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真タイラーの編集履歴

2016-08-20 01:31:59 バージョン

真タイラー

しんたいらー

「真タイラー」とは、吉岡平によるライトノベル『宇宙一の無責任男シリーズ』のリライト版、『真・無責任艦長タイラー』及び『無責任提督タイラー』の通称である。

概要

真タイラー」とは、吉岡平によるライトノベル宇宙一の無責任男シリーズ』のリライト版、『真・無責任艦長タイラー』及び『無責任提督タイラー』の通称である。


本項では、その過去編に当たる『無責任黙示録』及び『無責任三銃士』も含めて解説する。

作品解説

吉岡平富士見書房からファミ通文庫に発表の場を移して、


『無責任黙示録』

『無責任三銃士』

(以上「過去編」)

『真・無責任艦長タイラー』

『無責任提督タイラー』

そして外伝作品となる、

『真・無責任艦長タイラー 外伝 LOVE & WAR(ラブ アンド ウォー)』

(コミカライズ版及び小説版)


がそれぞれ刊行された。

「三つ目の世界観」

吉岡平が発表してきた『宇宙一の無責任男シリーズの、過去に遡った作品、とされていた『無責任黙示録』と『無責任三銃士』で作られた「過去の設定」を活用し、


アニメ版「無責任艦長タイラー」で作られた「パラレルワールド的設定」も取り入れ、


また、執筆時点の吉岡平の趣味や嗜好をいろいろもろもろ盛り込んだ、


基礎的作品である『宇宙一の無責任男』を「書き直し(リライト)」した作品となっている。


そのため、原作版ライトノベルやアニメ版とは全く異なった

『第三の』宇宙一の無責任男シリーズ」となっている。


キャラクターデザイン

当時、「ケロロ軍曹」を連載し始めたばかりの吉崎観音が主にキャラクターデザイン及び原案、そしてビジュアルコンセプトを担当している。


そして『無責任黙示録』と『無責任三銃士』では表紙と本文イラストを担当、

『真・無責任艦長タイラー』及び『無責任提督タイラー』では表紙イラスを担当している。

タグ使用について

現在pixivでは、

原作版、アニメ版、リライト版の投稿作品の総合タグとして「無責任艦長タイラー」を使用し、

その後、原作版の投稿作品には「宇宙一の無責任男」タグを、

そしてリライト版の投稿作品には「真タイラー」タグを使用している。

『無責任黙示録』

『ファイナス電光石火』

『to hurt ─ トゥ ハート ─』

『ダブル・プリンス』

『勝ってはいけない』

『恩讐の彼方に』

の計5巻。

あらすじ

宇宙歴6556年。

辺境惑星の僧侶であった平松巌は、惑星連合と接触した神聖ラアルゴン帝国での、ラアルゴン人の神である「闘神アードラ」と仏教に共通点を見出し、「人類の恒久的平和」を築くために惑星連合宇宙軍に入隊した。


そしてそこで、「巌自身さえ知らない真実を知る男」ファイナス・山本と出会う。


初派兵した対ラアルゴン最前線の惑星「ボラン」

で、巌が所属していた部隊もろとも、派兵された宇宙軍艦隊十八万人が全滅。

しかし、瀕死の巌はファイナスに助けられ、九死に一生を得る。


そしてファイナスに導かれるがままに惑星連合の社交界にデビューする。


こうして、怨敵「ミシェル=ド・リュフラン」へ「復讐」を遂げるための、平松巌とファイナス・山本の物語が始まった。

解説

「過去編」その1であり、いわゆる「エピソード1」となる、ジャスティ・ウエキ・タイラーの先祖である「平松巌」の物語。

テーマは「宗教」と「復讐」。


本シリーズでは、あまり詳細ではなかった「ラアルゴン」の「起源」、宗教や言語や軍の構成、そしてラアルゴンの将棋となる「ジップ・カァーン」などの設定が成された。


『無責任三銃士』

神聖ラアルゴン帝国」第18代皇帝 ゴザ7世の御代のこと。

主人公:ル・リキナ・ラマンは、神聖ラアルゴン帝国では初めてとなる「女性近衛剣士」となった。

そして初めての出仕で、自分とそっくりな女性と出会う。

それは、ゴザ7世の孫娘となるウルスラ=エンテア・エル・クラン・ライクン:通称「エンテア」であった。

そしてリキナは、ラアルゴン皇室の「お家騒動」に巻き込まれていくことになる。

解説

「過去編」その2。

上下巻。


『宇宙一の無責任男シリーズ』としては唯一の、

ジャスティ・ウエキ・タイラー縁者では無い」主人公であり、

「ラアルゴン側」の主人公、そして

「神聖ラアルゴン帝国」が舞台となった物語となっている。


なお、本作品より藤本秀明が参加している。

『真・無責任艦長タイラー』

原作である、外伝『銀河無責任時代』を含めた形の第1作目『無責任艦長タイラー』のリライト版。

ここからが本当の意味での「真タイラー」シリーズとなる。


『入隊編』

『奮闘編』

『邂逅編』

『虜囚編』

『復活編』

『凱旋編』

の計6巻。


本作より、キャラクター原案及びビジュアルコンセプト、そして表紙イラストを吉崎観音が担当、

メカデザインとして江田恵一が参加、

口絵と本文イラストなどのビジュアル面を藤本秀明が担当している。


長年「神聖ラアルゴン帝国」との戦争状態となっていた「惑星連合宇宙軍」に、ふらっと入ってしまった主人公:ジャスティ・ウエキ・タイラーが、その強運で連戦連勝と立身出世をしながら、神聖ラアルゴン帝国皇帝「ゴサ16世」ことアザリンと出会い、「宇宙の平和」を模索していく物語。

外伝『LOVE & WAR(ラブ アンド ウォー)』

原作版第2作目『明治一代無責任男』のリライト版。

シリーズ全作品通して初の、そして(今現在の時点では)唯一の「コミカライズ作品」となっている。

コミカライズ版作画及び小説版イラスト担当は森小太郎となる。


コミカライズ版は計3巻が発行。

小説版は上下巻となっている。


中将昇進後、艦隊戦で初勝利をした主人公:ジャスティ・ウエキ・タイラーであったが、その艦隊が磁気嵐に飲み込まれ、謎の「時空の歪み」により、ユリコ・スターマコト・ヤマモトと共に「過去へ」と飛ばされる。


そして、ラアルゴン勢力内の辺境惑星「デリーザ」にて、商人:「アッラ・ディーン」と、その娘である、神聖ラアルゴン帝国ゴサ16世」こと「アザリン」と瓜二つの少女、「ジャ・ディーン」と出会った。


こうしてタイラーたちは、「神聖ラアルゴン帝国」のお家騒動に巻き込まれつつ、「ジャ・ディーン」と「アザリン」の「縁と謎」に迫ることになる。


最初はコミカライズ版としてはじまったのだが、掲載誌が廃刊となってしまい、「コミカライズ版としては未完結」となってしまった。

しかしその後、原作者:吉岡平の手により「小説版」として発行、「完結」となっている。


なお、コミカライズ版と小説版では「アッラ・ディーン」の顛末など、細かい部分が変更されている。


そして発行順としては、本作品の小説版が、「ジャスティ・ウエキ・タイラー」の作品としては最後のシリーズとなっている。


『無責任提督タイラー』

原作版第3作目『ワングの逆襲』のリライト版。

そして「真シリーズ」の時系列としては最後のシリーズとなる。


『華燭編』

『失墜編』

『叛逆編』

『帰還編』

の計4巻。


「過去」から戻ってきたジャスティ・ウエキ・タイラーは、ユリコ・スター華燭の典を挙げた。

そしてその裏では、トオル・ジョーニアス・ヒラガー設計による惑星連合宇宙軍の新型戦艦「信濃」の実用試験が行われていた。

しかし、カール・ビョルン・アンドレセンハロルド・カトリが乗艦する「フェンリル」との模擬戦による「恐怖」により、「信濃」は「暴走」してしまう。

闘争の果てに「信濃」は一つの救命ポッドを拾う。

そして、銀河を震撼させる「復讐劇」が始まった。

リライト版主要登場人物

『真・無責任艦長タイラー』及び『無責任提督タイラー』の主要登場人物を、原作版とアニメ版と対比しながら解説する。


特徴

  • タイラーを初め、ほとんどのキャラクターが美形化されている。
  • 基本的には原作版を踏襲しているが、アニメ版から設定が取られたり、リライト版独自の設定もある。
  • アニメ版で登場しなかったキャラクター、例えばヤスダやハイフェッツのキャラ設定が強化されている。
  • 「アシュラン編」以降がリライトされなかったため、キャラの登場や事象の発生が全体的に前倒しになっている。
  • 全てのカップリングに、改変、もしくは詳細な内容の追加が見られる。

タイラーファミリー

ジャスティ・ウエキ・タイラー

キャラデザは、過去編『無責任黙示録』の登場人物「ファイナス・山本」の血を引いているため、日本人系であるが金髪碧眼の超イケメン

実家はお寺

借金の督促から逃れる為に惑星連合宇宙軍に入隊。

年金課爆弾テロ事件がきっかけで「この戦争を止める」為に戦う事を誓う。

落ち込む事すらも隠さないほどの明け透けな性格。

ユリコ・スターに惹かれ、求婚する一方で、アザリンとの縁が強くなる。

対峙する人の性格を反映する態度を取る事から「」と評される。

その他、原作版を踏襲し、アニメ版をオマージュしつつも、リライト版独特の「ジャスティ・ウエキ・タイラー」となっている。


マコト・ヤマモト

キャラデザは原作版の「イケメンバージョン」に準拠。

能力は原作版レベルだが、性格はアニメ版の影響が見られる。が、少し幼く、大人気なくなっている。その一方で、感情を表に出さなくなっている。

時と場合によっては、アニメ版よりも大変な目に遭うことも。

外伝『LOVE & WAR』の課程で、ユリコ・スターとの運命共同体的関係が強化され、またジャスティ・ウエキ・タイラーも交えた三位一体的関係ともなる。

シア・ハスとの関係構築の、その過程と理由がリライト版独自のものとなる。


ユリコ・スター

キャラデザは原作版に準拠。

タイラーに対しては「凶悪なツンデレ」となり、ヤマモトにも隠さない。

原作版やアニメ版以上にアザリンへの嫉妬心を露わにする。

その一方で「ヤマモトの気持ち」には全く気付いていない。

「政治将校」(戦艦乗務員の査定を行う将校)になるなど、軍人としての能力が上げられ、

また、外伝『LOVE & WAR』の、作画担当である森小太郎の影響により、「ヤマモトに匹敵、もしくはそれ以上の格闘技術の持ち主」となっている。


キョンファ・キム

キャラデザは原作版に準拠しているが、目が細いつり目となる、韓国語を口にする、胸に十字架を掛けている、など、よりコリアン色が強くなっている。

基本的に無口で感情を表に出さなくなり、クールビューティーさも増している。

婚約者に関するエピソードが増えている。

グエン・ホー・ミンからは早々に接近されるも、常にツンモードであり、「ながなか飴をあげない」状態となっている


グエン・ホー・ミン

キャラデザは黒髪褐色で、少年っぽい童顔となり、リライト版独自のものとなっている。

気が利く性格だが、行動に幼さが残る。

最初期から通信担当となっている。

早々にキムに積極的に接近し、献身的な行動を取るものの、なかなか報われない。


ハロルド・カトリ

金髪が腰までの長さの長髪となり、女性と見紛うほどの超絶美形となっている。

また「男を籠絡する『同性愛者』」となっている。

ちなみに相手はアンドレセンなのであるが、タイラーにも惹かれてしまう。


カール・ビョルン・アンドレセン

過去編『無責任黙示録』により、「地球側に亡命してきたラアルゴン人の末裔」となった。

そのため、キャラデザは「大柄なラアルゴン人」というリライト版独自のものとなる。

また「同性愛者」であり、カトリは「そのパートナー」となっている。

ケンカや白兵戦の描写はないが、キーナンやクライバーンは「ケンカ友達」である。


コジロー・サカイ

鼻の傷が無くなり、普通にイケメンになるなど、リライト版独自のキャラデザとなる。

「ヴィッキー」との出来事を、ふと口にする事がある。

ユーミたちハナー・シスターズと早々に出会い、またユーミと早々にお付き合いを始める。


ユーミ・ハナー&エイミィ・ハナー:ハナー・シスターズ

キャラデザはアニメ版から採用。

ユーミが球形の髪飾り、エイミィが正方形の髪飾り。

口調や「様付け」など、アニメ版の設定に沿いつつも、精神感応設定からの不思議ちゃん描写など、原作版準拠やリライト版独自の設定もある。

早々にコジローやヒラガーと出会い、その関係を進展させていく。

またその詳細な内容がメインカップルレベルで多く追加されていく。


タケオ・シラギク

森小太郎作画では三白眼のままだが、藤本秀明作画ではイケメンとなっている。

立場的には原作版と変化無し(笑)

コジローとユーミ、ヒラガーとエイミィを見守る立場となる。


ボブ・キーナン

キャラデザは、白人系の銀髪で、ゴツいがイケメン。

キャラクターとしても、粗暴であるが理知的な面もあり、またプレイボーイであるなど、アニメ版アンドレセンの影響が見られる。

また、バツイチで有り、幼い一人娘がおり、『無責任提督タイラー』では、この一人娘の存在が物語に関わってくることになる。


ミッキー・クライバーン

入れ墨だらけ、縫い目だらけ、皮膚の色はバラバラなど、一見、怪物に見える風体をしており、リライト版独自のキャラデザとなる。

タイラーとは「タイラーがこさえた多額の借金の取り立て人」として、物語早々に出会っている。

借金取り立てのために付きまとっていたのだが、段々と情が移り、「タイラーの為に本気で」力を貸していき、原作版アニメ版以上に活躍する。


ヒデサブロー・キタグチ

リライト版独自のキャラデザの他は、基本的には設定変更無し(笑)

但し、初登場の時点から既に人工肝臓(コントロール機能付き)となっている。


イツァーク・ハイフェッツ

リライト版独自のキャラデザの他、あらゆる面でそのキャラクターが強化されている。

「三次元将棋」の逸話はそのままであるが、

ユダヤ系となり、「イツァーク・シャイロック・メンデルスゾーン=ハイフェッツ」がフルネームとなる。

そしてユダヤ系の例に漏れず「実業家」となり、「ラアルゴン帝国を3つ買い占められる」程の財力を持ち、その財で、タイラーの為に惜しみなく援助する「輜重系」の人材となる。

また、第一線から退いていたが、ススム・フジに逆らう形で最前線に復帰するなど、豪快な性格となっているなど、全体的に能力が上がり、存在感も上がった。。


ジェット・シン・ヤスダ

リライト版独自のキャラデザだが、他のキャラに比べると平凡な容姿である。

「タイラーの初めての副長」など、基本設定は原作版と同じだが、その「タイラーの初めての副長」の要素が「ヤマモトが嫉妬する」ほどに強調されている。


トオル・ジョーニアス・ヒラガー

キャラデザは、その髪型や小物などに異様さは見られるものの、イケメンに変更されている。

また、リライト版刊行当時の「イタい若者」として描かれていた。

登場とエイミィとの出会いが前倒しとなり、「エイミィ」に一目惚れをした事が「信濃事件」に影響を及ぼす。

その一方で、エイミィとの交流が契機となり「更正」し、コジローやシラギクとも「ノーズアート」を描くなどして仲良くなる。

そして原作版以上に「信濃」攻略に活躍、貢献する。


関連リンク

無責任艦長ヤルオー |やる夫RSS+インデックス


やる模掲載。

「◆vvhhlWqrJA」氏による『真・無責任艦長タイラー(1スレのみ「提督」の内容となる)』の「やる夫」版。


ジャスティ・ウエキ・タイラーやる夫

マコト・ヤマモトやらない夫

ユリコ・スター水銀燈となっている。


『真・無責任艦長タイラー』の内容をベースとしているが、

アニメ版の内容を織り込み(例えば「ハルミ」の扱いがアニメ版に近くなっている)、

原作版の設定も用い、

また「スレ主の独自の解釈によるストーリー展開」もある

二次創作作品」となっている。


「真・タイラー」のざっとした内容を知ることができ、

なおかつ「宇宙一の無責任男シリーズ」の入門書としても楽しめる内容となっている。


なお、極端なハーレム展開には目を瞑られたし(笑)

関連タグ

吉岡平


宇宙一の無責任男シリーズ


宇宙一の無責任男:原作版タグ

無責任艦長タイラー:アニメ版タグ及び作品総合タグ


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