概要
タツノコプロのタイムボカンシリーズヤッターマンでヤッターマンが使用するメカニックの総称。この記事では初代・リメイク版両方について記載し、夜ノヤッターマンに登場するメカニックについては個別記事を参照。
ヤッターワン
ヤッターメカ第1号。
初代ではあまりやる気のない性格、リメイク版では正義感の強い性格になり、語尾に「~ワン」とつけるようになった。
詳細はヤッターワンを参照。
ヤッターペリカン
CV:池田勝(旧アニメ)/山寺宏一(リメイク版)
ヤッターメカ第2号。ペリカンをモデルとしており、飛行が可能。初登場は初代・リメイク版共に第14話。
初代では父親の作りかけだったメカをガンちゃんが完成させたものとなっているが、リメイク版では未来のガンちゃんが完成させたものを現代へこっそり持ち帰った。ギャグメカアニメなんだからタイムパラドックスがどうとか考えてはいけない。
初代
主に飛行による移動を行い、空中戦が得意だが車輪による陸上走行も可能。更に水鳥がモチーフとあってか外輪を使って水上移動もできる。この外輪、非常に頑丈で攻撃への転用も出来る代物。
メカの素はドジョウ型。ヤッターキング登場後は最終話まで出番がなかった。
リメイク版
登場の経緯は上記の通り。英語を交えて会話する。当初は指図されることを嫌い、自分が高性能メカであると鼻にかけて旧型であるヤッターワンを見下していたが、ドロンボーにあっさり騙されたこと、ワンの持つ正義の心に感銘を受けて以降彼を「先輩」と呼んでいる。
ドロンジョからはアヒルだのコウノトリ呼ばわりされ、その度に「ミーはペリカンです!」と激怒する。登場回数が重なるに連れ坂上二郎のギャグである「飛びます飛びます」を振り付きで言うようになる。
最近ウィングカッターを使用した盆栽にハマっているとか。
機能上宇宙飛行も出来るが、気密性に難があるので宇宙飛行についてはヤッターアンコウにウツボブースターを取り付けることで対処している。
ヤッターアンコウ
※左:初代・右:リメイク版
CV:池田勝(旧アニメ)/山寺宏一(リメイク版)
ヤッターメカ第3号。アンコウをモデルとしており、水中戦を得意とする。初登場は初代は第27話、リメイク版は第25話。
メカの素はアンパン型。
初代
水中での戦闘・移動に用いるが、陸上移動や飛行も可能。出動2回目となった第28話では宇宙進出も果たしている。
ドロンジョからはナマズ呼ばわりされた。ヤッターキング登場後はヤッターキングに格納される形での登場を除き、最終話まで出番がなかった。
リメイク版
代のガンちゃんが初めて設計と製作の両方を行ったヤッターメカで、性格はガンちゃんと同じだが、芸人のような口調で話を振るため、初登場時は開発者本人であるガンちゃんから本当に自分の性格かと疑われた。
語尾に「~ダスー」を付け、東北弁風の方言訛りの言葉で喋り、時々、方言訛りを交えたラップを披露する。
ドロンジョからはナマズだのヒラメ呼ばわりされ、トンズラーからは田舎モン呼ばわりされ激怒した。ガンちゃんがメカのモチーフをチョウチンアンコウにしたのは不機嫌な顔のアイちゃんがチョウチンアンコウそっくりだったから。因みにこのことを本人の前で迂闊にも喋ってしまい、アンコウのコクピット内で叩きのめされた。
第40話で初代同様宇宙進出を果たす。宇宙飛行時はウツボ型のブースターを装着する。
なお国分寺にあるヤッターマンの基地から海へ出るルートは
ヤッターマン基地→秘密水路→玉川上水→井の頭公園の池→神田川の地下調整池→東京メトロ丸ノ内線・副都心線より深い場所の地下水路→御茶ノ水駅横の川神田川→お台場となっている。関東民にしか伝わりづらいネタである。
ヤッターキング
初代とリメイク版で登場の経緯・性能が大きく変わったメカ。詳細はヤッターキングの記事を参照。
ヤッターゾウ
CV:池田勝
第91話より登場。ヤッターキングの後継機となる大型のゾウ型母船メカ。
ブル、ドジラ、パンダ&コパンダ、よこづなを搭載する。
ヤッターブル
CV:緒方賢一
初代のみ登場したメカ。ブルドッグ型メカ。第58話で初登場し、初出動は第63話。少し恥かしがりやな性格だが、タフで一度噛み付いたら絶対に離さない。メカの素はヤッターワンとの差別化の為か骨型ではなくホットドッグ型。
ヤッターパンダ&コパンダ
CV:池田勝(パンダ)、滝沢久美子(コパンダ)
初代のみ登場。パンダの親子をモチーフとしたメカで、コパンダはパンダの頭上に乗ってサイレンを回す。
メカの素はサトウキビ型。
ヤッタードジラ
初代のみ登場。恐竜をモチーフとした潜水メカで、脚部の足部分はスキー板状になっており、水上や雪山の滑走などが可能。メカの素はどら焼き型。
ヤッターよこづな・ヨコヅナ
CV:緒方賢一
初代・リメイクの両方に登場。初代ではよこづな、リメイク版ではヨコヅナ表記となっている。
初代
闘犬をモチーフとしており、初登場の第91話以降殆どの回で出動している。メカの素は白星型。
リメイク版
タイムスリップ先の江戸時代でガンちゃんの祖先である高田岩之介が開発したメカ。
初代と異なり、第27話で1度限り登場したゲストキャラ。木と紙だけで作られたからくり仕掛けの張り子に近い作りだったため、ドロンボーメカのエドハルミヨンに敗北を喫する。
ヤッタージンベエ
CV:山寺宏一
リメイク版のみ登場。第36話より登場した母艦メカ。ヤッターメカの目的地への到着時間がそれぞれ大きく異なるという弱点を解消するため、ガンちゃんが開発。内部にヤッターメカを複数搭載可能なスペースを持つ。
巨大なメカなので国分寺の中心部に近いヤッターマン基地の地下に置いておけるスペースがなく、基地から10km離れた湖の地下に格納している。出動時には周辺の交通信号全てが停止信号を現示し、風圧で周囲の建物を破壊しないように電磁ネットが張られる。おとなしく、涙もろい性格で戦闘にはほぼ参加しない。
第45話ではニューヨーク警察に駐車違反のキップを切られていた。
休日は太平洋で彼女を探している。
メカの素は煎餅型。
ヤッターモグラ
CV:山寺宏一
リメイク版のみ登場。第39話より登場。かなり根暗で理屈っぽい性格だが、アイちゃんに頼まれるとやる気を出す事がある。アンコウ程ではないが訛っていて、茨城弁や栃木弁に近い喋り方をする。
趣味はゲームと日光浴で、ゲームの腕前はプロ並み。ただしモグラ叩きは苦手。初登場から3ヶ月近く出番がなく、モグラ自身は最初こそ気にしていたもののドラゴンクエストⅨ 星空の守り人にハマるようになってからは気にしなくなった。メカの素はグラタン型。
ヤッタードラゴン
CV:山寺宏一
リメイク版のみ登場。第50話より登場。元々は伝説世界の竜神だったが、現実世界で祠に祀られていた自身の壊れた石像をガンちゃんに直してもらい、その優しさに惹かれ伝説世界へとヤッターマンたちを召喚した。この時ドロンボーから額の勾玉を狙われており、窮地に追い込まれたがアイちゃんが咄嗟に投げたメカの素(ヤッターワン用)を取り込みヤッタードラゴンへ進化を遂げた。
喋り方はかなり古風でリアクションが大きく、歌舞伎のような言い回しをする。
ピンチのときにだけ現れるが、いつでもどこでも出られるわけではない。
第58話でダベンキメカの猛攻により一度消滅するも最終話で『ヤッタードラゴン2.0』として復活した。本人によるとヤッタージンベエへの搭載が可能になったとのこと。
ちなみに登場シーンのBGMは山本正之のプロデビュー作である燃えよドラゴンズ!をアレンジしたもの。メカの素は旧アニメに登場したヤッタードジラと同様どら焼き型。
ヤッターコング・ココング
CV:山寺宏一
リメイク劇場版のみ登場。高田徳兵衛が開発したメカで、アメフト選手風のゴリラ型メカ。
ココングはオモッチャマぐらいの大きさで、王子のボディーガード用。メカの素はバナナ型。
ヤッターゼロ
CV:山寺宏一
ヤッターマン初の悪のヤッターメカ。劇場版のみ登場したメカで、パ・ズール大臣が操る心を持たない戦闘メカ。ガンちゃんの父・高田徳兵衛が開発していたが、パ・ズール大臣の企みを知って開発を中止。それをボヤッキーが完成させた。
正義の心の結晶「メモリー」があり、ゼロ消滅後も結晶は残った。この結晶がTVシリーズ終盤で重要な鍵を握ることになる。