概要
イリアステル滅四星の一人であるアンチノミーの使用カード「TGハルバード・キャノン」の強化版。
バスター・モードによってモードチェンジしたTGハルバード・キャノンで、初のレベル12のシンクロモンスターを使用した/バスターでもある。
ギガンテック・ファイター/バスターを最後に/バスターは約10年忘れ去られていたにもかかわらず、唐突に登場した。ちなみにこの後、また忘れ去られている。
カードテキスト
特殊召喚・効果モンスター
星12/地属性/機械族/攻4500/守4500
このカードは通常召喚できない。
「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。それを無効にし、そのモンスター及び相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て除外する。
(2):フィールドのこのカードが破壊された時、自分の墓地の「TGハルバード・キャノン」1体を対象として発動できる。そのモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する。
解説
あらゆるデッキがぶん回し前提になったとはいえ、TGハルバード・キャノンを出すためには相応の手間が掛かる。そこに更に事故要因となるこのカードとバスター・モードを導入して得られる効果が一度の召喚・反転召喚・特殊召喚封じと、特殊召喚されたモンスターの全除外ではさすがに割に合わない。バスター・リブートでTGハルバード・キャノンを出さずにこのカードに繋ぐことも出来なくはないが、スターダスト・ドラゴン/バスターの汎用性を押し退けてまで採用する価値があるかというと微妙。
そもそもTGハルバード・キャノンにはシューティング・クェーサー・ドラゴンというほぼ同期の強力なライバルがおり、シューティング・クェーサー・ドラゴン、TGハルバード・キャノン、シューティング・スター・ドラゴンの効果を合わせたような効果を持つコズミック・ブレイザー・ドラゴンなどというカードも後に登場している。更に同じTGモンスターで、TGグレイヴ・ブラスターという、特殊召喚限定だがフリーチェーン除外効果を持つデルタアクセルシンクロモンスターまで登場した今、TGハルバード・キャノンそのものがTGですら採用価値が低いという有様。