概要
を総称するタイトル。
『マン』は制作中に予算切れで打ち切りを余儀なくされたため、中継ぎには東映特撮『キャプテンウルトラ』が入っている(そのため、円谷側はキャプウルをウルトラシリーズにはカウントしていない)。昭和第1期ウルトラシリーズとも称される。
いずれも子供向け特撮でありながら考えさせられるシナリオと、SF的な世界観が大ブームを巻き起こし、視聴率は30%近くまで登り、60年代後半の第1次怪獣ブームを牽引していった特撮の金字塔である。
本来、『マン』は『Q』の正式な続編とされていたが、放映当時『セブン』は『マン』の続編と規定されていなかったため、総称するタイトルとしては『空想特撮シリーズ』が挙げられていた。現在では『昭和第1期』と呼ばれることが多い。
また、『Q』は放映年代を舞台としているが、『マン』はジャミラの墓標に「-1993」と書かれるなど近未来(当時)が舞台にされており、『セブン』に至っては月面宇宙センターが完成しており、ナレーションでも「遠い遠い未来のお話」と語られるなど、明らかに未来SFの匂いが漂う作風だった。
まあ、『ウルトラマンタロウ』第40話のタイラント回で全部なかったことにされるんだけど!
後に制作された昭和シリーズの延長線上が舞台となる『メビウス』でも、オンエア年代をリアルタイムとした史実であるという解釈が基本設定となっている。
関連項目
妄想特撮シリーズ:似て非なるもの。
SPECIUM;BOYS:科学ADVシリーズ第5弾で円谷プロダクションとのコラボ企画!…というエイプリルフールネタ。ジャンル名が『空想科学アドベンチャー』となっているのは空想特撮シリーズからだとされている。
空想特撮シリーズ→昭和第2期