現在、「演歌」と言う時は、昭和期に西洋音楽が通俗化・日本化することで発生した歌謡曲ジャンルを指す。しかし、「演歌」という言葉は、もともと、明治時代の自由民権運動の中で宣伝・風刺のために歌われた政治的歌謡のことを指していた。
pixivにおいては演歌歌手が歌唱時によく着用する和服姿のイラストにこのタグが付与される
場合が少なくない。
音楽的特徴
通常はヨナ抜き音階といわれる民謡に似た音階を用い、「小節(こぶし)」と呼ばれる独特の歌唱法とビブラートが多用されるのが特徴。
日本的なイメージから日本固有の音楽と誤解されていることが多いが、演歌は日本の伝統音楽(雅楽・民謡・浄瑠璃など)ではなく西洋音楽の系譜を引くものであり、演歌の日本的イメージはレコード会社の販売戦略のために作られたものである。
歌詞の傾向には著しく偏りがあり、海や港町、夫婦愛や家族愛、冬の風物、北国(特に北海道)などのモチーフが特に好まれる。ただし夏や南国(沖縄)をテーマにした演歌も皆無ではない。
なお演歌歌手の歌唱力の高さは世界的に評価されている。
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水樹奈々:もともとは演歌歌手志望だった。