概要
家とほぼ同義であるが、より建築物としての家に焦点を当てた表現といえる。
タグの用途としては、建築パースの様な家単体を描いたもの、またはインテリアを描いたものが多い。住宅地、住宅街タグと同様に、住宅が密集している絵にも使われる。
シミュレーションゲームにおける「住宅」
シムシティ
シムシティシリーズには「住宅」「商業」「工業」の3つの産業区分に大別される。後発の『シムシティDS2』では「農業」(ゲーム中ではFと表記され、工業に付帯する形式)も存在する。
『住宅区画』はシム(市民)が居住する場所である。道路を移動手段として使い、労働者として工業(農業)区画で働いてお金を得、商業区画で買い物などを行なってお金を消費する。簡単に言えば住宅→商業→工業(農業)→住宅の順にお金が循環する。
公園や学校系統の『公共施設』や、動物園やスタジアムなどの『娯楽施設』を近くに建設したり、森林や水質の良い水場があると住宅の価値が高まる。反対に大気汚染や水質汚濁、つまり環境汚染からなる公害が大きいほど価値が下がる。これを抑えるために公共施設や森林のほか、大量輸送に特化した鉄道を建設して自動車の需要を調整したり、大気汚染を発する工業区画を住宅区画から適度に離して配置(離し過ぎてもいけない)し対処する。
A列車で行こう
A列車で行こうシリーズの住宅は、マップ内の人が住む場所として扱われる。住宅以外の建物にも当てはまるが、「旅客列車」や「バス」に対して『乗客』を発生させる効果を持っている。
駅やバス停の乗降施設を近くに配置し、旅客列車やバスを停車させると、住宅から発生した乗客が車両に乗り込む。別の乗降施設に到着すると降車し、発生した運賃が収入として得られる。降車した客はその乗降施設周辺の発展を喚起し、新たな建物の建設を促してくれる。ただし「資材」の供給がないと発展することはできない。
『A列車で行こう9』では、午前6時から9時が最多で、次いで午後4時から6時が2番目に乗客が多く発生する〈出典;A列車で行こう9 Version5.0 公式ファイナルガイドブック_20220512改訂版.pdf;230頁〉。通勤客を意識しているのだろう。