ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

曖昧さ回避

  1. 文字通り「敗北」した者を表す。
  2. 漫画『ONEPIECE』の展開を元にしたネタ。本項にて解説
  3. もしかして脱北者

概要

尾田栄一郎先生の作品『ONEPIECE』58巻の第573話「この時代の名を”白ひげ”と呼ぶ」での赤犬サカズキ)とポートガス・D・エースのやり取りから発展したネタ。

主要キャラの重大なネタバレに繋がるため、使用の際は注意。


赤犬「エースを解放して即退散とは とんだ腰抜けの集まりじゃのう 白ひげ海賊団 船長が船長…それも仕方ねェか………!!“白ひげ”は所詮…先の時代の“敗北者”じゃけェ…!!!」


エース「(ザッ!!)」


ルフィ「!? エース!!」


赤犬「!」


エース「ハァ…ハァ… 敗北者……?」


赤犬「?」


エース「取り消せよ……!!! ハァ… 今の言葉……!!!」


ビザール「おい よせエース!!! 立ち止まるな!!!」


モブ海賊「エース!!?」


赤犬「………」


エース「あいつオヤジをバカにしやがった……」


ルフィ「エース!!!」


赤犬「お前の本当の父親 ロジャーに阻まれ 「王」になれず終いの永遠の敗北者が“白ひげ”じゃァ どこに間違いがある…!!

オヤジ オヤジとゴロツキ共に慕われて… 家族まがいの茶番劇で海にのさばり」


エース「………やめろ……!!」


赤犬「……何十年もの間 海に君臨するも 「王」にはなれず…何も得ず……!!

終いにゃあ口車に乗った息子という名のバカに刺され…!! それらを守る為に死ぬ!!!」


スクアード「……!!」


赤犬「実に空虚な人生じゃあありゃあせんか?」


エース「やめろ……!!」


イゾウ「のるなエース!!! 戻れ!!!」


エース「オヤジはおれ達に生き場所をくれたんだ!!!

お前にオヤジの偉大さの何がわかる!!!」


赤犬「人間は正しくなけりゃあ 生きる価値なし!!!

お前ら海賊に生き場所はいらん!!!

“白ひげ”は敗北者として死ぬ!!! ゴミ山の大将にゃあ 誂え向きじゃろうが」


エース「“白ひげ”はこの時代を作った大海賊だ!!!

(おれを救ってくれた人をバカにすんじゃねェ!!!)

この時代の名が!!! “白ひげ”だァ!!!」


モブ海賊「やめろエース~~!!!」


アニメ版

火拳のエースを解放して即退散とは、とんだ腰抜けの集まりじゃのう白ひげ海賊団。

まぁ船長が船長…それも仕方ねェか……!!

白ひげは所詮……先の時代の……"敗北者"じゃけェ……!!


「取り消せ」だと?断じて取り消すつもりはない。そりゃァそうじゃろうが。

お前の父親ゴールド・ロジャーは偉大なる航路を制し、さらに自らの死と引き換えに大海賊時代という新たな時代の扉を開いた!海軍のわしが言うのもなんじゃが、まさしく海賊王の名に恥じぬ男だった。

それに比べて白ひげはどうじゃ?果たしてそのロジャーとまともに戦う気があったのかどうか……

大方安全な場所で大所帯を持ち、お山の大将で満足してたんじゃありゃせんのか?

世間では白ひげの名で今もいろんな島の平和を守っちょるとかいう馬鹿どももいるようじゃが、わしに言わせりゃたかが雑魚の海賊ども相手に睨みを利かせたぐらいで英雄気取りとは笑わせる!!

ロジャーが生きている間もその後塵を拝し続け、死んでも名実ともに王になれずじまい!

つまりは、永遠にロジャーには勝てん永遠の"敗北者"!それが白ひげじゃァどこに間違いがある。


……思えば悲しい男じゃのう。オヤジ オヤジとゴロツキ共に慕われて… 家族まがいの茶番劇で海にのさばり……何十年もの間 海に君臨するも 「王」にはなれず…何も得ず……!!

終いにゃあ口車に乗った息子という名のバカに刺され…!! それらを守る為に死ぬ!!!

実に空虚な人生じゃあありゃあせんか?


人間は正しく生きなけりゃァ生きる価値なし!!!

お前らゴロツキ共の海賊なんぞに 生きる場所はいらん!!!


“白ひげ”は敗北者として死ぬ!!!

ゴミ山の大将にゃあ 誂え向きじゃろうが!!!


白ひげは本当に敗北者なのか?

赤犬は「白ひげは空虚な人生を送った敗北者であった」などと喝破するがこれらは全く的を射たものではない。


    • 赤犬「白ひげはロジャーに阻まれ王にはなれなかった」

確かに白ひげとロジャーは何度も戦いを繰り返す間柄であったが、同時に二人だけで酒を飲み交わすほどの絆も持っていた(すなわち、強敵と書いて「とも」と呼ぶような関係だったと言える)。最期の酒宴でロジャーは白ひげにラフテルへの行き方、つまり海賊王への道をチラつかせるが、これに対して白ひげは興味ないと一蹴する。白ひげはロジャーに阻まれ王になれなかったわけではない。


    • 赤犬「何十年もの海に君臨するも王にはなれず何も得ず」

白ひげは、新世界にある「スフィンクス」という、貧しい島の孤児としてこの世に生を受けた経緯があった。その為、とある海賊団の船員として活動していた若いころから、エドワード・ニューゲートが最も欲しかったのは「海賊王の称号」や「財宝」ではなく「家族」であった。何も得られなかったどころか、海賊白ひげは一番欲しかったものを亡くなった時点で既に十二分に得ており、この指摘は赤犬の一方的な価値観にすぎない。事実として、頂上戦争に参戦したドフラミンゴも後に「白ひげは王座につかず、イスの前に君臨した」と言っており、王座に「つけなかった」のではない(エースは白ひげを海賊王にしていたがっていたようだが……)。


    • 赤犬「口車に乗った息子という名のバカに刺されて死ぬ。所詮白ひげ海賊団は家族まがいの茶番劇」

かつてエースは白ひげの命を100度以上狙ったことがあり、しかしそれでも白ひげはエースを息子と呼んで憚らなかった。白ひげにとって自分を殺そうとする者もまた息子でありそれを受け入れる実力と度量を持っていた。スクアードに刺されたのは病と高齢によるもので、これをもって白ひげの信念が揺らぐものではない。


    • 赤犬「白ひげは敗北者として死ぬ」

エースとのやりとりがあった時点では白ひげはエースを解放し、逃げるエースはそれぞれが七武海クラスの実力者である隊長たちに囲まれもはや赤犬が手をだせるものではなかった。白ひげは「エースの救出」という戦略目標をすでに達成しているのである。一方で海軍側といえば逆に「処刑寸前で囚人を奪還される」という大失態を晒し、そのうえこの後に正義の象徴である海軍本部は粉々に破壊され、また白ひげを討伐して海軍の威信を高めるつもりが白ひげの首はかつての船員であった海賊黒ひげに奪われるという惨憺たる有様である。エースが生きてさえいれば白ひげは勝者として死に、赤犬はこの戦争の敗北者となるはずだったのだ。


    • アニメ版赤犬「白ひげはその名でナワバリの平和を守ってると言ってる者もいるが雑魚相手に睨みを利かせているだけ」

サカズキ個人としての思想はともかく、やってることは世界政府公認の七武海とほぼ同じである。と言うかそもそもそれは本来海軍がやるべき仕事である。


    • 赤犬「エースを解放して即、退散とはとんだ腰抜けの集まりじゃのお白ひげ海賊団」

これは白ひげ個人でなくクルーに向けての言葉だが、白ひげ海賊団はエースを救出しにきているのだからエースを解放して即、退散するのは当たり前すぎるほどに当たり前のことである。むしろグズグズ居残っているのは愚の骨頂である。


注意事項

敗北者という言葉自体が相手を揶揄、侮辱する意味合いが強く、特にこのネタに関しては人気キャラ、人気作品が元となっているため、使う時には細心の注意が必要である。

pixivに限らず場合によっては荒らし行為と見なされアカウント停止の要因にもなりえるため、この敗北者ネタを使っている作品以外の作品へのタグ付けは自重することを推奨する。


文面を見れば明らかとはいえ、現在では上記の動画の影響もあってか敗北者=エースとする誤った風潮も広まってしまっている。

この風潮を快く思わないファンもいる事は念頭に置いておくべきであろう。


言うまでもない事だが、エース役の古川登志夫氏や白ひげ役の故・有本欽隆氏と後任の大友龍三郎氏に対しこのネタを冷やかし目的で使う事もご法度である。


余談

元の話が週刊少年ジャンプに掲載されたのは2010年で、それを元にした数々のコラ画像がネットミームとして拡散、2015年にはコラ画像を元にしたMAD作品「海賊ラップ」がニコニコ動画に投稿され、2018年11月末に「空前の敗北者ブーム」が到来、大量のネタ動画が投稿されている。


なお、ワンピース公式アカウントで「敗北者」という言葉を送ると、

取り消せよ……!!!今の言葉……!!!

の画像が返ってくる。


外部リンク

ニコニコ大百科記事「敗北者」


関連タグ

敗北

ONEPIECE ポートガス・D・エース 赤犬(サカズキ) 白ひげ(エドワード・ニューゲート)

ビザール:「おいよせエース!!!立ち止まるな!!!」と言い放った張本人。

イゾウ:「のるなエース!!!戻れ!!!」と言い放った張本人。

マリンフォード頂上戦争

ネタ MAD(MAD動画) ニコニコ動画 YouTube

ヤムチャしやがって…城之内死す:同じくジャンプ作品から派生したネタ。

光熱斗:劇中に「とりけせよ!今のコトバ、とりけせよ!」と発言。

関連記事

親記事

敗北 はいぼく

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 6368819

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました