概要
1967年3月12日放送
実相寺昭雄監督
ウルトラマン第6回監督作品
あらすじ
宇宙のウルトラゾーンの中で科特隊の面々は怪獣墓場を発見。
今まで倒してきた怪獣達を弔うため、怪獣供養を行う事に。
その時、彼らの前に新たな怪獣が現れたが…(詳しくはこちら)
登場怪獣
亡霊怪獣シーボーズ
地名としての怪獣墓場
ウルトラ戦士達に倒された怪獣や宇宙人の魂が眠っている場所。
2009年に発売されたOV作品「ウルトラマンメビウス外伝ゴーストリバース」の解説書ではもっと詳しい解説が書かれ、曰く「多世界解釈における複数の宇宙にまたがって存在する定常的な空間の歪み」らしく、簡単に言うと次元を超えて様々な怪獣たちの亡霊が流れ着いてくる吹き溜まりのような場所だという。これを裏付けるものとして、ウルトラマンベリアルの配下であるベリアル軍団(怪獣墓場に眠っていた怪獣・宇宙人の亡霊を復活させたものとされる)には、スペースビーストや根源的破滅招来体の手先であったガンQといった昭和ウルトラマンのシリーズとは世界観の繋がっていない世界の怪獣も多数登場している他、ここでの戦いで敗れたベリアルは別宇宙に流れ着いている。
さらに言うと空間の密度やベクトル、位相が一定せず絶えずランダムに波打っているため、エネルギー収支という宇宙の最も基本的な法則が成り立たない場所でもあり、怪獣の亡霊以外にも小惑星等も漂着し、巨大な浮遊大陸も存在している。
主な地名
グレイブゲート
三つの輪が組み合わさったような外見をした怪獣墓場に出入りするために必要な巨大建造物で、少なくとも60万年前に作られたと言われている。誰が作ったものなのかは不明。
小惑星
レッサーボガールが棲息している。
浮遊大陸
広大な怪獣墓場の中でも一際広い空間。数千万もの怪獣たちの魂が浮かんでいる。
炎の谷
浮遊大陸の深部にある秘境で、生きとし生けるものすべてを焼き尽くす灼熱の炎で覆われている。たとえウルトラ戦士であろうとも立ち入ることはできず、バーニングブレイブに変身できるウルトラマンメビウスでようやく通り抜けが出来るがそれでも大きなダメージを負ってしまう。
かつてウルトラマンキングがギガバトルナイザーを封印した場所で、EXゼットンが棲息し、ギガバトルナイザーの警護に当たっている。
ウルトラマンベリアルがベリュドラとなったときには体の一部に他の怪獣共々一体化していた。
映像作品以外での設定
ウルトラボーンランド
食玩「ウルトラボーン」に登場する空間。一度土にかえったが不思議な力によって意思を持った骨格「ウルトラボーン」となった怪獣たちが暮らしている。
モンストリア
ドラマCD「ウルトラ怪女子」に登場する空間。人間たちの想像が実体を持つ特殊な場所で、もともとは人間の創造によって生み出された怪獣たちは死後少女の姿になる。
前提となる設定からして完全に第四の壁を無視している気がするが気にしてはいけない。
怪獣墓場学園
漫画『ウルトラ怪獣擬人化計画 feat. POP Comic code』に登場する女子校で、ウルトラ戦士たちとの戦いに敗れた怪獣たちが、女子高生(!)に生まれ変わって通学している。
怪獣墓場のほぼ中央に位置しており、ここを中心に怪獣墓場は未来ゾーン、昔ゾーン、自然ゾーン、不思議ゾーンの4つのエリアが伸びているが、その外がどうなっているかははっきりしていない。また、怪獣墓場の一角に霊園が存在しており、作中の描写から、死亡した怪獣たちはここで少女の姿に生まれ変わっているのではないかと推測される。
なぜ怪獣たちが少女の姿になるのかは今のところ特に説明されていない(主人公のメフィラスは、地球人の男性の弱みを握るためではないかと勝手に解釈している)が、学園の校長が何かの目的のために怪獣少女たちを集めているらしいことが語られおり、物語の展開に関わる重要な要素になっていることが推測される。
ちなみに、上記のモンストリアとの関連性は不明。
ウルトラマンfighting evolution rebirthの雪原地帯
便宜上こちらも怪獣墓場として扱う。
不審な地震の震源地でツインテールやグドン、バキシムなどが氷に閉じ込められている、その氷に閉じ込められていた怪獣に事件の黒幕でかつてウルトラマンに倒されたジェロニモンもいた。
余談
ピープロの作品スペクトルマンにも怪獣墓場という空間が存在しているが、ウルトラシリーズとは無関係である。