「ふっかつ おそ松さん」
アニメ「おそ松さん」第2期の第1話のサブタイトル。ちなみに第1期では「ふっかつ おそ松くん」(pixivのタグは「復活!おそ松くん」。当タグの表記もそっちのノリでこうなった)。
初放送日は2017年10月3日未明(2日深夜)。第一期が終了した2016年3月から1年半を経ての放送。
あらすじ
第1期の第1話と同様に始まりは「おそ松くん」であるが、タイトルにもある通り時系列は「おそ松さん(アニメ)」の第一期最終回から2年後(正確には1年半後)。アニメが復活すると知った六つ子のおそ松くんたちが、テレビを通して将来を見るところから始まる。
しかしブラウン管に映っていたのは人気を博して大金持ちになったものの醜く太り(一松のみ逆にガリガリに痩せ)、堕落した自分達であった。
そのような将来を迎えるまいと決心した六つ子は必死に努力してちゃんとした大人になることを目指すが…。ばらばらに努力の方向音痴を発揮した彼らが一堂に会した将来像では、画面の統一感がめちゃくちゃになっていた。
調子に乗っても努力しても怒られた六つ子。どうすればいいのか悩むうちに年月が過ぎ、気がつけばまた大人になってしまった。長男おそ松の出した結論は「俺たちに未来は無いよね」。それでも「おそ松さん」はまた始まるのだった。
ちゃんとしたパート
ちゃんとした兄弟は流行の要素を『ちゃんと』取り入れたもの。そして何かする度に「ちゃんとしてる」自分たちに感心する。
- ちゃんとしたおそ松は就職や結婚をして、二児の父に。だが微妙に目が離れすぎている。
- ちゃんとしたカラ松はおそ松と同じような姿で登場したが、SFチックな変身能力を得ていた。
- ちゃんとしたチョロ松は90年代風アニメの顔になった上、なぜかトト子と入れ替わっていた。
- ちゃんとした一松はアメコミ風になりいつもの面影を失っていた。でも猫要素は健在。
- ちゃんとした十四松は見た目そのまま3DCG化。
- ちゃんとしたトド松はなぜか実写化。
ロボットになったイヤミの姿は前作18話に登場したイヤミの最終形態(サイボーグイヤミ)をモチーフとしている。股間の蛇口も健在。
余談
- 第一期第1話同様にアウトが多い。
⇒パロディは控えめだが業界の裏側の別の意味でアウトな表現多数。
- 太ったチョロ松の姿はバナナマン日村に似たものとなっている。また、一番太った十四松は顔つきが安田大サーカスのHIROに似ていそうな。
- ハタ坊の服装はスティーブ・ジョブズがモデル。ただし言動はあまり似ていない。
- カラ松は歌手になりチョロ松も専門学校の講師になりなんだかんだで夢を叶えているようにも見える。
- ちゃんとしたおそ松の妻の声は、チビ太の声優の兼役。
- ちゃんとしたおそ松の愛車はホンダ・オデッセイ(5代目)。
- ちゃんとしたおそ松やカラ松は面長で、ミサワ顔と評判。後の第14話Aにて、医者の六つ子が6人ともこの顔で登場した。
- 挿入歌「ちゃんとした合体のテーマ」(作詞・作編曲:橋本由香利、歌:佐伯ユウスケ)
- ちゃんとした合体ロボは第2期のOP(1・2クール両方)にも登場した。
- ゲーム「たび松」に、前半のキャラ形態が「一年半後の姿」というシリーズ名で登場した。
主なスタッフ
脚本:松原秀
作画監督:浅野直之
背景:アニメ工房婆娑羅
絵コンテ:田頭しのぶ
演出:山口ひかる
「ちゃんとしたメカパート」「3DCG十四松制作」(株式会社デジタル・フロンティア等)や、「実写トド松制作」(株式会社キュー・テック等、アクター:たじましんぺい)など、変わったパートの多いスタッフロールになっていた。
ちなみに、BD&DVDの「おそ松さん第2期 第1松」の特典映像に実写トド松のメイキングが入った。