概要
2011年、中央大学からドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。
沢村栄治以来67年ぶりとなる沢村(澤村)姓の巨人選手である。
プロ入り後初年度の2011年は先発投手として5完投を含む11勝を挙げ、同年の「新人王」のタイトルを獲得。2012年と2年連続で二桁勝利を達成した。
2013年は打線の援護に恵まれず、また2014年は自身の怪我の影響もあって不振。2015年からは中継ぎ投手として配置転換をすることになった。2016年は37セーブを挙げて「セーブ王」のタイトルを獲得。
2017年はキャンプで右肩の鍼治療を受けたが、改善されないため検査を受けると、「長胸神経の麻痺」と診断。「鍼治療の施術ミス」という結論が出され、球団フロントが本人に直接謝罪する羽目になった。この年の一軍での登板は結局無かったが、翌2018年は本来の投球まで戻すことができた。
2019年以降好不調の波の激しさが改善されず、一軍と二軍・三軍を行ったり来たりする日々が続くようになり、2020年9月に香月一也内野手との交換トレードで千葉ロッテマリーンズへ移籍。移籍以降は初登板から4試合連続無安打・8試合連続無失点となるなど好投、計22試合に登板し13ホールドを記録した。
2020年シーズン終了後、海外FA権を行使。以前からメジャー挑戦に意欲を示しており、2021年2月にボストン・レッドソックスとの契約が成立し、2年に渡ってプレーした。
2022年5月には、エンゼルスに所属する大谷翔平とも対戦し、彼を三振に打ち取る活躍を見せる(ちなみに、両者はNPB時代にも一度対戦したことがあるがメジャーで対戦するのはこの時が初。また、澤村は前年度もエンゼルスの試合に登板したことはあったが、大谷の打席が回ってきたタイミングで交代させられ、この時は対戦が果たぜずじまいであった)。一方で、同年6月9日(現地時間)に再びエンゼルスと対戦した際には、アンドリュー・ベラスケスにダメ押しとなるホームランを打たれ、14連敗中だったエンゼルスの久々の勝利の引き立て役になってしまうという屈辱も味わった(この試合で大谷との対戦はなし)。
アメリカ球界時代は現地での評価が高かったが、日本のメディアにおける注目度は低かった。
「FAで快く送り出してくれた義理がある」として、2023年シーズンよりロッテへ復帰。
関連項目
読売ジャイアンツ 千葉ロッテマリーンズ ボストン・レッドソックス
サワムラー:『ポケットモンスター』シリーズのキャラクター。澤村の愛称でもあり、本人公認。ロッテ移籍直後の試合では、(新調が間に合わないため)サワムラーの図鑑番号である106番のユニフォームを背負って試合に出場したことでも話題になった。