概要
「ドラえもん」に登場するキャラクター(画像右)。原作ではTC17巻収録「どらやき・映画・予約ずみ」にて名前が登場する(TC22巻「税金鳥」のみ、金尾タメルになっていた)。
のび太の級友で、太っている方。同作者の『T・Pぼん』に登場する白石鉄男(主人公に1話目でベランダから突き落とされて死んで生き返る人)に似ている。
メインで登場する事はほとんどなく所謂名前ありモブであり良くも悪くも一般人である。
根気強い性格で、欲しいものを買わずにひたすら貯金を続けたり、雑誌の懸賞に何通も応募したりするほどのハガキ職人でもある。また、ひそかに溜めた鼻くそでボール(バレーボールほどの大きさ?)を作るという下品な芸当を見せたこともあった。公式ガイドブックではその熱意を「彼の興味が鼻くそ以外にあれば、間違いなく歴史的発見をしていたはずであろう」と書かれていた。
苦手なものはクモだが、毛虫は平気で手で掴み取ったりしていた。
外見通り大食いでビフテキに加えてお寿司五人前を平らげたこともある。ジャイアンのディナーショーの開催が発表された際は、ジャイアンシチューを食べるのを回避する為に、なんと40杯ものかき氷を食べてわざと腹を壊す芸当をやってのけている。
帽子をかぶっている安雄(画像左)と仲が良いのか、一緒に出てくることが多い(TC6巻「ほんもの図鑑」など)。
また出番もそこそこあるためかジャイアンの被害をともに受けることも多い。
話によってはジャイアンやスネ夫ののび太へのいじめに加担することもあれば、のび太のジャイアンへの仕返しに参加するなど、状況によっては立ち位置を変える日和見主義っぽい部分があるため、人によっては嫌な印象を受ける。要するに安雄共々「その都度都度で有利な味方」であり、そう言った意味では、現実にはたくさんいるタイプのキャラクターと言える。
ただ対立する理由さえなければ基本的に仲良く遊ぶことも多く、のび太にとっても話しかけやすい相手なのか自分から話しかけることが多い(「アヤカリンで幸福を」「録験機で楽しもう」など)。
大山版のどくさいスイッチに当たるエピソード「のび太は独裁者!?」ではジャイアンとスネ夫がスイッチの力でこの世から一度抹消された際は安雄と共にガキ大将・暴君の役割を引き継いでのび太を追いかけ回していた。
安雄共々、CVが固定されておらず頻繁に変更されている、2018年10月以降は矢口アサミが起用されているが2020年1月に慶長佑香が演じたことがあり、2023年11月18日の回ではAパートは矢口でBパートに使われた再放送(元の放送日2012年11月30日)エピソードは当時演じた伊東みやこの音声がそのまま使われたようである。(エンディングクレジットでは伊東みやこ声のはる夫は男子B表記)