概要
pixivに投稿された立体作品の写真に対し「pixivじゃなくてfgの方でやれよ( fgは立体作品投稿専門のSNSとされる )」と批判交じりで促す指摘タグである。
詳細
pixivに関しては本来、イラストを投稿するためのSNS( 小説投稿機能が追加された時点でこの建前は既に成り立たなくなっているが )を標榜しているため、本来その範疇に含まれない立体作品等の写真を投稿する事は趣旨的に好ましくないとみなされ、pixivに投稿するのなら最初からfgに投稿した方がいいのは確かである。
が、タグを付けた本人の意図がどうであれ、タグをこのような指摘を目的として使う方法は適切ではない( 「指摘タグ」参照 )。結果的にこのタグの付加が荒らし類似行為になることは否めなず、またこのタグ自体が命令口調の高圧的な書き方であり、雰囲気のよくないものであることも問題である。
pixivの状況
pixivのガイドラインには投稿禁止作品という項目が存在し、「以下に該当する画像は削除対象とします。」とあり、12項に「実写を主体とした作品であるもの」としか記されていないため「立体美術」に関しては曖昧なものとなっており、運営による削除が必ずしもなされていない状況から、ユーザー間での認識としては立体作品の投稿はグレーゾーンであるという見解に留まっているのが現状である。
運営側が立体作品の投稿を認可していない以上、投稿は出来うる限り控えるべきではあろうが、必ずしもそうすべきだと断じることも今の時点では不可能である。
投稿の可否
実際、立体作品そのものはアウトであるように思われるが、これが立体作品に描かれたイラストならばどうだろうか?さらにはそれが刺繍ならば?とこのようにこの問題は広がっていくはずであるが、運営はこの件に関しては何ら見解を示していない。
ユーザーの状況
このように、立体作品の投稿はグレーゾーンとされているため、独善的、独断的な行為を持って相手の活動を妨げるような行為もまた許容すべきことでなく、このようなタグをつけたところで相手に対する強制力などないばかりか、荒らしまがいの行為に成りかねないことを念頭に置いておきたい。
fgの現状
「fgでやれ」とはごもっともな話であるが、fgが2012年にリニューアルされてから、サーバー管理が不安定となっていたとされ、繁盛にアクセスできなくなるほか運営のお知らせも2013年で停止している。さらにデータを旧運営が握ったまま経営破綻し行方不明になったという情報もあり、そうなると存在すらしないfgでやれとは言いずらい状況となっており、「立体作品の投稿先=fg」という図式も薄れている。(本タグも2014年の元旦以来使用された形跡がないといわれている)
現在は立体作品のカテゴリが存在する「TINAMI」や「MG モデラーズギャラリー」などの投稿型SNSが存在する他、専用の特化SNSを利用せずtwitterやTumblr、個人ブログを中心に投稿する者も少なくない。
こうした現状、このタグは実質的に形骸化し、意味のなさないタグとなっていると言えるだろう。
結論
立体物を投稿したいのであれば、pixivの禁止事項に抵触しないようにするしかないのであるが、今の時点でも尚、グレーゾーンであることを認識しつつ、節度を持って投稿するように心がけたい。
立体物の創作者さんとより深い交流を図りたいのであれば、上述のような立体物の投稿がメインもしくは投稿可能となっている他サイト、もしくは自分のブログやサイト等での活動をおススメする。