概要
バッフ・クランの戦闘艦船としては最強最大を誇る要塞クラスの「ジン級」の名を冠する超巨大戦艦で、全高15km(1.8kmの説もある)、全長4.8kmもの大きさを誇る。
カタカナの「エ」を縦に引き伸ばしたような形状で、船体の上下にブリッジがある。艦隊旗艦として建造され、ドバ・アジバ総司令が乗艦していた。
圧倒的巨体をフルに活かした設計と見られ、艦体全面に夥しい数の武装を配しての絶大な火力、サイズ故に運用可能な母艦が限られるルブ系クラスの大型重機動メカを無尽蔵に収容・運用が可能な化物染みたペイロードを誇り、単独で大規模艦隊クラスの戦力を有している。
それでいて耐久性や被弾生存効率も非常に高く、イデオンガンを食らって船体の大部分を失うような規模の損傷を受けても、問題なく戦闘続行が可能であるほど。
実際に戦闘に参加したのは『発動篇』。最終決戦でイデオンが肉薄したタイミングで放たれたガンド・ロワ第2射でイデオンを撃破することに成功したが、同時にバイラル・ジン自身もイデオンによってメインブリッジを破壊され、放たれたビームとイデオンソードで両断されたことによって爆発するガンド・ロワに巻き込まれ消滅した。
ゲーム「第3次スーパーロボット大戦α」では、35万もの膨大なHPを持つ硬い敵ユニットとして登場した。このHPは難易度ハードでのゲベル・ガンエデン、イージーでのラスボスを凌駕する。巨大なためサイズ差補正無視はほぼ必須。幸い、ブロック系の能力はないので装甲を下げて攻めると楽になる。ただし、全力で当たれるのはイデエンドのみ。通常はスーパー系がほとんど不在の対バッフ・クランルート第58話で当たることになる。イデオンの他に貴重なスーパー系であるダイターン3、真ゲッターロボ、コン・バトラーV、ボルテスV、ダイモス、ダイゼンガー、アウセンザイター、ベミドバンを主軸に据えて攻めたい。主力となるMS系では突出した火力持ちがおらず、サイズ差補正が働くためツラい。
出現する第58話は前後半の構成となっており、前半戦ではターン経過で自動的に後半戦に移行するためヘタにバイラル・ジンに手出しする必要はなく(バッフ・クランの小隊がある程度減るかバイラル・ジンのHP半分以下でも後半戦に移行する。バッフ・クランを減らすのが無難だが部隊が育っているならバイラル・ジンを狙ってもいいだろう)、後半戦が本番。前半戦では宇宙怪獣が際限なくわらわらと湧いてくるため、宇宙怪獣を過剰に掃討しすぎないこと。
後半戦では増援は出ないので、バイラル・ジンの撃破に集中できる。熟練度獲得条件もバイラル・ジンを早期に撃墜することなので、熟練度を取りたい場合速攻で。
なお今作ではトップをねらえのヱルトリウム(全長60キロ)も登場(同一マップでの登場はない)しており、さすがに霞んで見える。
なお、アオシマよりプラモデルが出ている。スケールは1/20000と元のサイズを考えれば納得のスケール。なお、同じスケールのソロシップも付属。並べてみるとそのサイズがよくわかるというものである。
サイズはそれほど大きくなく構造もシンプルだが、パーツのディティールはなかなかに細かくデザインされており完成度は高い。