概要
2002年4月27日、笹島政信牧場(北海道浦河町)で産まれた葦毛の牡馬。
父ブラックタイアフェアー(ミスワキ産駒)。
母インキュラブルロマンティック、母父Stop the Music(ヘイルトゥリーズン系)。
管理調教師は柴田高志(笠松)→高橋三郎(大井)。
馬主は大橋清助→大志総合企画株式会社。
戦歴
2007年には地方所属馬で初めて「JBCスプリント」を制し、NARグランプリのサラ系4歳以上最優秀馬、最優秀短距離馬を受賞。
2008年には交流重賞「東京盃」(JpnⅡ)を制し、NARグランプリ最優秀短距離馬を受賞した。
2010年に大井競馬の地方重賞「東京スプリング盃」(SⅢ)が新設されると、2013年まで4連覇を達成。
その4連覇を果たした次のレース(SⅢ「アフター5スター賞」)で右第一指節種子骨剥離骨折と種子骨靭帯炎を発症し、11歳で現役引退。
同年10月23日、誘導馬となるための去勢手術を受けた。しかし、麻酔が冷めかけたところで立ち上がろうとして転倒してしまい、左脛骨開放骨折で予後不良。安楽死の処置が取られた。
生涯成績:59戦23勝
中央成績:5戦0勝(3着1回)
生涯獲得賞金:3億8949万4000円
主な勝鞍:07年JBCスプリント(JpnⅠ)、08年東京盃(JpnⅡ)
死後
2013年のNARグランプリで、フジノウェーブは特別表彰馬に選ばれた。
そして、東京シティ競馬はフジノウェーブの功績を讃え、4連覇を果たした東京スプリング盃を2014年から「フジノウェーブ記念」に改称した。