CV:大橋彩香
概要
兄弟のシャルル、ラケルと共に、プリキュアを探してトランプ王国から地球にやってきた。
プリキュアの変身アイテム・ラブリーコミューンに姿を変えることができる。
スートのクラブ型のオレンジ色の模様が耳の中に入っている、黄色の小熊のような姿をしており、モデル動物の影響か妖精4人の中で唯一口の周りに白い色が入っている。丸いふわふわした尻尾を持っている。
ジコチューが誕生する際の「闇の鼓動」を聞くことができ、それで敵の出現を探知する。空を飛べる。
語尾に「~ランス」「~でランス」とつけて話すのが口癖。甘えん坊で、他の仲間に比べるとおっとりしていて、末っ子であるためか話し方もやや幼い。
普段はかなりマイペースでのんびり屋であるが、ありすが戦いをマナ達に任せるばかりで彼女自身はくつろいでいた事について憤慨したり、ありすがプリキュアになるのを断った理由を知った後に一人で説得に向かったりするなど、いざというときは芯の強い性格をしている。
一方で虫歯になった真琴に「アイドル失格でランス~」や、人参嫌いの亜久里に「まるっきりお子様でランス~」と言うなど、かなり毒舌な面をみせており、性格が悪いのではないかとファンから疑われている。少なくとも思ったことをすぐ口にする性格ではあるようだ。
この性格のせいなのかどうかは不明だが、他の妖精に比べて悲惨な目に遭うことが多い。
三兄弟の末っ子の男の子で、一人称は「ボク」。だが姉のシャルルと兄のラケルを名前で呼んでいる。生まれた時期もおそらく同じくらいなので、三つ子に近い関係だと思われる。
3人の生い立ちと来歴については長女のシャルルを参照。
ありすはドキプリメンバーの中で1人だけ学校が違うため、他のメンバーとは別行動になりやすい。そんな彼女のメッセンジャー役としてランスは活躍している。ラブリーコミューン同士の通話機能の存在を知ってからも、マナたちの元へ直接飛んでいく事もある。ありすの執事セバスチャンの力を認めており、ノリツッコミをしてもらえるほど彼との仲も良い。
人間体
人間の姿に変身可能。29話にて初披露。
ありす似の瞳に金髪の天然パーマが特徴的。
シャルルやラケルと違って人間形態時のメイン回がなく、影は薄かった。
各話ネタ
- 第2話
「伝説の戦士」と言うところを「で、でんせつの……」とうろ覚え状態。
- 第3、4話
冒頭で、理科室で熟睡状態のままマナと六花に忘れられて置き去りにされ、夜の街をさ迷っていたところを、偶然出会ったありすに拾われて家に受け入れられた。
第4話での理科室で眠りこける姿や、ありすにVIP待遇を受けながら「どうもでランス~」と登場するシーンが非常に可愛らしく、この回で人気が一気に上昇。
- 第9話
マナに代わってアイちゃんのお世話を買って出る3人だったが、体格差や超能力で振り回される結果に。
特にランスはアイちゃんに耳をハムハムされるなど散々な目に遭った。ちなみに放送では流れなかったがシャルルとラケルも耳をしゃぶられた模様。
- 第14話
百人一首で六花が飛ばした取り札を顔面にぶつけられてノックアウト。
- 第18話
正体が判明したジョー岡田のことを妖精達が疑う。
「信用ないなあ」と言った岡田に対し「日頃の行いのせいランス~」とつぶやく
- 第22話
海で遊んだ際、シャルルとラケルに砂に埋められ、身動きの取れないところをカニに襲われかける。
- 第25話
ランスはキューティーマダムに変身したマーモを「ちょっと可愛くなった」とコメント。一方ダビィは「趣味じゃない」と一蹴したが、キューティーマダム自体は女性ファンが大勢付く人気ではあった。
- 第27話
抹茶を飲もうとして茶碗を持ち上げるが、頭上でひっくり返して全身緑に染まる。
- 第28話
ありすが金魚すくいをしている時にありすの頭上からすべって金魚すくいの水槽の中に落ちて溺れる。
- 第29話
またアイちゃんに耳をしゃぶられていた。
シャルルらと同じく人間体への変身を果たし、天パの男児となった。(因みに最初は失敗して長靴になった。)
ありすのために子守唄を歌うが、自分が先に寝てしまう。そんな彼を見て、ありすは「まるで小さい弟が出来たみたい」と微笑んだ。
- 第33話
冒頭でまたまたアイちゃんに耳をしゃぶられていた。今回はちょっと嫌がっていた様子
- 第35話
またまたまたアイちゃんに耳をしゃぶられていた・・・・と思ったらアイちゃんに歯が生えていたので物凄く痛かったらしく号泣。もはや「噛み付かれた」といっていい。
一方、虫歯になった真琴には「アイドル失格でランス~」と言い放った。これにはさすがの真琴も「失礼ね!」と怒った
- 第37話
ニンジン嫌いなことが判明した亜久里に「まるっきりお子さまでランス~」と肩をすくめながら嘲笑してヘコませる。
前々回の真琴に対する発言に続く毒舌で、実は性格悪いんじゃないかという疑惑が持ち上がった
- 第39話
ジョー岡田(に扮したベール)が出したたこ焼きにタコが入っていなかったことに対し、よほど許せなかったのか「タコの入ってないたこ焼きなんてニセモノでランス!」と大激怒。食品偽造が社会問題になっていた時期だけに妙な迫力があった
このニセモノ発言でベールに一瞬正体がばれたのではないかと冷や汗をかかせる(結局それより前から薄々勘づかれていたようだが)。
他にもトランプ王国の王宮の水路に落ちて溺れたり、ベールの正体を全員で暴いた際にトリを飾ったりと地味に見せ場が多かった。
- 第42話
星占いでくまのぬいぐるみというキーワードが出たことで呼ばれるが、「ぬいぐるみじゃないランス」と拗ねる。
- 第48話
最終決戦にてキュアロゼッタがロゼッタバルーンを発動。
そこからなんとキングジコチューに匹敵するほどの巨大ランスが召喚された。
一同はランスが巨大化したものだと思い慌てるが、当のランスはラブリーコミューンとしてロゼッタの腰にぶら下がりながら「びっくりでランス~」とつぶやき、「いるし!」と言われた。
前述したように巨大ランスとランス本人は別個体であるが、巨大ランスは耳をかじられるなど、ランス本人の特性を忠実に再現していた。
余談
名前の由来はトランプの、クラブのジャックの絵札に描かれている、アーサー王の円卓の騎士の一人「ランスロット」。
この御仁、女性絡みでのよろしくない逸話があったりするため、その予備知識のせいで「36話(ラケルのデート回)の主役がもしランスであったならとんでもない展開に…」などとつい黒い発想をしてしまう輩もひょっとするといたのかも知れない。
ちなみに、『ドキプリ』の前年に放送された某アニメでの当人とその関係者役の中の人二人は共に旧作の出演者だったりする。
しかも主人公と何となくいい雰囲気になる役どころだったのだが、向こうではよりにもよって「上司の嫁を寝取った挙句駆け落ちする部下」と「既に人妻となった幼馴染に横恋慕する家出息子」という、字面だけ見るととてつもないろくでなしのコンビに…。
関連タグ
似てる人
ドン・ドッゴイヤー/ゴーカイグリーン⇒ニチアサキッズタイムの先輩で悲惨な目に遭いやすいだけでなく、金髪天然パーマという共通点まである。