この記事はネタバレを含みます。
概要
型式番号MS-06。
アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』に登場。
その型式番号から、『GQuuuuuuX』世界線における宇宙世紀に存在するザクⅡそのものである可能性が読み取れる。ただし、本作におけるMS-06の名称は「ザク」が正しく、ザクⅠは「0ザク」になっているなど数字が一つ繰り下げられている。
遠目から見た印象はいわゆる「正史」におけるザクⅡにある程度似通ってはいるが、実際には各部のデザインは一新されている。頭部はモノアイレール左右の支柱が無く、胸部左右ブロックは板と呼んで差し支えない域まで薄型になっているほか、腹部動力パイプが2本に増えている。下半身は特に大幅に記号が変わっており、スカートの無い腰は股間にスラスターノズルを配置、大腿部には球状の推進剤タンクとセットになった2対の大型推進器が埋め込まれ、下腿部はティエレンのように前面に装甲板を配した細身なものとなった。また、戦闘プログラムが入っているインストーラー・デバイスの有無でモノアイの発光色が変化する。
ガンダム強奪によって「正史」のゲルググに相当する機体は登場しなかったらしく、一年戦争終戦まで主力として活躍している。
戦後は民間にも作業用として払い下げられた一方、クランバトルでも流出した機体が違法に改造されて多数使用されている様子。また、ジオンの増長に危機感を募らせたサイド6の軍警察も治安維持の名目で配備している。
シャア専用機も存在しているが、彼がガンダムを奪った関係で、活躍はあまりなかった。
余談
本作のジオン製MSは、ザク以外にはリック・ドムらしき機体しか登場していないが、この点は小説版ガンダムを意識したものと考えられる。