概要
アメリカ合衆国で新型ビーズソファとして開発され、2004年頃に発売。
2009年に開発者がYogibo LLCを設立し、ソファ以外の家具や雑貨品なども手がけるようになる。
積極的に海外にも進出し、日本、カナダ、オランダ、韓国、台湾、タイ、シンガポールにも販路を展開。
日本では2014年に大阪府大阪市に本社を置いていた(株)ウェブシャークが代理店契約を結び、国内での正規販売店事業を開始。
旧Yogiboグループの海外業績拡大に大きく貢献をしていく。
2021年に米国本社からの打診により、ウェブシャーク社が同本社を買収。
2022年8月には(株)Yogiboに社名を変更した。
傘下となった旧米国本社の経営陣は引き続きグループ経営に参加している模様。
ちなみに「海外法人が本国本社を買収する」という例について、日本の現在のセブン&アイ・ホールディングス傘下である米国発祥のコンビニチェーン店セブンイレブンなどがある。
現在も中核商品となっているビーズソファは、旧米国本社の創業者が妊娠中の妻の為に開発したとされている。
日本での発売後は、その独特の柔らかさと心地よさなどから「人をダメにするソファ」、「人をダメにするクッション」として知られるようになった。
馬もダメにする?
現在のYogibo社は、2021年より北海道日高町にある引退競走馬の養老牧場ヴェルサイユリゾートファームとネーミングライツ(命名権)契約を締結。
同施設の愛称が「Yogiboヴェルサイユリゾートファーム」となった。
2022年5月、牧場側がそこで暮らす馬たちの前にYogiboのソファ(ビーズクッション)を置いて反応を見るという動画を公開。
その中でも最もソファを通常の用途で「使いこなした」のは、ディープインパクトの同世代で菊花賞2着などの成績を残したアドマイヤジャパンであった。
彼がYogibo製品を枕にして横たわる姿を映した動画は大好評となり、「人をダメにするソファを使いこなす馬」としてテレビでも取り上げられた。
その後Yogibo社の社長がこの動画で疑似CMを作り、さらに同年8月には公式のCMキャラクター契約が締結されるまでに至った。
ちなみに同じ牧場に在籍して気の荒さから「牧柵破壊神」としても知られるタニノギムレットもYogibo製品を使った模様。
その後、オグリキャップの孫娘であるレディアイコが完全に安心して眠ってしまう動画や、生産牧場であるヴェルサイユファーム本場の将来の競走馬候補の幼駒(仔馬)が気に入っている様子の動画が公開。
なお怪我の防止のためソファやクッションは常に放牧地や厩舎内に置かれているわけではない模様。