概要
「HuGっと!プリキュア」に登場する、世界に溢れている明日を創る希望の力。
明るい未来がやってくると信じる人々の周りに集まってくるようだ。(もしくはその心が生み出しているのかも?)
基本的に視認することはできないが、アスパワワの濃度が高くなった時(プリキュアが戦う時など)は視覚化される。その時はパステルカラーのさまざまな色をしたキラキラマークとして表される。
「明日を創る希望の力」と書くとプリキュアシリーズでよくあるやつだよねとなりそうだが、本作ではこれは文字通りの意味であり、アスパワワとはこの宇宙における「時間の流れ」を生み出すエネルギーとして定義されている。
この宇宙で時間が過去から未来へと進むのは生きとし生けるもの者達が「今の状況が変化すること」を望むからなのだ。逆にいえば多くのものが変化や成長を拒否して思い出に閉じこもることを選んでしまうと、本当にこの宇宙の時間の流れは停滞するのである。
本作の敵組織・クライアス社は宇宙の時間の流れを人為的に停止させ、幸福な過去の思い出に永遠に浸ることができる「楽園」を作ることを目的とする集団である。
未来を守りたいと強く感じた時、その人物の周りにアスパワワはより大量に集積する。
その思いの力がはぐたんと共鳴した時、そのアスパワワは「ミライクリスタル」として結晶化する。このミライクリスタルはそれを生み出した人間をプリキュアへと変身させる力を持つ。
侵略企業クライアス社はこのミライクリスタルの強奪を目論んでいる。
プリキュアが気合を入れた際には身体からアスパワワが溢れ出ていることが確認できる。
さらに、プリキュアがパンチやキックで攻撃したときには衝撃波と共にアスパワワの輝きが周囲に撒き散らされる演出がある。
アスパワワと似て非なるエネルギーに「トゲパワワ」がある。
これはアスパワワのマイナス方向のエネルギーであるようで、アスパワワの未来の希望の力を打ち消すことができる。
クライアス社の社員が怪物オシマイダーを召喚する時はネガティブエネルギーによってトゲパワワを増幅させるのだが、これは結果的に周囲のアスパワワの未来の希望の力が減衰する。
その程度で世界の未来そのものが奪われたりはしないが、アスパワワの未来の希望の力が減衰した空間にいる人間達は生きる気力を削がれて極度の鬱状態となり動くことすらままならなくなる。ただし、プリキュアの有資格者はこの悪影響を受けない。
プリキュアたちがオシマイダーを浄化するとトゲパワワは消失し、周囲空間のアスパワワの未来の希望の力が蘇る。倒れていた人々も元に戻る。(ついでに戦いで破壊された建物とかも修復される。これはプリキュアシリーズではいつものことだが)
また、ハリーと行動を共にする謎の赤ん坊・はぐたんが本来の力を取り戻すためには、8つのミライクリスタルに秘められたアスパワワを吸収する必要がある。
そして、ミライクリスタルからはぐたんのためにアスパワワを分け与えることができるのはプリキュアだけである。