ジャッカー必殺武器…ビッグ・ボンバー!!!
概要
ジャッカーの四人がそれぞれパーツを取り出して組み立て、ビッグワンが弾を込め敵侵略ロボットに向けて発射する。食らった侵略ロボットはどてっ腹に大穴が開いて爆死する。
初登場回ではミニチュアレベルに小型化されており、番場が放った際にはビッグワンの姿が投影された。
ジャッカーコバックが効かなくなった侵略ロボット軍団をこの武器で倒していく。後のシリーズでは定番となった「重火器型の必殺武器」の元祖である。
ビッグワンの「ビッグ、ボンバー!!」の掛け声で4人が大砲を組み立てる。
ダイヤジャックが右車輪、クローバーキングが左車輪、ハートクインが砲架、スペードエースが砲身を合体させる。
第28話より組み立て時に、J「セット1」K「セット2」Q「セット3」A「行くぞコンバイン!セーット、オン!!」の掛け声が入る。
そしてビッグワンが砲弾を持って現れ、「ジャッカー必殺武器!」の掛け声と共に砲弾を込め、「ビッグ、ボンバー!!」の掛け声で発射する。その威力は、侵略ロボットのボディを貫通するほど強力。
第25話より敵を倒した後に「ビッグ、ワン!」「ジャッカー!!」の決め台詞を言う。
また第29話からは、前作のゴレンジャーハリケーンのように、砲弾が敵の苦手なものに変形するようになる。詳細は下記参照。
ビッグボンバーの変形
第29話「行くぞ七変化!鉄の爪対ビッグワン」
変化:蜘蛛の巣攻め
相手:カマキリ大酋長
断末魔の叫び:「蜘蛛の巣怖いわ~、あら~!!」
特殊な念力で通常ビッグボンバーの直撃に耐えたカマキリ大酋長も、蜘蛛は嫌いなようであっさりやられてしまった。
第30話「死を呼ぶ暗号!猛毒コブラツイスト」
変化:アフリカゾウ
相手:コブラ大神官
断末魔の叫び:「アフリカゾウ嫌いぃぃ~!!」
砲弾が何と、アフリカゾウ(の着ぐるみ)に変化。コブラ大神官に抱きついて倒れこんで爆発した。
ちなみにこの時の断末魔は「がきデカ」のパロディだったりする。
第31話「赤い衝撃!スパイは小学四年生」
変化:トウモロコシ
相手:シャチラ汗(カン)
断末魔の叫び:「きょほー!美味しそう!(ガブッ)ぎゃあああ!!」
トウモロコシに変化した砲弾にかぶりついた途端に宙に舞い上がり爆発。前作のタマゴ(第54話)やトリガラスープ(第62話)を踏襲している。
第32話「どっちが本物?あやうしビッグワン」
変化:嘘つき退治(巨大ヤットコ)
相手:カメレアン大隊長
断末魔の叫び:「これじゃ宇宙へカエレア~ン!!」
カメレアン大隊長が子供に化けてビッグボンバーの照準を狂わせた。最終的にビッグワンに嘘を見破られ、巨大ヤットコで舌を挟まれたまま爆死した。
第33話「電撃隊全滅か!?クライムのお料理教室」
変化:ビッグアロー(巨大な矢)
相手:バッファロー提督
断末魔の叫び:「ぎゃあああ!!」
奇をてらったこれまでから一転して、変化物も断末魔の叫びもシンプルに。知略家のバッファロー提督も、強大な攻撃力を持つビッグボンバーには敵わなかった。
第35話(最終話)「大勝利!さらばジャッカー」
変化:ドブネズミ
相手:戦士・鉄の爪
断末魔の叫び:「ぐッ!?うぉおああぁぁぁ!!」
最後の敵を倒した技がどぶねずみとは・・・
映画『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』
変化:ゴレンジャーハリケーンと合体
相手:四天王ロボ
断末魔の叫び:なし
ゴレンジャーハリケーンとビッグボンバーを大砲の中で合体させた超強力な砲弾で強敵・四天王ロボを倒した。
シャチってトウモロコシを食うと腹痛をおこすのか?ええっ?どうなんだ?
(一応フォローしておくと、現代の研究でシャチはかなりの偏食である事が判明しているのだが、それでもなおトウモロコシに拘る必然性もないわけで…?)
さらには威力的に見て個人携行武器を大きく上回り、明らかに小隊レベルで運用される兵器でありながら武器と呼称される(電撃戦隊チェンジマンのパワーバズーカなら、合体前のズーカが単体での攻撃が可能なので武器と言えなくもないが)というのもなんだか腑に落ちんぞっ!
……とはいえ、後半を面白くしてくれたギミックであることは間違いない。
ビッグボンバーのテーマがスペードエースから略奪したテーマ曲であるなどということは、黙っていてあげよう。
うん、黙っていてあげよう。
関連タグ
ジャッカー電撃隊 ビッグワン ゴレンジャーハリケーン スペードエース若き獅子
ビッグボンバー→パワーバズーカ