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スロウスの編集履歴

2019-06-15 01:38:46 バージョン

スロウス

すろうす

スロウス(Sloth)とは、七つの大罪の一つで「怠惰」を意味する言葉。または各創作物のキャラクター。

スロウスとは、

  1. 七つの大罪における『怠惰』。
  2. ナマケモノ動物)の英名。そのまんまですね。
  3. 1 を由来とするキャラクターの呼称。本頁にて説明する。

鋼の錬金術師のスロウス

作品ごとの設定

原作漫画及び2009年版アニメと、2003年アニメでは別人。

怠惰ラクガキ

これは、2003年アニメ製作当時には、原作ではまだスロウスが未登場であったためである。


原作及びTVアニメ2009年版

鎖描くのめんどくせぇ…

CV:立木文彦


アメストリスの地下で国家錬成陣のための「円のトンネル」を掘りつづけていたホムンクルス

本格的に活躍するのはブリッグズ編から。「お父様」により5番目に創造された「怠惰」のホムンクルス。

ウロボロスの紋章の位置は右肩の後ろ。名の通り極度の面倒臭がりやで、「めんどくせぇ」を口癖とする。

伸び放題のに極端に発達したゴリラのような上半身を持ち、ホムンクルスの特有の幾何学模様は顔の右半分にまである。裕に4mはあろうかという巨躯の持ち主であり、真の姿のエンヴィーを除きホムンクルスでは最大の体躯。


能力

怪力戦車砲弾もものともしない強靭な肉体を武器とするが、彼自身の固有能力は驚異的なまでの速さ。人間では目視不可能なほどのスピードを発揮できる上に、一瞬で最高速度まで到達する瞬発力まで有している。そのため最速のホムンクルス」を自称している。

その巨体と重量を載せた全てを破壊する超高速の突進を最大の武器とする。(尚、速過ぎて当人もぶつかるまで止まれない)


両腕のは自分でもコントロールできないスピードを抑制する為に「お父様」が与えたもの。戦闘時にはこの鎖も充分な武器となる。

しかしめんどくさがり屋なので普段はその本来の力をさっぱり使わない。


劇中での活躍

トンネルを掘っている最中にブリッグズ要塞地下に行き着いてしまい、そこでオリヴィエ・ミラ・アームストロング少将率いるブリッグズ勢とエルリック兄弟の共同戦線と激突。地上まで引きずり出された後、寒冷地用の燃料を浴びせられたまま要塞の外に放り出されて凍り漬けにされてしまう。

しかし、ゾルフ・J・キンブリーの見舞いとブリッグズ要塞の視察に来ていたレイヴン中将がブリッグズ勢を言いくるめたことで地下に戻され、レイヴン中将に諭されてトンネル工事を再開。


その後セントラルでの最終決戦前の年末にトンネルを掘り終え、その後はお父様護衛として付いて回るようになる。

そして最終決戦で中央司令部内で反乱を起こした少将の前に立ち塞がり、途中で援護に入ったアレックス・ルイ・アームストロング少佐や少将の説教に感化された司令部の兵士たちと激突。

次々と増える増援を前に遂に「最速」を解禁してあと一歩まで追い詰めるも、助太刀に入ったカーティス夫妻の登場で一気に形勢を逆転され、最期は床に錬成されていたにどてっ腹を刺され、そこで賢者の石の残量が尽きて消滅。今わの際まで「めんどくせぇ」と言って散っていった。


仕事を面倒臭がってサボる事はあれど、作中では基本的にずっと働き詰めであったことがネタにされる。


TVアニメ2003年版

スロウス

CV:鷹森淑乃


原作には登場しない2003年版オリジナルキャラクター。

エルリック兄弟が母親であるトリシャ・エルリックを蘇らせようと人体練成に手を出した結果生み出された、「人の形をしてなかった化け物」を素体とするホムンクルスウロボロスの紋章は左胸。


生前のトリシャは原作とは異なり、に依存するあまりに、夫が失踪した後には育児に消極的であったり、病気治療をせず緩慢な自殺を迎えるなどの怠惰な面があったため「スロウス」となった。

ただし、トリシャと完全な同一人物ではなく、実質的には別人である。


性格はトリシャとは正反対で、狡猾な性格。非情に知謀に長け、ホムンクルスの中では最年少であるにも関わらず、「ジュリエット・ダグラス」の偽名でキング・ブラッドレイ秘書として活動するなど優遇されていた。

ジュリエットの時にはトリシャと同じ茶髪だが、地毛はラストやグリードと同じく黒髪である。


能力は身体の液状化

水道管を通り滴の様にしたたった水溜りから再度人型になったり、周囲のを取りこんで巨大な水流と化して吹き飛ばす、身体を伸ばす事で間合いを一瞬でつめる、湖の水と同化して対岸へ移動する、他人を自らの肉体で包みこみ拘束、あるいは溺れさせるなど非常に応用範囲が広い。体の水を利用した打撃は、ガトリング砲すら通じないエドの土壁を一撃で粉砕するほどの威力を有する。


また液化してしまうため物理攻撃はまったく通用せず、体内で爆発を起こされ粉々の水滴になった際も水が集まって再生してしまうほど。そのためホムンクルスの持つ再生能力自体ほぼ使用する意味がなく、残機が減ることすら無いに等しい

ただその能力から冷気に弱く、浴びれば全身が凍結して動けなくなってしまうが、しかし一時的な冷気であれば細胞振動させることでを発生させ、自らの力で解凍することも出来る。


その力を使い、自らの体内へラースを匿ってからは、彼から「ママ」と慕われ、行動を共にすることになる。母性を求めていたラースが女性の体内に匿われることによって胎内回帰のように認識したためで、この先、彼の行動は徐々に幼くなっていく。またホーエンハイムに対しては、彼の全身を液化させた下半身で包みこみ、拘束を行った。

ただし当のスロウスは脳裏に残っていたトリシャの記憶である「母親としての自分」「妻としての自分」を否定することで「スロウスとしての自分」を形作ろうとしていた。


ラストの描いた封印錬成陣とトリシャの遺骸(恐らく髪)を用いたエドの錬成により、残る赤い石を全て吐き出し魂のストックが1つだけになるも、上述の能力によりダメージすら受けない無敵ぶりを見せる。しかしラースがエドから奪った遺骸を取り込んだことを忘れて合体能力を使用したため急速に弱体化してしまい、エドにより、体内のすべての水分をすべてエタノールに再構築され、蒸発し消滅した。


余談だが、キャラクターデザイン担当の伊藤嘉之氏によれば、スロウスの衣装はウエディングドレスをモチーフにしたとの事である。


DVD特典の4コマ漫画では、スロウス(ジュリエット)の身体の水で沸かしたお湯でカップラーメンを食べたエドが「おふくろの味」と涙を流したり、エドとアル、ホーエンハイムに素行の悪さに怒鳴りつけて「おかん最強」と言わしめた。


関連タグ

鋼の錬金術師 ホムンクルス

怠惰

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