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イデアの日の編集履歴

2018-02-28 21:13:04 バージョン

イデアの日

でいおぶじいであ

ショウエイシステムより1994年にスーパーファミコンで発売された、漫画家相原コージ制作総指揮のロールプレイングゲーム。

「これが 外の世界か・・・」

○○○○は 10年ぶりに 夕日を 見た・・・

そして 心のそこから うつくしいと 思った・・・

概要

漫画家相原コージは悩んでいた。「摩訶摩訶」では仕様書をもとにしたキャラクターデザインしかできなかった。さらにありえないほどのバグによりゲーム史に残る伝説のクソゲーと言われる始末。そこへ「ゲームを作ってみないか」との天からの声が・・・

これが「理想」とするストーリー(ギャグ含む)や、システムのロールプレイングゲームを作り出すための愛と努力の結晶「イデアの日」誕生の概要である。


キャラクターデザインが氏であることから、摩訶摩訶の続編、クソゲーバグゲーと思っているものも多いが、目立ったバグは無く、世界観などのストーリーも無関係である。


もちろんギャグ的な展開もあるが、メインストーリーの根幹にあるものは人間社会に対する問題提起である。また氏が今まで面白いと感じたものを再構築したものなので、エンターテインメントとしての完成度は高い。


世界

イデアワールドは近未来の地球が舞台である。しかし日本列島が世界の半分ほどの大きさで、ほかには南北アメリカ、南極大陸しかない。ゆえにユーラシア、アフリカ、オーストラリア大陸は存在しない。(中国、ロシア、アフリカ、ニュージーランドに関係するモンスターはいる。)多くの街はトウキョウを含め廃墟となっており、モンスターが徘徊するようになった時代からの混乱が想像できる。

その他、恐竜の生き残りと地底人が住む地底世界、不条理な夢世界、不気味に進化したニウヒウメン(新人類)と怪生物、怨霊があふれるトラウマな未来世界、あの女はだったのか?海底世界も冒険の舞台となる。


登場人物

主人公(カメキチ)

※プレイヤーが任意入力可能(4文字まで)

超能力の才能を持っており、幼少期に謎の組織に捕えられ研究所で実験対象にされてきた少年。目の前で愛犬ペスが殺害されたことで「」に目覚め脱走。故郷のナガサキを目指す。様々な超能力が使えるが、不幸なので運のステータスが低い。怒りが頂点に達すると「怒りの炸裂」で敵を殲滅できる。

イデアの日

りんこ

フクシマに住む女子高生。両親を失い、周囲には優秀な姉と比較されていた。実は姉以上の才能を持ち勘が鋭い。得意武器は弓。

イデアの日ラクガキ

雷岩

マツヤマ相撲取り。格闘技大会に出場したことから部屋から破門されていた。防具などは装備できないが、素手での攻撃力がずば抜けている。イベントで体型が一回りずつ大きくなり強くなる。

ミコト

ハチオウジで占い師をしているワンレンボディコンの女性。霊能力を持ちアンデッド系の浄化や状態異常回復で活躍する。終盤にはランダムに偉人を召喚するイタコ技を覚える。

ジャド

シカゴに住む泥棒。つぶれかけた孤児院を救うため危険な仕事に手を出すが・・・。カギの解除やナイフが得意で素早さも高い。

Dr.ポー

モノクルの老科学者。敵組織の一員だったが真実を知り味方となる。さまざまな発明品で仲間の戦闘を補助する。

トムトム

モンスターのような姿の隠れキャラクター。装備品は身に付けられないが、便利な敵モンスター技を使用できる。仲間にするとあるメンバーのエンディングが変化する。

ペット

各地で仲間になり戦闘を助けてくれる動物たち。それぞれ得意な技能を持つ。ハリネズミタヌキイノシシ半魚人シロクマトリケラトプスグィーガー(未来生物)、真の力を発揮したタヌキが仲間となる。


ムナカタ

主人公たちの行く先々で出会うことになる冒険家。とある目的のため旅を続けているようだが・・・


イデア

各地で素晴らしい人物であるという風評を聞くことになる人物。その目的は何なのであろうか?しかし、崇拝者たちの行動により世界中に混乱が起きている。名前の由来は「 idea(理想)

デモク

イデア四天王のひとり。見た目はSF風の鎧を着こんだ好青年だが、目的のためには手段は選ばない外道。名前の由来は「democracy(民主制)

エクアル

イデア四天王のひとり。見た目は「ヒャッハー!」な感じだが、自分が何をできるのかがわかっている男である。ロールプレイングゲームの掟破り、宿屋の寝込みを襲撃してくる。名前の由来は「equal(平等)

ピーズ

イデア四天王のひとり。リトルグレイを思わせる姿で、読心能力を持つため、あらゆる攻撃が通用せず、アメリカ軍すらも壊滅させた。どのように倒せばよいのだろうか・・・

名前の由来は「peace(平和)

ジャスティ

イデア四天王のひとり。密林に住む迷彩模様の戦闘民族最強の戦士。イデアの理想に同調し正々堂々と戦いを挑んでくる。名前の由来は「justice(正義)


余談

  • モンスターとして戦う相手はとある理由で変貌してしまった人間を含む生物である。

pixivでは魅力的な女ザコ敵女イラストの投稿(R-18含む)がされている。特にたてセタがセクシーな「帯電女(静電気娘)」はイラリクしたユーザーがいたようで数点が投稿されている。

センシティブな作品センシティブな作品ウーマンゼブラ・ブラッディゼブラ

  • 摩訶摩訶」で容量の関係からか没になったモンスターも、トップビュー用に書き直され登場している。(ウニ女、アニメ女など)
  • 音楽は「摩訶摩訶」と作曲者が同じで、やはり名曲揃い。通常戦闘曲は3曲あり、戦闘に入る前に向いている方向によって変わるようである。
  • クリティカル時の叫び声が「べらめんちょ!」「もひもひ~ん!」「ほにゃぷ~!」「ずんばらび!」
  • 同じクリティカルヒットでも掛け声によって威力が異なっており、威力が高いものほど頻度が低い。ちなみに最強の掛け声は「ぷももぽーん!」である。
  • ストーリーが進むとヘリコプター潜水艦などの乗り物が手に入るが、負けると全滅してしまう3Dシューティング戦闘がある。このシステムは作者が「サルまん」連載のときにはまっていた「ゾイド2ゼネバスの逆襲」の影響か。
  • ゾンビ系のモンスターにズタボロ(戦闘不能)にされるとゾンビになってしまう」、「暑いところでは「薄着」、寒いところでは「厚着」しないと体力を消耗してしまう」、などの妙なこだわりがある。
  • 装備は比較的自由で男性がスカートやブラ、女性がふんどし、頭にパンツなどが可能。ステータス画面では全身グラフィックが用意してあり、プレイした人自らギャグを作るという仕様である。

べらめんちょ!


関連タグ

相原コージ

摩訶摩訶相原コージが関わったのはキャラクターデザインとラスボス(笑)のギャグ考案。

漂流教室トラウマな未来世界・・・

北斗の拳制作スタッフがこのゲームの前に「北斗の拳」のロールプレイングゲームを作っていた。

バカゲー スーパーファミコン

ポストアポカリプス ディストピア

超能力 イヤボーン パンツはかぶるもの

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