概要
ナルト、木ノ葉丸が使用する忍術。要するに変化の術の応用であり、セクシーな美女に変化し相手を惑わせる。
成人男性に対して効果が高く、スケベな相手は鼻血を出して倒れる。しかしナルト本人としては「なぜか大人の男によく効く」くらいの認識しかない様子。また、主に男性に対して使われる反面女性には効果が無いようで、少年時代のナルトが他国の女忍者に襲われた時、彼女らから逃れる際に使った時には通用せず反撃に遭ってしまった。
ナルトの女性姿には「ナルコ」という名前がついている。
元々は、忍者学校での変化の術の授業でイルカ先生においろけの術を使い、それによって彼を鼻血ブーさせてしまったのが始まり。
以降、様々な派生技を開発させ、ナルトの弟子である猿飛木ノ葉丸にもこの術を伝授している。
原作ではイルカ先生、三代目火影(猿飛ヒルゼン)、エビス、自来也にも効いている。アニメ版ではさすがにカットされたが、水晶を通してハーレムの術を見て「またくだらん術を作りおって…ワシなんかモロ引っかかるぞ!」と呟いており、やはり敵わない自信はあった模様。
一方、ナルトは「男はみんなこの術に弱い」と言っているがキラービーのような全く通用しないキャラも存在している。
ナルト、木ノ葉丸の両名とも真面目な忍術を修行する傍ら、影でこの系統の術に磨きをかけており、最高に魅力的な女を目指して競い合っている。が、ナルトは第二部に入ってからこの術を(少なくとも人前では)使用しなくなった。
また、木ノ葉丸は螺旋丸の習得の際に彼の勘違いからおいろけの術を使いながら修行しており、さすがのナルトもそれに呆れていた。
(理論上はおいろけの術と螺旋丸を併用でき、類例として疾風伝196話ではナルトが偽サスケに変化しながら影分身をしつつ螺旋丸を放ったことがあった)
なお、ナルトが自来也と共に修行から帰ってきた時(と、疾風伝26話でのおまけコーナー)では、ナルトが新しく開発したおいろけ系の術を披露しようとしたのだが、その時にサクラに殴られて吹っ飛ばされたため詳細は不明。
漫画版「BORUTO」12話では、ナルトの息子であるうずまきボルトも初使用している。
父親とは違った経緯で登場しており、護衛先のテントウに「変化の術を見せて欲しい」と言われた際にボルトが使用し、更に影分身の術と組み合わせて「ハーレムの術」までテントウに披露し、彼を驚かせた。
ちなみに、この術を見たサラダは、赤面しながらも「こんな術開発したやつぶっとばす!」と言っている。
派生技
本家
- ハーレムの術
影分身の術と組み合わせて使用。大人数で畳み掛けることにより、効果が倍増する。
エビスはこの技をモロに食らって鼻血ブーしてしまったせいですっかり堅物エリートのイメージが崩れてしまい、ナルトからも「むっつりスケベ」呼ばわりされるようになってしまった。
ただし、チャクラを大量に消費する影分身系統の技の特性上、作中の馬鹿馬鹿しい扱いに反して実際には超高等忍術といえる。
- チューリップの術
影分身の術の上位種である多重影分身の術との併用。こちらも、命にかかわるほどのチャクラを使用する禁術・多重影分身をみんなまとめて変化させるという荒業を考えると…。
- おいろけ・逆ハーレムの術
こちらは大人数の美男子に変化する、対女性用のおいろけの術。
一度きりのネタ同然の術だったが、意外な相手に使用した。
また、ゲームでもまさかのお披露目となり、大半のくノ一キャラが犠牲に…。
アニメ版に至っては緊迫感のあるBGMが消え、術が決まった直後に巻き添えを食ったサクラが鼻血を噴出しKOされるという演出が行われた。
- おいろけ・女の子どうしの術
木ノ葉丸が考案した影分身の術との併用。彼が影分身を完全に覚えた直後に、ナルトと再会した際に披露した。
別の姿をした美女二人に変化し、抱き合う姿を見せる技。それまでと違うのは女性の姿にバリエーションを付けている点で、ナルトを感激させていた。
(ナルトは専らナルコ状態によく变化し、他の女性に变化したのはあまり無かったからかもしれない)
- おいろけ・男の子どうしの術
上記の美男子バージョン。女性に対して効果あり。
木ノ葉丸が上記の「女の子どうしの術」使用後に、サスケとサイに変化して使用し、サクラを魅了した。ただしこの術のコンセプト故かナルトからは「キショイ物」と酷評を下している。
プロポーションを求める従来のおいろけ系と違って、変化する人物の対象やポージングが決め手となるらしい。
アニメでは流石にといった所か、諸事情でカットされている。
フルパワー忍伝
- おいろけ・男の子の術
対女性用のおいろけの術。アニメ版5話で木ノ葉丸が使用した。
裸体のサスケに变化し、サクラを魅了させた。
同話ではガイ先生バージョンである『おいろけ・新男の子の術』も登場したが、こちらは着用しているフンドシをわざと落とすことによって相手を気絶させていた。
- おいろけ・新男の子どうしの術
『おいろけ・男の子どうしの術』のガイ先生&リーくんバージョン。木ノ葉丸が使用し、周囲が違う意味でやられた。
- おいろけ・漢祭りの術
『(逆)ハーレムの術』のガイ先生バージョン。リーが木ノ葉丸によって食らわされ、トラウマからガイに暫く近づけなくなった。
アニメ版では、木ノ葉丸の顔にガイ先生の顔写真が貼られているという容姿に変更されている。
- おいろけ・サスケ祭りの術
『(逆)ハーレムの術』のサスケバージョン。ナルトが使用し、食らったサクラは鼻血吹いて気絶した。
上記の疾風伝196話による、影分身した偽サスケと似ているが、こっちは本家のおいろけ系同様服を着用していない点で異なる。
その他、フルパワー忍伝には派生技が数多くある。また、元々忍術が使えないリーがおいろけの術の名目で自他問わず女装するシーンが見られる。(→サスコ、ネジ子)
ゲームでの扱い
- ナルティメットヒーロー1、2
うちはサスケ(サスコ)とはたけカカシは写輪眼を使うことで相手の必殺忍術をコピーして使える。
これを利用すると相手がナルトの場合、おいろけの術を使うことができる。
また、第2作以降ではナルト(六道仙人モード以外の青年期全般)&木ノ葉丸&イルカの三人による『忍者学校(アカデミー)の問題児』という合体奥義の技が存在する。
三人揃って風魔手裏剣を相手に放つもイルカ以外の手裏剣は逸れ、イルカがナルトと木ノ葉丸を叱るため振り向くと二人は空かさず『おいろけの術』を使用し、鼻血を噴出したイルカがその勢いのまま対戦相手に激突するというイルカの初心さと鼻血の量を計算に入れた技。
この技の後、二人はイルカの拳骨を食らうこととなる。
※1:37頃から
- ナルティメットヒーロー4
上記の「おいろけ・逆ハーレムの術」が登場。サスケとサイを組んだ時に合体奥義として発動できる。
サイはナルトの提案に乗り気であったがサスケは嫌がっており、ナルトとサイによって無理矢理脱がされてしまう。
上記のサクラとカグヤに対しては原作再現されている他、ナルトの母親やサスケの娘等女性キャラの一部にも気絶するシーンが描かれる。逆に、男性やヒナタ等の女性キャラ(シリアスor本命の男子が別にいる女性キャラ)は気絶せず、呆れたサスケによって斬られるという展開になる。(この時、ナルトが巻き添えになりかかる)
関連タグ
忍法・跳頭(上):『ムジナ』に登場した忍法。カツラを跳ね上げる事で相手の注意を逸らす「忍法・跳頭」に春画を追加した事でパワーアップしている。