概要
本来、違う種の生物であっても、生息する環境に合わせ、主の違いにかかわらず、同じような形に進化する事。
サイとトリケラトプスが代表例。オーストラリアの有袋類と、それ以外の大陸の哺乳類(真獣類)は、サイズや生態、生活様式の違いからくる生態系全体に対応関係が生まれている。
・「ハリネズミ(実はモグラの仲間)」と「ハリモグラ(実はカモノハシの仲間)」
・「ウミヘビ(爬虫類)」と「魚類ウミヘビ(アナゴに近い魚類から進化)」
・「タラバガニ(ヤドカリの仲間)」と「ズワイガニ(カニの仲間)」
・「カマキリ(カマキリの仲間)」「ミズカマキリ(タガメやセミに近い種)」
生物以外のジャンルでの概要
生物に限らず、兵器やロボット・機械カテゴリーでも開発の過程で、
違う祖先をもちながら、似たような兵器が登場することを収斂進化という。
戦艦、戦闘機、銃などで有名だが、
「戦車(車に砲台をつけたもの)」と「自走砲(砲台を移動可能にしたもの)」
が一番わかりやすいだろう。
アニメでも「ガンダムmk-Ⅱ」と「バーザム」をはじめ時折みられる現象である。
また、進化というより演出上の都合において、とあるお約束において同じ立ち位置・機能性を欲するあまり似たような特性を持つロボットや同じような武装が登場した場合に言い訳の言葉として使われた。
決してパクリではない。同じような流れになると出さざるを得ないのだ。
・味方サイドに主人公機の量産型
やられ役を大量に確保したうえで、主人公機知名度と株を上げる。
・敵のボスが主人公の黒い色違い
正義の心と悪の心がぶつかるシーンに必要不可欠。
「ブラックガイン(勇者特急マイトガイン)]]」
「バンシィ(機動戦士ガンダムUC)」
・RPGのラスボスの第二形態が大体同じ雰囲気
また、全く違うゲームでも、似たような立ち位置のキャラが必要になった場合に登場させざるを得なくなり、どっかで見たようなキャラが作られたりする。
格闘ゲームでは、違うゲームでもプレイヤー獲得のために同じような技コマンドを持つキャラを用意していたりする。