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概要
TNT(TriNitroToluene:トリニトロトルエン)とは、
有機化合物の一種。芳香族化合物に属するトルエンのニトロ化合物。
示成式C₆H₂CH₃(NO₂)₃
トルエンに混酸(硝酸+硫酸)を反応させ、生成する黄色粉末状の物質。
用途
爆薬。
金属を侵さないので炸薬として広く用いられている。
あるいは6号雷管では起爆しない硝安爆薬(ANFO)の添爆薬として用いられる。
廉価な派生品として、アマトール爆薬がある。TNTに硝酸アンモニウムを添加したもので、硝酸アンモニウムが安く手に入り、しかも添加する硝酸アンモニウムの量をTNTの3分の2程度までにしておけば目立った威力低下を起こさなかったので、第二次世界大戦で多用された。
V1ではその安さから、V2ロケットでは大気圏再突入時に爆発しない感度の低さから、炸薬として選ばれている。
構造
トルエンに3つのニトロ基がくっついている。
化合の仕方によっては爆発性を持つ不安定な物質が生ずることがあるので、普通に危険。
ゲームなどでは
レア社の作品ではかなりの頻度で登場し、一般的な爆発物はほぼ大部分がTNT。
例えばスーパードンキーコングシリーズには『TNTバレル』が皆勤で登場し、バンジョーとカズーイの大冒険やConker's_bad_fur_dayなどでも出番がある、など。
Minecraftではクリーパーを倒すことで入手できる「火薬」を「砂」と組み合わせ、クラフトすることで作成できる。
主に大規模な採掘に用いられるが、トラップの一部として砂漠バイオームのピラミッドに仕掛けられている場合もあるため注意。
他にもレッドストーン回路を用いて『TNTキャノン』を開発するプレイヤーも確認されている。