「失敗は許さん……死刑!」
「ある時は銅像、ある時は墓参りの女、ある時は山伏、ある時は美女、ある時はヘビ取りの男、ある時は保母さん、そしてその正体は、鉄の爪・アイアンクロー!」(第29話)
「ワシは太陽系のエンペラーだ、皇帝なのだ!貴様ら頭が高い!」(最終話)
演:石橋雅史
概要
『ジャッカー電撃隊』に登場する犯罪組織クライムの首領。石川五右衛門のような巨大な頭髪、スパンコールのようなギラギラ輝くローブ、蓄えた漆黒のヒゲが特徴的で、名前の通り右手にはロケットナイフのように射出可能な鋼鉄の爪を装備している。
この爪は主に作戦に失敗した部下を処刑する際に使用された。
悪の首領らしく性格は冷酷非情で、失敗は絶対に許さない。前述のとおり作戦に失敗した部下は悉く右手の爪で粛清してきた。
基本的には本拠地であるクライム要塞島から部下に指令を下し、自ら前線に出ることは少ない。
その野望は、世界各地の主要都市を犯罪都市にすること。
また、変装の名人でもあり、第29話では番場と変装合戦を繰り広げ、妙齢の女性や銅像にまで化けてみせた。
加えて、念力波や侵略ロボットを復元させるエネルギー波を発することもできる。
第35話(最終話)でイカルス大王を処刑した後、シャインより「太陽系のエンペラー」と称された。
実は彼は表向きの首領に過ぎず、シャイン星の宇宙人の指令を受けて活動していたことが終盤明かされた。
最期は戦闘形態である戦士鉄の爪となってジャッカー電撃隊との決戦に臨み、ジャッカー電撃隊を圧倒したがビッグボンバー・ドブネズミで倒された。
・・・・かに見えたが、映画『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』で復活。新生クライムを結成し、クライム四天王を率いて再び活動を開始した。
戦士鉄の爪
第34、35話(最終話)にて披露。
アイアンクローがクライムの本拠地である要塞島へと乗り込んできたジャッカー達を迎え撃つために、自らを強化改造した姿。
全身銀色のスキンヘッドという容姿をしている。
格闘技や念力の達人であり、ジャッカーの必殺技をことごとくはね返す程の実力を持つ。
余談
第1~4話まではヒゲで口が隠れていた。
関連タグ
要塞・鉄の爪:『太陽戦隊サンバルカン』に登場した同名の要塞。『サンバルカン』の頃は、『ジャッカー』(および『ゴレンジャー』)を同一のシリーズとして見るか微妙なラインであったが、もし、同一シリーズ・同一世界観なのであれば、クライムとブラックマグマに何らかの関係性があり、亡き幹部の名が刻まれたなどの可能性もある。なお、機械帝国ブラックマグマとは、構成員の大半をロボットや機械生命体が占める悪の組織という共通点がある。