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オリオン号の編集履歴

2018-02-13 00:33:52 バージョン

オリオン号

おりおんごう

宇宙戦隊キュウレンジャーの拠点である宇宙母艦。

概要

キュウレンジャーの拠点である非武装宇宙母艦で、解放組織リベリオン所属。

正式名称は“Offensive Resistance Interstellar Orbiter of REBELLION”(リベリオンの攻撃反乱軍星間軌道艦)で、太文字の部分を取って『ORION』と名付けられている。

操艦パイロットは司令官ショウ・ロンポーの秘書も務めるラプター283だが、彼女が戦闘の前線に出る際はショウ司令やバランスが代行を務める模様。


ワープ機能を持っているが、前述の通り非武装艦の為、敵襲時には後述のキュウボイジャーの護衛が必須となる。


横倒しにしたルーレット式おみくじ器(※ラーメン店等のテーブルによく置いてあった奴)の天辺から、棍棒を構えたオリオンの上半身(通称:おじさん)が生えた様な外観が特徴的。

オリオン部分にメインコンピューターやキュウレンジャーの居住区、メインブリッジ(先端の棍棒部分にある)等があり、後方部分は実体化したキュウボイジャーの格納庫となっている。

おじさんはラプターからはおじさまと呼ばれており、彫像部分が動いたり「お~り~お~~~ん」と返事を返している事から、意思疎通を持ち合わせていると推測される。


しかし、ジャークマターとの激戦に継ぐ激戦での損傷が重なり、Space.32においてこれ以上修復不能となってしまう。そして同話、ドーギュンが最後っ屁として生み出したスーパービッグモライマーズチキュウへ投下されるのを防ぐ為に自ら動きだし小太郎らをキュータマジンへ転送。乗組員を逃したオリオン号は相手に特攻して犠牲となり、あの海賊漫画あの船を思わせる展開でモライマーズと共に爆発し、宇宙の藻屑となって消えた。『GOOD LUCK』の文字をラプター達に伝えて…。

さらばオリオン号

その様を見届けたスティンガーからは、キュウレンジャー13番目の戦士の名を贈られている。日々を共にした仲間として、オリオン号も立派な救世主だったということだろう。


オリオン座最強の戦士との数奇な縁

Space.19にてリュウコツ座系惑星キールの森を守る精霊・エリスの口からかつての救世主オライオンの存在と、その彼がエリスにリュウコツキュータマを託した経緯が語られる。

このオライオンとはアルファベット表記でORION…すなわちオリオンの事であった為、この人物とオリオン号には何らかの関係がある事が仄めかされていた。


その後、鳳ツルギの導きでトケイキュータマを手にしたキュウレンジャーはかつてツルギが倒した筈のドン・アルマゲが生きている謎を解明すべくトケイキュータマをオリオン号に接続してタイムマシン化。それでツルギ達一部のメンバーが333年前の過去へ赴くのだがこの時代のツルギに倒されても健在だったアルマゲから激しい集中砲火を貰い撃墜、それでも何とか過去のチキュウへ逃げ延びるも航行不能になり墜落してしまう。

これにより一時期未来に影響が発生、墜落後300年以上放置されボロボロに朽ちたオリオン号が現在に残っていたラッキー達の前へ現れる。しかしトケイキュータマはまだ内部に残っていた為、それをシシボイジャーに乗って使ったラッキーが墜落直後の時間軸に赴く。

そこでラッキーが出会ったのが、満身創痍だった過去のツルギをアルゴ船ごと眠らせた後、そのアルゴ船を復活させるカギである3つのキュータマを携えたオライオン本人であった。彼との邂逅の後、手傷を負いながらも生きていたツルギ達と合流したラッキーはオリオン座最強の戦士でもあるオライオンの力も借りこの時代のジャークマターと対決。激闘の末オライオンの子孫であったラッキーの血筋により最高の救世主・シシレッドオリオンが誕生、その力でこの時代のドン・アルマゲを撃破する。

だが、その過程で致命傷を負っていながら無理を押して戦ったオライオンが力尽きて死亡、オリオン号もアルマゲからの攻撃により修復不能のダメージを負ってしまう。それでも何とか現代には帰還したが、程無く前述した様にキュウレンジャーやチキュウを守って宇宙の藻屑と化してしまう。


しかし過去での戦いを通し、オリオン号がもう持たないと予測したショウ指令は過去の時代へ残り、死んだオライオンの代わりにキュウレンジャーの伝説を広めた後オライオンが残したバトルオリオンシップを現代でキュウレンジャーが手に入れられる様手配。内装や操縦系統をオリオン号と同じ物へ作り替え、実質のオリオン号の後継機とした(ついでに自らの入ったコールドスリープ装置を内部に置き、キュウレンジャー側から解放して貰う事で現代に帰還した)。

そして333年経っても残っていたオライオンの墓、そこに備えられていた遺品の棍棒からオリオンキュータマが出現。それにより誕生したオリオンボイジャーと接続したバトルオリオンシップは起動、キュウレンジャーの新たなる母艦となった。

しかしそれが変形したオリオンバトラーは、変形完了時にオリオン号の姿が浮かび上がる、「お~り~お~~~ん」と叫びながら操縦者の意に反した動きをする等、オリオン号“本人”を思わせる点が散見される様になった。これに対し“キュータマを生むキューエナジーは機械にも宿る”事実を知っていたキュウレンジャーは、『オリオン号に宿っていたキューエナジーがオライオンの物と混ざってオリオンキュータマになった=オリオン号がオリオンボイジャーに生まれ変わった』と言う解釈をしたらしく、ジャークマターの本拠地へ向かうべく宇宙へ旅立った以降もバトルオリオンシップの事を『オリオン号』と呼び続けた(詳しくはこちらの記事も参照)。



ジャークマターとの決戦が終わった後、リベリオンの総司令へと就いたショウの後を継ぎバトルオリオンシップの司令官となったのは、かつてオリオン号を13番目の戦士として認めたスティンガーだった。

そんなスティンガーと、その弟分にして命の恩人(Space.10より)である小太郎、そして一番の理解者であるラプターを乗せて、自身等が取り戻した平和を守るべく引き続き宇宙を掛けるバトルオリオンシップ=オリオン号の姿がそこにはあった。


余談

『オリオン号』と言うネーミング自体は昔から現実・フィクション問わず採用されており、前者はアポロ16号を積んだ月着陸船の名称、後者は特撮作品内でウルトラマン80に登場した宇宙観測船が例となっている。

他にも将来スペースシャトルに代わるべく開発されている次世代宇宙船の名もまた『オリオン』と名付けられている他、オリオンには海上を自在に歩く力を与えられていた逸話もあり、それへ肖ったイギリス海軍はオリオンの名を冠する(※英語名の『オライオン』名義で)軍艦を幾つも建造している。


関連記事

宇宙戦隊キュウレンジャー

ゴーカイガレオン:オリオン号と同じく、戦隊側の拠点となった宇宙船。


オライオン・パックス:宇宙を舞台に戦う超ロボット生命体の代表的キャラクター、それがリーダーとなる前の姿でオリオン(オライオン)を冠する名を持つ。

因みに初代版(G1シリーズ)での声を演じた人は長らくスーパー戦隊シリーズの玩具CMでナレーションを担当している。


ジュリエッタ・ジュリス:パイロットであるラプターと同じ声別作品の人物。こちらは世界を破壊する上で作り変えようとする主人公陣営と戦う逆の立場に所属。彼女も敬愛する人物の事を『おじさま』と呼んでいる。

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