が挙げられる。
特にこの四本は、経験値とお金の要素を兼ねた『ソウル』という概念がある、レベルアップ要員である火防女が存在する、中世ヨーロッパ的な世界観を舞台とした王道のダークファンタジーという要素が共通している。
上記のデモンズソウル・ダークソウルシリーズとはややいくつかの相違点が存在するも、ダークファンタジーであるという点と、幾つかの共通点から同じ括りとして扱われるゲーム。
- Bloodborne:ヴィクトリア朝時代の近代ヨーロッパ的世界観をベースとしたゲーム。
SOULSとはゲームコンセプトとゲームシステムが大きく違うものの、火防女に当たる存在である人形がいることと、経験値とお金の二つを兼ねた概念である血の遺志と啓蒙が存在する事から、同系統の系譜に当たるゲームとされる。
Bloodborne以上にアクション性に重きを置いている為、SOULSと呼ばれるゲームとはゲームシステムそのものが大きく違う。
しかし、Bloodborneとは世界観につながりがあるかのような描写がある為、SOULSの系列に加えられることがある。
また、このゲームはフロムソフトウェア制作したゲームの中でも最高難易度を誇るゲームである。
主な共通点として挙げられるのは、主に以下の要素である。
- 高難易度のゲーム作品である
- 難解なストーリー性
- フロム脳が必要となるほど作りこまれた世界観
また、たびたび指摘されるのが三浦建太郎による漫画作品ベルセルクからの強烈なインスパイアを受けているという点である。
特に、陰鬱とした世界観、不気味な姿をしたクリーチャーのデザイン、身の丈ほどもある大剣などが良くあげられる。
また、SEKIROにおいては主人公の名前が狼と言い、左腕に高精度の絡繰りを仕込んだ義手を装着して戦うという姿が描かれたが、ベルセルクの主人公ガッツはそのモチーフとして狼が使われ、左腕に高精度の絡繰りを仕込んだ義手をつけているという共通点がある。