神原拓也
かんばらたくや
概要
CV:竹内順子
『デジモンフロンティア』の主人公。自由が丘に暮らす小学5年生の少年。
正義感が強く明るい熱血漢。運動神経は抜群でサッカーが得意。家族構成は父の宏明・母の由利子・弟の信也。
信也の誕生日に携帯電話に届いたオファニモンからの「未来を決めるゲーム」のメールの指示に従って、渋谷駅に向かう途中で輝二と出会い、デジタルワールドに向かうトレイルモンの中で純平、泉、友樹と出会う。
赤&黒色のディースキャナと「火」のスピリットを与えられ、ヒューマンスピリットでアグニモン、ビーストスピリットでヴリトラモンに進化する。
困っている相手を助けずにいられない優しい性格だが、旅の中では常に仲間達の先頭に立って行動する癖があり、たまに(仲間を思っての事だが)自分の意見を強引に通そうとする部分が災いして、性格が正反対な輝二と衝突することもあった。また、弟と重ねているため友樹の事をよく気にかけており、友樹からも「拓也お兄ちゃん」と呼ばれて慕われている。
ちなみに料理のセンスは皆無で、19話では皆が戦っているにも関わらず戦いそっちのけで、同レベルの輝二と話の最後まで争っていた(詳細はハンバーガー対決事件の記事を参照)。
頭の方は歴代主人公に倣ってあまり良くないらしく、デュナスモンの「ブレス・オブ・ワイバーン」の余波で月まで飛ばされた時には、「全員の技の勢いで月をデジタルワールドまで動かせないか」という頓珍漢な脱出方法を提案・実践して、皆を呆れさせた事がある。
その一方、ダスクモンに完敗したことで自信喪失し1人で人間界に帰ろうとした弱さと、ブラックセラフィモンやルーチェモン・サタンモードの圧倒的な強さの前に絶望して泣き出すという涙もろい一面とがあり、最終決戦を前にしてラスボスの強さを前に泣き出した主人公は、今のところ彼が唯一(厳密に言うと「デジモンセイバーズ」の大もイグドラシルに歯が立たず涙を見せているが、これは最終決戦ではない)。
ダスクモンには一度は完敗こそしたものの、結果としてそれがフィジカル・メンタル両方の大きな成長に繋がり、最終的に冒険を通じて、判断力にも優れたリーダーに成長している。
余談
- 終盤では幾多の困難を乗り越え立派なリーダーとして成長したが、当初はアニメディアのインタビューで制作者曰く、「いい奴だし平時には頼れるリーダーだが、いざという時に頼れるリーダーかというとそうではない」と言われており、当時のファンのブログなどでも、おおむねリーダーとして不足と評価されていた(ちなみにそれを示唆しているのかは不明だが、キャラクターソングの『サラマンダー』の二番の冒頭は、「リーダーなんてさ 俺のガラじゃないそうだろう?」という歌詞で始まっている)。