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概要編集

広島県福山市福山駅から三次市塩町駅を結び、備後地域縦断するJR西日本の鉄道路線。

全線単線で、途中の府中駅(府中市)までが電化両備グループ軽便鉄道が発祥であった経緯から)されており、府中駅~塩町駅間は非電化である。

なお電化区間内においても福山駅から神辺駅まで井原鉄道井原線に直通する気動車列車が3往復運転されている。

非電化区間の路線はすべて塩町駅から芸備線に直通し、三次駅まで乗り入れる。

後述の非電化区間の車両送り込みの関係もあり、広島三次経由府中行きという珍しい経路の普通列車が運行されている。


歴史編集

1914年(大正3年)両備軽便鉄道 両備福山駅 - 府中町駅間が開業。

1933年(昭和8年)両備鉄道の両備福山駅 - 府中町駅間が国有化。

1935年(昭和10年)軌間1067mmに改軌

1938年(昭和13年)塩町駅から建設されていた福塩北線が上下駅 - 府中駅間 を延伸開業し全通。福塩線と改称。


1981年(昭和56年)105系が運用開始。

1987年(昭和62年)国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が承継。


災害と復旧編集

2018年編集

2018(平成30)年7月の西日本豪雨により福塩線は全線で運転を見合わせ、長期間不通となった。7月10日に神辺~府中駅間、21日に福山~府中駅間が運転再開し電化区間は比較的早く復旧した。非電化区間は10月4日に吉舎~塩町駅間(芸備線の塩町~三次駅間も同時)、18日に上下~吉舎駅間、12月13日に府中~上下駅間で運転を再開し、年内の全線復旧を果たした。

この年は奇しくも福塩線全通80周年であり、実施予定だった記念式典は延期を余儀なくされた。その後式典は翌年の3月3日に上下駅で開催され、府中~三次駅間で臨時列車が1往復運行された。


2020年編集

2020(令和2)年7月14日、令和2年7月豪雨の影響により吉舎三良坂駅間の斜面崩落が発生、使用車両の多くが三次駅に取り残されたこともあり15日現在も非電化区間である府中~塩町駅間(芸備線の塩町~三次駅間含む)で不通となった。20日に芸備線の塩町~三次駅間に関しては運転を再開し、8月13日に府中~塩町駅間も復旧した。


駅一覧編集

福山駅~府中駅間(JR西日本岡山支社管轄)編集


府中駅~塩町駅間(広島支社管轄)編集

駅名乗り換え路線備考
府中この区間は基本の6往復しか運行されていないため、旅行の際は確認されたし。
下川辺
中畑
河佐かつて次駅との間に「八田原駅」があったがダム建設時の経路変更に伴い廃止
備後三川
備後矢野
上下
甲奴
備後安田
吉舎
三良坂
塩町芸備線ここから全列車が三次駅に向かうが、広島駅から送り込み便が2本運行される。

関連タグ編集

105系 キハ120系 ICOCA(福山駅~神辺駅間で利用可能)井原鉄道


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