声:檜山修之
概要
宇宙海賊バルバンの幹部で、4つの軍団のひとつ「サンバッシュ魔人団」を率いる軍団長。
短気で騒々しい性格で、所構わず銃をぶっ放す。
樽学者ブクラテスを「樽じじい」(または単に「じじい」とも)と呼んでいるが、都合のいい時だけは「大先生」と煽てることもある。
封印が解けない魔獣ダイタニクスを復活させるため、ブクラテスの助言を元に、「エネルギー」を掻き集める。
各話での行動
第一章
「ヒャッホー!!封印が解けたぜぇ!!起きろぉー!!」
(第一章より。サンバッシュの初台詞。)
いの一番に目覚めて本人曰く、封印が解けた喜びを盛り上げようとするが、周りの呆れと怒りを買ってしまう。
地上に降り立った時は、バイクで爆走して銃撃をお見舞いした。
第二章
ゼイハブ「ジョーカーはどいつだ?」
サンバッシュ「フフン、俺だぜ。」
一番手のコルシザーを差し向けようとするが、他の軍団と言い争いになり、仲裁に入ったブドーを「おめえは引っ込んでな、ちょんまげ野郎!」と罵った。
ゼイハブが投げたトランプでジョーカーを引き当て、最初の行動隊長として作戦の責任者となる。
サンバッシュ魔人団
サンバッシュのことは「リーダー」と呼ぶ。
モチーフは昆虫や甲殻類。名前は共通して最後が長音になっている。ただし、軍団長のサンバッシュには特定の昆虫モチーフがない。
バルバエキスの容器はウイスキーの瓶型で「効くぜー」と言う。
ほぼ全員がノリや勢いで突っ走り、お世辞にも頭がイイとはいえない奴らで行動方針はブクラテスが頼りである。
とはいえ第六章のようにダイタニクスにまつわる過去(毒の星デラ星に行ったら、ダイタニクスの怪我がすぐに治った)に基づいて作戦を立てたり、第十章のように単なる行き当たりばったり(物凄い騒音で揺さぶり起こす作戦)でありながら、本当にダイタニクス復活のあと一歩まで行った事もある。
いずれにしても後先考えてない連中ばかりなので、ゼイハブからの信用はかなり微妙なものが有ったようだが、それでもイリエスとその配下であるイリエス魔人族に比べれば、まだマシだったらしい。
- コルシザー
声:吉原丈二
モチーフは蠍。
ブクラテスの助言を元にガソリンを集めた(この時、シェリンダはギンガの森のエネルギーを吸い尽くそうと独自に動いたが失敗している)。
等身大戦では炎一閃に倒され、なおも巨大化して襲い掛かるが、星獣ギンガレオンの業火炎に倒された。
- リグロー声:宇垣秀成
モチーフは蚤。熱を吸い取る能力を持つ。
「ダイタニクスは暖かい惑星で生まれた」というブクラテスの助言を元に熱を集めた。
人間の体熱や地上の熱を吸い集め、吸い取った熱を攻撃として放出する。
- ドレッドレッダー
声:石井隆夫
モチーフは百足。
「電気ショック療法でダイタニクスを目覚めさせよう」というブクラテスの助言を元に電気を集めたが、キャパシティが低すぎたためにブクラテスから「何万年もかかる」と酷評された。
吸収装置を取り付けられたことで集められる量が増え、ヒカルの雷のアースを吸収したが、最後はハヤテとヒカルのコンビネーションの前に敗れる。
巨大戦ではギンガルコンとギンガベリックの2体と戦い、あっさり倒された。
2015年の戦隊にも電気属性を持つ百足の怪人が登場している。
- バクター
声:戸部公爾
モチーフはタガメ。
バルバン一の武器コレクターで、3000年前には自在剣・機刃を盗んでいた。腕を触手のように伸ばすことが出来る。
555の武器を集めて「闇の窯」で煮詰めて作る大暗黒剣でダイタニクスの封印を砕こうとするが、奪い取った5本の星獣剣を自らのコレクションにしようとしたことでサンバッシュの怒りを買う。
リョウマから星獣剣を奪うがそれは急遽作られた偽物に過ぎず、さらにサンバッシュとの内輪揉めに乗じて機刃を取り返され、ヒカルに闇の窯を壊されたことで作戦は完全に失敗に終わる。
等身大戦は機刃の激輪に敗れ、巨大戦は業火炎であっさり倒された。(その時間は約20秒)
独断行動が結果的にギンガマンを強化させたため、イリエスと並ぶバルバンの大戦犯に挙げられる。
- タグレドー
声:坂口賢一
モチーフはクワガタムシ。トルバドーの弟。
食べた物を体内で毒に作り変える能力を持ち、それをガスとして噴射する。
星獣を石化するが、その星獣が自在剣・機刃の力によって銀星獣およびギンガイオーに転生し、ギンガイオーに倒された最初の魔人となった。
第六章での初登場の際、「まさかあいつを…?!」とシェリンダに言わしめており、その能力と戦績からてれびくんで行われたギンガマンの強敵ランキングでは4位に入っている。
- トルバドー
声:喜多川拓郎
モチーフはカブトムシ。タグレドーの兄。
角の砲台が武器で、石化した星獣を破壊しようと目論むが、弟と共にギンガイオーに倒された。
弟とは逆に、てれびくんで行われた役に立たない魔神のリストに入ってしまった。
その後、サンバッシュはギンガイオーまでも復活させたことをゼイハブとシェリンダに責められた。
- ドルマー
声:桑原たけし
ダイタニクスに料理の匂いを嗅がせて目覚めさせようとする。
スーツはリグローの改造。
- マンディガー
声:丸山詠二
モチーフはカマキリ。
切れ味鋭い大鎌が武器。聖なる力を封じるとされる隕石を手に入れ、ギンガマンを倒そうとする。
スーツはドレッドレッダーの改造。
- ストイジー
声:大竹宏
モチーフは蝉。
ダイタニクスを騒音で起こそうとするが、ハヤテの風の笛で掻き消される。
声を演じた大竹は2年前の戦隊でも暴走族の敵怪人を演じている。
- ネイカー
声:井上文彦
モチーフはスズメバチ。
自分達バルバンが海底地震で復活した事から大地震を起こしてダイタニクスを目覚めさせる作戦を行う。
- グリンジー
声:大川透
モチーフはザリガニ。
サンバッシュ魔人団最後の一人。
アースでないと開かないギンガの光が入っているとされる箱を開けるため、地割れに落ちたはずのヒュウガに化けて、リョウマを騙した。
グリンジーは巨大化してリョウマ以外の4人が乗ったギンガイオーと戦うも敗れ去った。
スーツはタグレドーの改造。
その壮絶な末路
相次ぐ作戦の失敗で後がなくなったサンバッシュは、ラストチャンスとしてネイカーによる作戦を実行させた。
ネイカーはギンガマンに倒され、十二章でついに処刑を言い渡されるも地震作戦が二段構えであることを伝え、最後の魔人であるグリンジーをヒュウガに変身させて人質にするとギンガマンを海岸に呼び寄せ、ネイカーが発生させた大地震の影響で出現した洞窟に誘い込み、リョウマにアースでしか開けない扉を開けさせ、ギンガの光が収められているという宝箱をグリンジーに奪わせた。
巨大化したグリンジーがギンガイオーに敗れ、自信もまたギンガレッドとの一騎打ちに敗北したものの最後の力を振り絞り宝箱を開けた。
だが中には何も入っていなかった。
それはサンバッシュが「どでかい事」をやるためにゼイハブ船長にも内緒で3000年も守り通してきた情報が破たんした瞬間だった。
元々ギンガの光を地球に持ち込んだ者を討伐したのはサンバッシュで、彼からギンガの光の隠してある場所を聞き出すことに成功し、その情報を基にギンガマンを罠に嵌めるという作戦だったが、場当たりすぎる性格が災いして確証を取らなかった為嘘であることに気付かなかったのだった。
ヤケを起こしたサンバッシュはバイクでギンガレッドを攻撃して道連れにしようとするも、すれ違いざまに二刀一閃を受け、そのままバイク諸共崖から落下、爆死した。
余談
檜山は今作以前に『五星戦隊ダイレンジャー』で神風大将、『忍者戦隊カクレンジャー』で妖怪イッタンモメン、そして後年『動物戦隊ジュウオウジャー』でヤバイカーを演じるなど、とにかくスーパー戦隊シリーズにおいてはバイクに乗る暴走族系怪人としての出演が多い。
関連タグ
星獣戦隊ギンガマン 宇宙海賊バルバン 宇宙虐滅軍団ウォースター:こちらも昆虫型宇宙人が構成員の組織。