概要
任天堂のドンキーコングシリーズを題材に、レア社が開発したアクションゲーム。当時最新の3DCGを用いて、スーパーファミコンの持つ性能以上の色数を表現した事で注目が集まった。『ドンキーコング64』ではハード以上のメモリを使用するために、プレイするためには『拡張パック』が必要となっている(ソフトに同梱)。
なお、ドンキーコング64を最後にレア社はドンキーコングシリーズの開発からは撤退しており、『リターンズ』は『メトロイドプライム』などを手掛けたレトロスタジオが制作している。最新作のリターンズに至るまで、海外製であるのが特徴。
難易度は同じ任天堂のマリオシリーズに比べると高めに設定されている。また、やり込み要素が多く、単にゴールするだけでは完全なクリアにならないようになっている。完全クリアにどれだけ近づいているかをパーセンテージで表しているのが特徴。落ちるとミスになる谷底や、スタート地点の真後ろなど、ともすれば行くのに勇気がいる場所や盲点になりがちな場所に隠し要素が多く、プレイヤーの観察力が試されるつくりになっている。
このシリーズから登場するドンキーコングはいわゆる『2代目ドンキーコング』であり、かつてマリオと対決したドンキーコングはクランキーコングとなっている。以後、マリオシリーズを含めて登場する『ドンキーコング』はこの2代目ドンキーとなっている。
ストーリーは、ドンキーコングたちが住むドンキーコングアイランドを舞台に、彼らの生活を脅かすクレムリン軍団から島の平和を取り戻したり、未知の土地で冒険を繰り広げるのがシリーズの大まかな流れ。なお、リターンズの敵はクレムリン軍団ではなく、ティキ族となっている。ちなみに『ドンキーコング』というタイトルはついているも、2ではディディーが、3ではディクシーが主人公となっている。
主人公になってないタイトルではさらわれているため、このナンバリングタイトル中でドンキーが操作できたのは一作目だけと言う笑えない事態を引き起こしてしまった。
主な登場キャラクター
コングファミリー
アニマルフレンド
クレムリン軍団
その他敵キャラ
シリーズ作品
本シリーズ作品
- スーパードンキーコング(1994年、スーパーファミコン)
- スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー(1995年、スーパーファミコン)
- スーパードンキーコング3 謎のクレミス島(1996年、スーパーファミコン)
- ドンキーコング64(1999年、NINTENDO64)
- ドンキーコング リターンズ(2010年、Wii)
携帯ゲーム機版
リメイク・移植作品
- ドンキーコング2001(2001年、ゲームボーイカラー)
- スーパードンキーコング(2003年、ゲームボーイアドバンス)
- スーパードンキーコング2(2004年、ゲームボーイアドバンス)
- スーパードンキーコング3(2005年、ゲームボーイアドバンス)
- ドンキーコング リターンズ3D(2013年、ニンテンドー3DS)