特に現代における創作作品では、大きく二種類に分けられる
- 中世から各種物語などで存在する、人間の女性に近い容姿をもつモンスター(ハーピー、サキュバス)など、先天的な存在。
- 男性型、もしくは雄雌の区別はあるが、人間の基準では女性型とは判別つきにくい魔物を女性化、いわゆる「擬人化」された後付で誕生した存在
定義
具体的な定義がハッキリとあるわけではないが、基本的に「外見上において人間以外の要素を強く持ち、かつ人間の美女・美少女の姿(特に顔)がはっきりと分かるモノ」を指すことが多い。
単なる擬人化よりは人外要素がかなり強く、下半身や四肢が異形(主として動物のもの)になっている姿のものが大半である。いわば一種のキメラだが、そのベースはあくまでも人間(女性)。特に頭・顔~胸にかけては人間と大差ない姿のものが多い。
哺乳類系のモンスター娘はケモノとの区別が曖昧な部分もあるが、モンスター娘は「マズルがない」「毛皮が顔の全面を覆わない」という二点によってケモノと区別されることが多い。
- このことから、美少女に獣の耳がついたキャラもモンスター娘に分類されることもあるが、それらは獣耳として別の属性・ジャンルと見なされることが多い。
上記の定義に概ね沿った参考画像
なお、基本的には魔物娘・人外娘と同義であり、どのタグが付けられるかは投稿者・閲覧者による(複数が付けられることもある)。
モンスター娘と出典・デザイン
神話(特にギリシャ神話)や伝説に現れる女性型怪物をモチーフとすることが多いが、その造形に関しては現代のTRPG・RPGやカードゲームなどからの影響も極めて大きい。
本来の神話では必ずしも異形の女性としては描かれていないものがモンスター娘化されたり(例:アラクネ)、
あるいは姿を大幅に変えてイメージされたり(例:スキュラ)というのもその例である。
また、神話・伝承では固有名詞であるのが、種族名として用いられることも多い(例:ラミア)。
さらに、神話やゲームにおける既存のモンスター娘に触発されて、新たなモンスター娘を創造することも頻繁に行われている。
代表的なモンスター娘
- ラミア……下半身が蛇
- 人魚/マーメイド……下半身が魚
- ハーピー……下半身が鳥、腕が鳥の翼
- スフィンクス……下半身がライオン、鷲の翼
- セイレーン……下半身が鳥(魚の場合もある)
- スキュラ……下半身が触手(神話では異なる。スキュラの解説参照)
- アルラウネ……下半身が花(伝承では異なる。アルラウネの解説参照)
- マンドラゴラ(マンドレイク)……根が人型の植物。頭の上に花や葉
- アラクネ……下半身が蜘蛛(神話では怪物ではない)
- ケンタウロス……下半身が馬(男性を含む)
- スライム娘……体全体が半液体でできている
- 竜娘……体の何処かが竜になっている。あるいは女の子に化けた竜や、半竜半人の娘
- サキュバス……蝙蝠翼+角+尻尾がデフォルト
- 鬼娘/角娘……単なるラムちゃんのこともあるが、肌色まで違うケースも
- 単眼……いわゆるモノアイ
- 獣耳……人外要素の強さによってはモンスター娘に分類されることもある
- 妖精……エルフ耳+小人+翅
- ゾンビ娘……ゾンビにされた女の子。もとは人間なので厳密には人外ではない
- ミイラ女……ミイラにされた女の子。これも同上。
- 女幽霊/幽霊娘……幽霊になった女の子。これも同上。
- 宇宙人娘/エイリアン娘……異色肌が多いが、作品によっては地球人とほぼ同じ容姿
関連イラスト
関連タグ
別名・表記ゆれ:Monstergirl/モンスターガール
人外 人外娘 魔物娘 モンスター 妖怪 人魚 擬人化 ケモノ
個別の作品・キャラクター
ウルトラ怪獣擬人化計画 - 円谷プロ公認の元、大量のモンスター娘(怪獣娘)が生み出されている。上記のモンはれともコラボしている。