概要を説明せねばなるまい!
1976年の「タイムボカン」から始まった、ギャグバトルアニメのシリーズ。男女コンビもしくは単独の正義のヒーローと、女性をリーダーとする三悪が対決するという流れが基本。
SFテイストを入れたり戦闘ロボットが多数登場するが、デザインはギャグテイストが濃い。
また「イタダキマン」までは殆ど三悪の女性リーダーがお色気担当となっており、服を破られてパンティ一枚になったり、パンモロを披露することもよくあった。但し「きらめきマン」以降は時代的に自主規制が厳しくなったためお色気成分は抑えられている。
昭和時代は「イタダキマン」まで7作が作られ、その後インターバルを置きつつ新作やリメイク作、実写作品が作られている。
シリーズ一覧を説明せねばなるまい!
1975年の「タイムボカン」
シリーズ第1作。1975年10月4日~76年12月25日まで放送。シリーズの基礎を作った作品。
一作目という事もあり、唯一ヒーローが活躍するアニメではない(この作品は、どちらかというと冒険アニメ)。
シリーズ第2作。1977年1月1日~79年1月27日まで放送。
ここから、タイトルに「タイムボカンシリーズ」の名が冠された。
シリーズの代表作であり、放送期間が最も長く、放送終了後に最も復活回数が多い作品である。現在も人気が高い。
シリーズ第3作。1979年2月3日~80年1月26日まで放送。
この作品から、主題歌や劇判の作曲を担当した山本正之が声優として参加。
シリーズはこの作品から4年間、毎年約50話のペースで放送されるようになった。
シリーズ第4作。1980年2月2日~81年1月31日まで放送。正式タイトルは「タイムパトロール隊 オタスケマン」。
それまでより、ストーリー展開に比重が置かれるようになり、キャラクターの深みが増した作品。シリーズのターニングポイントとなった。
シリーズ第5作。1981年2月7日~82年2月2日まで放送。
この作品から、善玉が男女2人組から男一人になり、巨大ロボット「大巨神」が登場。
シリーズ第6作。1982年2月13日~83年3月26日まで放送。
この作品は、後半になるにつれて、ストーリーがかなりシリアスになって行き、さらには悪玉が初めて勝つといった話まで登場するなどで、シリーズ最高傑作との声が高い。放送期間は、ヤッターマン、タイムボカンに次いで、3番目(当時)に長い。
シリーズ第7作。1983年4月9日~同年9月24日まで放送。
この作品は、時間帯や路線の変更などが裏目に出てしまい、超低視聴率となり、シリーズごと打ち切られた不遇な作品。
それが原因となり、2年後にタツノコプロは、フジテレビと絶縁した。結果として、この作品を最後に、シリーズはフジを離れる。
そして同時に、前作の持ちキャラである コン・コルドーをはじめ、シリーズに時々出演していた肝付兼太が、その後のシリーズ作品に一切出演しなくなった。
OVA作品。1993年11月26日と1994年1月1日に発売。
シリーズの悪玉トリオが共演するなどファンは必見の作品。
シリーズにおける富山敬の遺作。
・平成タイムボカン
ラジオドラマ作品。のちにCDで発売。1996年4月~同年9月、1996年10月~97年3月の2度に渡って放送。主役はドロンボー三人組。
シリーズ第8作。2000年4月5日~同年9月27日まで放送。正式タイトルは「タイムボカン2000 怪盗きらめきマン」。
善悪が逆転しているのが本作の特徴。また、シリーズの売りであるアドリブは、完全に禁止されている。
ファンの復活要望の声が大きいながらも、イタダキマン19話打ち切りがスポンサー獲得を困難にしていた同シリーズにあって、玩具メーカースポンサーなしの強行発車、テレビ東京での低空飛行ながらも26話完走を実現。シリーズの域をつないだ。
・ヤッターマン(新)
事実上のシリーズ第9作。2008年1月14日~09年9月27日まで放送。リメイクであるためかタイトルに「タイムボカンシリーズ」が冠されていない。
制作局はよみうりテレビで、キーステーションは日本テレビ。放送休止がかなり多かった事で有名。
また、放映期間中に、アニメ映画や実写版映画(また違ったストーリーラインで)も公開された。
2015年冬アニメ。スピンオフであるためか、やはりタイトルに「タイムボカンシリーズ」は冠されていない。
遠い未来の世界はなんとヤッターマンに支配された『ディストピア』だった!そんな中ドロンボー一味たちの子孫が反旗を翻す!
本日のびっくりどっきり関連作品~!
・戦国武将列伝 爆風童子ヒッサツマン
ボカンシリーズのスタッフが制作したOVA作品。
タツノコプロ制作のテレビアニメ。脚本はシリーズを手掛けた小山高生氏。
同じくタツノコプロ制作のテレビアニメ。脚本は小山高生氏の弟子であるあかほりさとる氏。
あかほりさとる氏が脚本を担当したテレビアニメ。コミカルなノリは本作と共通している。
あかほりさとる氏が脚本を担当。あかほり氏いわく「シリーズ第7.5作」。
タツノコプロ50周年記念OVA(2012年)。監督笹川ひろし&メカデザイナー大河原邦男の最強タッグが、タツノコらしい世界観で彩ります。
敵キャラの中の人が完全に三悪であるシューティングゲーム。
タイムボカンシリーズの中でヤッターマンと逆転イッパツマンが参戦。
・嵐
実写映画『ヤッターマン』で櫻井翔がヤッターマン1号を演じ、主題歌に「Believe」が使用されたことで、曲のプロモーション映像の中で、他のメンバーも大野智がタイムボカンの丹平くん、相葉雅紀がオタスケマン1号、二宮和也がヤットデタマン、松本潤がゼンダマン1号にそれぞれ変身してドロンボー3人組と闘うアニメが作られた。
関連タグだコロン
ロケット団(アニメの3人組は三悪のオマージュ)